9月の新譜ラッシュは終わりそうもありませんが、新しいマーチャンも到着しています。

その前に、スタッフのノエルちゃんにも「買ったんですか!?」といつものようにボケられたほどにいつものように見違えるほどにアップデートした私のDIY棚をご覧ください。
お洒落な古着屋をイメージしてみました。
もう恐くありません。

写真ではわかりにくいですが右のNathaniel Matthewsデザインのはスウェット、左のふたつPeter SutherlandのBLRロゴのものはパーカーです。
店頭先行、サイトは今週末を予定しています。
Ariel Pinkの新作が超ナイス。
Ariel Pink - Feels Like Heaven (Official Music Video)
アリエルはL.A.一番の嫌われ者で、僕も実際彼と会ってこんなのが近くにいたら超つらいだろうなと思いましたが、しかし自分の周りをよく見渡してみるとほぼアリエル状態の人間はいつも存在し、またあなたは私のことをそれと指差すのかもしれないし、さらにトランプも金正恩も安倍さんも豊田真由子議員も自分のことをアリエルとは思っておらず、よってそうだと叫ぶあなたこそアリエルなのかもしれず、つまり我々はアリエルを介して己を知る。
レコードはそういったものでもあります。
Ariel Pinkの作品をBIG LOVEから出したのは2009年で、恐ろしいことにもう8年の時が経とうとしておりますが、例えばAriel Pinkを変ってないやら昔の方がエッジーだったやらと貶すことは容易なのだけど、そういった輩が言う言葉はいつも一緒で「昔聴いてた」。
「昔ワルだった」と共に良く聞く言葉でありますが、にしても今回のAriel Pinkのアルバムは凄く良い!
仕事上、死ぬほど新しいレコードを聴く立場にいることが出来ている僕ですが、彼みたいに現役というか第一線で活動をというか不変でいながら時代とともそれを鳴らせているアーティストは本当に知りません。
ここの部分は世の中からは全く指摘されないところですが、その理由は簡単で何故ならその間にその評論家やリスナーが先に現役でいなくなるからです。
みよ、彼らは約束を守った。

皆が待ち望んだThe Horrorsの新作「V」明日22日金曜日発売です。
この前ドラムのJoe Spurgeonが勝手にBIG LOVEに遊びに来てくれた時(ウチに来店してくれるミュージシャンたちはみんな突然来ます)に約束してくれた特典ステッカーも到着。
そう、こっちの方が欲しいとみなが思ったであろうアラビアン帯をステッカーに!
うーんこれは金がかかってるとしか思えないテカり加減。
もちろん自腹。
前も言いましたが、ほぼウチの特典は自腹が基本。
自分が推したい売りたいもののためにレーベルや業者にお金を出させることなど出来ないし、だからといって僕が損して売るなんてアホなことは出来ないのでその分上乗せだから高いです(しかし全くボッてはいない)。
それで躊躇する方は他店様で購入するだろうし、本当はこのような特典は同業他社対策が主な理由で制作企画されるものだけど、そうではないので純粋にウチは推したい商品やアーティストを示すことが出来るし、そして安売り競争を導くこともなく結果レコード屋それぞれが共存出来るようになると僕は確信しているのだけど。
The Horrors - Something To Remember Me By (Official Audio)
タイミングを見計らってこういった展開で戦いにきた彼らは本当に素晴らしい。
時代に関係なく同じことを繰り返し続けることも美徳と称えられるかもしれないけれど、継続ってそれとは違うと思う。
彼らは継続している。
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