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【DoCoMo】FOMA904iシリーズ発表

2007年04月24日 21時45分27秒 | DoCoMo
 NTTドコモは、904iシリーズ5機種を発表した。5月~6月に発売される予定。

 今回発表された新機種は、デザイナーのステファノ・ジョバンノーニ氏との協力で開発されたHSDPA対応の「N904i」、背面に非対称デザインを採用するカスタムジャケット対応の「P904i」、タッチパッドを搭載する「SH904i」、ディスプレイ部が左右に90度回転するワンセグ端末「F904i」、滑らかなスライド機構を採用し、薄さ16.8mmの「D904i」の5機種。

 あわせて同社では、定額制の着うたフル配信サービス「うた・ホーダイ」、電話番号とメールアドレスが2つ利用できる「2in1」といった新サービスも発表している。


ドコモ、904iシリーズ5機種を開発

 冷静に見て、やはりFOMA904iシリーズは905iシリーズへのつなぎでしかなく、中途半端な印象でしかない。ソニー端末がないのも気になる。

 DoCoMoは今回の発表を「DoCoMo 2.0」などと言っているらしいが、ちっともそれほどのインパクトは感じられない。3インチ以上の液晶はいいのだが、いまさらWQVGAでは時代遅れだ。NECだけがWVGAという点はさびしい限りだ。しかし、そのNECも800×480という一般的な解像度でないため、待受画面やコンテンツなどの面で問題が出てきそうだ。

 DoCoMoの場合はHSDPA対応、ワンセグ搭載、WVGA液晶などの点で各社の足並みが揃わないとインパクトが弱い感じがする。やはり足並みの揃う905iシリーズまで待つのが正解のようだ。

 個人的にはわざわざFOMA903iから904iに乗り換えるほどの魅力はあまり感じられない。わずか半年でのフルモデルチェンジには無理があると思う。

 DoCoMoはあくまでもソフトバンクの通話定額の低料金プラン「ホワイトプラン」に対抗するのではなく、端末ラインナップの魅力や「うた・ホーダイ」と「2in1」という新サービスで攻めてきた。

 基本料金などの面で、ヘビーユーザー偏重のDoCoMo、ライトユーザー志向のソフトバンクという印象だ。(ただし、ソフトバンクは通話に限ってはヘビーユーザー志向とも言える。)

 DoCoMoのやり方はいつもヘビーユーザーばかり見ていて、今回もその延長で「うた・ホーダイ」や「2in1」を提供すればユーザー離れが食い止められると勘違いしているようだ。ライトユーザーのためのサービスやプランがあまりに手薄だ。

 すでにDoCoMoのユーザーもハイエンド機ばかりを欲しているわけではなく、らくらくホンが常に販売ランキングの上位に顔を出すようになっている。その変化に対して、端末ラインナップでは対応しているが、「ホワイトプラン」のようなプランを用意できず、サービス面で対応できていない。このままではライトユーザー層がいずれDoCoMoから離れていくのではないだろうか?

 DoCoMoは半年でハイエンド機がフルモデルチェンジされ、ソフトバンクは2年間機種変更すらできない。どちらも両極端な気がする。常に最新機種を求めて高い基本料金を払うのか?安い基本料金のために最新機種にこだわらずに一つの機種を26ヶ月使い続けさせられるのか?どっちも現実的にはユーザーの選択の幅が広くない点が気になる。まだまだユーザー本意にはなっていない気がしてならない。

 DoCoMoは赤外線には熱心だが、Bluetoothに関してはかなり消極的な点も気になる。無駄な事(プッシュトークや2in1など)をする前にBluetoothを先に標準装備して欲しいところだ。