みなさま、Kirin J Callinanの来日公演、大盛況ありがとうございました。
突然決まった(決まっていた)ファン・グリーティング的な七夕イベントも無事終了し、私はただただ毎度のことな疲労困憊により何も思い出せない状態。
今日は月曜日だし僕も皆様も祭りの後の寂しさに押しつぶされそうな感じでしょうか。
というわけでひとまず写真で色々補ってみる。
公演前にしてくれたサイン入りレコードも全部売り切れ。
危険なマーチャンも大人気、全種ほぼ完売ですが、来れなかった人用に確保した手前のTシャツ他、今週サイトにアップ予定です。
ただ数は少なし!
お見逃しなく。
(Pics:
Yu Igarashi)
そして私の前に初登場した3人の様子をもう一度見てみよう。
翌日ひとり機材とともに整理してた時にこのKirinが被るクレオパトラ帽子を持ったらマジで重い!
ちょっと当たっただけで激痛、完全なる鉄製。
こーいうのって普通ビーズじゃないの?まじチワワのアレックスくらいの重さ。
そう、昔ピーコが「ファッションは無理するものなのよっ」って言ってました。
全ては己から少しだけ無理していく。
しかしそんなピーコの声は現代の原宿には届かず、無理しなくよくなってから皆突然ウェスト・ポーチを胸にかけ始めるのであった。
コペンハーゲンやヴェトモンやらチラ見ればあれは2年以上前からだと気づき、なのにノームコア同様ここ原宿だとしてもついこの前まで失笑扱いされ、なのになのにに突然世間はそれをOKする。
一体全体何かの合図があったのか?
このようにいきなりNOだったものがOKになるその周回遅れの突然感は最近やたら多く、僕が知らないうちに何者かに社会は洗脳支配されているのだろう。
そしてその支配者に言わせていただければ、そのウェストポーチもっと胸上でかけさせるべし。
そうでなければただ楽ちん便利グッズに成り下がってしまう、そこが非常に大事とピーコも言っているはず。
そして支配されないKIRINはチ◯ポの位置にウェストポーチする。
ロンドンのティーンLET'S EAT GRANDMAの二人は等身大のようで無理してる。
だってこれくらいの才能とセンスがあればダンス・シーンやら色々もっと簡単にちやほやされる場所があるのに、大人や大人ぶった者が簡単にバカにできるポップ・ミュージックを奏でる。
Let's Eat Grandma - Hot Pink (Official Music Video)
SOPHIEとThe HORRORSのFaris Badwanや、The xx, FRANK OCEANそしてFKA TWIGSを手がけ最近若い娘とのデュオaudiobooksを結成しHeavenlyとサインしたDavid Wrenchなどがプロデュース。
SOPHIEとFarisが同級生だったとは。
でもThe HORRORSはいつもちょっと無理してトライしてヘンテコ(僕にとっては良い意味)になっちゃって評論家気取りな人種からはマトモな評価されなくなっちゃうし、SOPHIEはこれからガツンと行くだろうけどでもARCAみたいな評価は得れなさそうだし、そんなとこがなんか二人似てる。
Let's Eat Grandma - It’s Not Just Me (Official Video)
アルバムは今なら限定カラー・ヴァイナル2枚組、しかもBIG LOVE特典公認とても良いバッヂ付き!
素晴らしい!
この無駄な紙がついてるところが重要です。
今回は裏表。
見た目とは裏腹に金がかかっているのが全く伝わらないところが、いつもの私のBIG LOVE仕事と言えましょう。
ついにキタ!
この2010's、関係するもの全部買い FAT WHITE FAMILYのSaul AdamczewskiとCHILDHOODのBen Romans-HopcraftつまりINSECURE MENの二人に元FWFのJack Everett、そこに90年代からロンドン・アシッド・ハウス・シーンで活動するQuinn Whalleyとロンドン・エレクトロニック界でエレクトロクラッシュぷりを謎にキープしていたBLACK DANIELやSAVE!のメンバーMUTANDO PINTADOことCraig Louis Higgins Jrというロンドン・アンダーグランドの影の影の影の重鎮をヴォーカルに迎えた...ハアハア、そうWARMDUSCHERのニュー・アルバム、ついに到着です。
Warmduscher - Standing On the Corner
Warmduscherってドイツ語で臆病者とかいう意味らしく、でいながらこんな感じ。
なんか超わかるぞ!
3年前の1stアルバムも推せば推すほど苦情が返って来る最高のアルバムでしたが、今回はLeafとサインし勝負に出た(なんの?)せっかくのポップとパーティ感がやはりなフーリガン的ヤンキー臭に台無しにされた蚊のような危うさが、時代。
つまり2010年代のベスト10入りはうーむ確実だな。