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【DoCoMo】第3四半期連結決算は増収減益

2007年01月31日 20時58分49秒 | DoCoMo
 NTTドコモは、2006年度第3四半期連結決算を発表した。2006年4~12月の9カ月間の営業収益は前年同期比0.4%増の3兆5,970億円、営業利益は2.4%減の6,769億円、税引前利益は16.1%減の6,807億円、当期純利益は21.8%減の4,037億円の増収減益となった。

 営業利益の進捗率は83.6%となっている。税引前利益と最終利益で大幅なマイナスになっているのは、前年同期にハチソン3G UKの株式売却益で620億円、KPNモバイルの株式売却益で400億円を計上していたことが影響したとしている。

 携帯電話収入は、前年同期に比べて0.9%増の3兆1,576億円。「2か月くりこし」サービスの失効見込み額の収益計上分の267億円が影響しており、それを除くと、前年同期に比べて若干の増加に留まる。

 9カ月間累計の純増シェアは34.0%。「11月には一時期に減少したが、12月には903iシリーズの投入でプラスに転じた」と説明した。また、解約率については、第3四半期で0.93%になっており、「1%と見込んでいたことに対しては想定内といえる。2月下旬から3月にかけては、ワンセグ機能搭載端末や、703iシリーズの投入によって、純増数を伸ばしたい」とした。

 営業費用は、前年同期に比べて313億円増の2兆9,201億円。「FOMA端末の販売構成比が、前年同期の63%から、今年度は91%へと増加。MNP後の販売数の増加も影響して、収益連動経費が335億円増加した」(NTTドコモの中村維夫社長)という。12月末現在のFOMA契約数は3,211万で、全契約数の61.5%を占めており、今年度末には3分の2となる3,480万契約を目指すという。


ドコモ、第3四半期連結決算は増収減益

 DoCoMoはあれだけ端末を値引き販売すれば減益になるのは当然の結果だろう。そこまでしても、9ヶ月間の累計の純増シェアが34%に過ぎないというのは深刻と言えそうだ。端末を値引き販売しても、料金プランやサービス内容がユーザーから受け入れられなかった結果なのだろう。

 慌ててフルブラウザ向けパケット定額プランを発表したが、それだけではこの厳しい状況は変わらないだろう。

 2月下旬から703iシリーズとワンセグ端末を投入するというが、まだ1ヵ月近くあり、それまでは何もしないつもりなのだろうか?ワンセグ端末と言っても、他社にない画期的な新機種というよりは、AQUOSケータイなどはソフトバンクのものを手直しした程度の印象なので、他社から乗換をうながすほどの魅力はなさそうだ。

 このままではDoCoMoに明るい材料はほとんどなく、ジリ貧状態がしばらく続きそうだ。


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