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【6月の携帯・PHS加入者数】ソフトバンクが2カ月連続で1位

2007年07月06日 17時57分55秒 | ケータイ
 電気通信事業者協会(TCA)は、2007年6月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。契約数は3社ともに純増を記録し、5月に初めて純増数月間1位を獲得したソフトバンクは、6月は20万人以上の純増でトップを獲得している。

 NTTドコモは8万8,800人の純増、KDDIは13万3,200人の純増(内訳はauが20万7,700人の純増、ツーカーが7万4,500人の純減)、ソフトバンクは20万4,800人の純増。

 四半期ごとに数値が公表されるイー・モバイルの加入者数が初めて発表されており、第1四半期(4~6月)の加入者数は6万200人となっている。

 ドコモは、総務省からの依頼により、2つの電話番号を1つの端末で利用できるサービス「2in1」の利用者を1契約として報告している。6月のドコモの純増数、8万8,800人には「2in1」の2つ目の番号(B番号)は含まれていない。

 なお、6月の「2in1」サービス利用者は5万4,000人で、累計は6万6,800人。5月の「2in1」サービス利用者は1万2,800人だった。5月のドコモの純増数8万2,700人には「2in1」利用者が含まれており、今回と同様の「2in1」利用者を含めない5月の純増数は6万9,900人だったことになる。

 第3世代携帯電話では、ドコモが74万5,300人、auが22万2,000人、ソフトバンクが52万7,100人。インターネットサービスは、iモードが5万8,700人、EZwebが13万7,100人、Yahoo!ケータイが22万2,400人の純増となっている。

 PHSの契約数は、ウィルコムが2万2,000人の純増、ドコモが2万8,400人の純減。PHS全体では6,400人の純減となっている。

 なお、MNP利用した6月の契約数についても、各社が明らかにしている。転入と転出を差し引きした各社の結果は、ドコモが6万3,400人のマイナス、auが5万3,900人のプラス、ソフトバンクが1万1,600人のプラスとなった。また、転出のみで転入を受け付けていないツーカーは2,200人のマイナスとなり、auとツーカーを合算したKDDIとしては5万1,700人のプラスとなった。


6月の携帯・PHS加入者数、ソフトバンクが2カ月連続で1位

 噂通りに先月のソフトバンクは強かった。これで2ヶ月連続で月間シェアNo.1となった。

 5月は店頭などで見る限りはそれほど実感のわかない首位だった。しかし、明らかに6月のソフトバンク売り場は一部では「新スーパーボーナス一括」セールで過激なほどに盛り上がるなど、勢いを感じさせるものだった。

 一番の要因はやはり6月から始まった「ホワイト家族24」だろう。時間帯を気になることなく、家族といつでも話せるという通話定額の素晴らしさをユーザーが実感し、それが家族だけでなく、知り合いにも広まっているのだろう。この現象は「ウィルコム定額」を開始した頃のウィルコムの勢いにも似たよう物を感じる。

 6月下旬から無料S!ベーシックパック(自網用S!ベーシックパック)でインターネットアクセスできないようになったため、Yahoo!ケータイの純増数が伸び悩むかと思いきや、他社を圧倒するほど伸びている。これは3G化が進み、プリペイド比率も下がっている証拠ではないだろうか。6月のソフトバンクに関しては、3社の中で一番内容がいいように感じる。

 ウィルコムとの違いは、やはりそのユーザー数の多さだろう。それだけにウィルコム以上に無料通話の相手が多いわけで、そのメリットは大きい。

 逆に、基本料に割高感があり、通話無料サービスも実現していないDoCoMoとauは完全にソフトバンクにお客を奪われつつある状況だ。

 MNP開始時はauの一人勝ち状態だったが、今では完全にDoCoMoの一人負け状態になってしまった。それでもDoCoMoは「ファミ割MAX」などの割引サービスだけでごまかそうとしているが、さすがにもうそんな小手先の対策ではユーザーの流出防げそうもない。

 一時はサービス競争が注目されていたが、今は完全に料金戦争へステージを移そうとしている。DoCoMoとauがそれにどのような回答を用意するのかが楽しみだ。

 DoCoMoは2in1の利用者数を契約者数に入れれば14万を越え、KDDI(au)の純増数を上回る計算だったのだろうが、大きな誤算となってしまった。

 auユーザーからすると、一度DoCoMoに抜かれた方が、料金の値下げなどしなくても、このままでもやっていけると、やや安心し切っているauの目を覚まさせるのにはよかったのかもしれない。auが今までの連続1位から3位に転落すれば、むしろ面白かったのかもしれない。

 ウィルコムは前月よりもさらに減り、予想通り低迷したままだ。Advanced W-ZERO3[es]発売前の買い控えもあるかもしれないが、原因はそれだけではない。

 やはり、ソフトバンクに客を奪われている可能性が高く、イー・モバイルの存在も多少は影響しているのかもしれない。

 やっとウィルコムも危機感を持ったようで、最近は端末の店頭価格が下落傾向にあるが、相変わらず端末ラインナップが増えないので、しばらくは苦しい状況が続きそうだ。

 もはや割安感がなくなってしまっているので、音声通話、データ通信の両面の料金見直しも必要だろう。

 完全に今のウィルコムはソフトバンクに食われていると言えそうだ。このままでは食い尽くされてしまうという危機感を持って、サービス、端末、料金のすべての面で巻き返しをして欲しいところだ。


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