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【11月の携帯・PHS加入者数】DoCoMoが初の純減

2006年12月07日 20時06分58秒 | ケータイ
 電気通信事業者協会(TCA)は、2006年11月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。

 携帯電話契約を見ると、NTTドコモが1万7,500人の純減を記録した。これまで一部地域で純減を記録したことはあったが、全体としては今回が初めて。またKDDIは32万4,900人の純増となっており、その内訳はauが47万9,600人の純増、ツーカーが15万4,600人の純減となっている。また、ソフトバンクモバイルは、6万8,700人の純増を記録している。

 第3世代携帯電話では、ドコモが98万8,900人、auが50万1,900人、ソフトバンクモバイルが48万3,800人の純増となった。今月でNTTドコモのFOMAは3,000万人を、ソフトバンクモバイルの3Gは500万を超えている。

 インターネットサービスでは、iモードが5万6,200人の純減を記録した。こちらも過去に一部地域でマイナスを記録したことはあったが、ドコモ全体としては初めての純減となる。また、EZwebは36万7,300人の純増となった。純増数が延びたソフトバンクモバイルだが、Yahoo!ケータイは、3,600人の純減となっている。ソフトバンクでは「11月には大口の法人契約を獲得したことで純増数アップに繋がったがS!ベーシックパックを伴わないものだった。また2Gから3Gへ移行するユーザーでS!ベーシックパックを契約しない場合があること、プリペイドの有効期間延長などが、純増にもかかわらずYahoo!ケータイの純減になったのではないか」と説明している。

 PHSでは、ウィルコムが2万4,900人の純増となる一方、ドコモが2万4,600人の純減で、アステルは変動なしという結果になった。ウィルコムは前月度よりも純増数がさらに減少したが、11月15日にはウィルコム喜久川社長が「MNPの影響で音声ユーザーの10%程度が影響を受けている」との分析を示している。

 MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用した11月の契約数については、ドコモは約16万人のマイナス、auは22万5,300人のプラス、ツーカーは7,800人のマイナス、ソフトバンクは5万3,900人のマイナス(転入:9万3,900人、転出:14万7,800人)となっている。


11月の携帯・PHS加入者数、ドコモが初の純減

 11月は、ついにDoCoMoが全体で初の純減を記録するという、ある意味で記録に残る月となった。

 DoCoMoはMNPによるユーザー流出に備えて、FOMA902iと902iSシリーズばかりでなく、新発売直後の903iシリーズまで大幅値引きするなど必死の値下げで対抗したが、その甲斐も無く、全国で初の純減となってしまった。DoCoMoブランド神話の終焉と言ってもいいのかもしれない。もしくは、携帯電話の一つの時代が終わったとも言えるかもしれない。

 しかし、純減数は17500だが、iモードは56200も減っており、実際は56200の純減と思ってもいいのかもしれない。それにしても、ここまで極端にDoCoMoが減るとは・・・。とてもドラスティックな結果だ。

 それでもFOMAは928900も増えており、それ以上にmovaが減ったということのようだ。まぁ、あれだけ90xシリーズを安く売れば、FOMAが売れるのも当然と思える。別の意味で言うと、FOMA90xシリーズを安く買うのなら、今が絶好のチャンスという事だ。

 もはやauの勢いは止まらない。ツーカーを引いても324900の純増と、今回も完全に一人勝ちとなった。EZwebはそれ以上に伸びており、順風満帆といった感じだ。あまりに絶好調過ぎて、不気味なほどだ。

 ツーカーは154600の純減となり、このペースで行くと1年くらいでゼロになる計算だ。それを見越してなのか、KDDIはツーカーのサービスを2008年3月末で終了すると発表している。

 そして、気になるソフトバンクは、新プランが人気なのか、持ち帰り0円の「新スーパーボーナス」が人気なのかわからないが、68700と純増数を伸ばした。これでソフトバンクはDoCoMoとウィルコムを抜いて、一気に2位に躍り出たことになる。店頭の様子を見ていると、新プラン発表当初の勢いが衰えたかと思っていたが、そうではなかったのだろうか?

 ソフトバンクの3Gも大幅に伸びていて、やっと全体の1/3を越えた。逆に言うと、まだ2/3弱はいまだにPDC(2G)となっている。

 しかし、Yahoo!ケータイは3600の純減となっていて、音声通話のみの大量の法人契約とプリペイドの有効期間延長がその原因とコメントしているらしい。でも、プリペイドの期間延長はあくまでも継続であって、その数はプラスにもマイナスにも影響しないはずだ。真相としてはYahoo!ケータイの純減の理由は法人契約とプリペイドの水増しの可能性がある。これはどちらも店頭には直接影響がない。従って、一般ユーザーが店頭で実感する以上のプラスが見えない部分であったという事であり、店頭での雰囲気では純増ではなく、むしろ純減と見ていいだろう。それをある意味で証明しているのが、MNPでは53900のマイナスという数値だ。

 見せかけの数字が好きなソフトバンクだけに、この純増数にはかなりグレーな部分がありそうだ。良く解釈すると、ウィルコム定額が始まった時にも、法人需要がかなり増えたという話があったので、今のソフトバンクも個人よりも法人から「ゴールドプラン」で人気に火がついたということなのかもしれない。今回の純増が見せかけなのか、それとも本物なのかはここ数ヶ月様子を見る必要がありそうだ。特に、「ゴールドプラン」の予想外割の終わる、来年1月後半にどうなるのかがとても興味深い。

 DoCoMoの次に深刻なのはウィルコムかもしれない。まだ24700の純増こそしているが、このところは携帯電話各社の秋冬モデル攻勢に押されてばかりで、純増数はどんどん減少している。また、ソフトバンクの「ゴールドプラン」の影響も大きいと思われる。
 いまだに冬モデルの発表がないだけに、このままでいくと、12月は純減の危機かもしれない。おそらく、その危機を救うべく、そろそろ冬モデルが発表になると信じたいのだが、その気配は今のところないのが心配でならない。1年前のW-ZERO3ショックのようなサプライズがあるのだろうか?


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