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ロシアとインターネットと新しいレーベル

2016-06-30 20:29:50 | 新入荷 JUST ARRIVED





僕は犬の散歩と老化で行けませんでしたが、ロシアのButtechnoの来日公演がBig Loveから歩いて3分の場所で先週末ありました。

その翌日、いや前日も来てくれたのだけどButtechnoのくつろぎの様子。








こちらBoiler RoomでもDJの様子。





Buttechno Boiler Room Moscow Live Set


よく考えたらこのブログで彼らのこと紹介していないかも。
ロシア。
ついにロシアな時代が来たか…
といってもそれこそPussy Riotとかここ10年くらいでもあったし、90年代後半から世界中のDJはロシアによく呼ばれていたし、最近でもエクスペリメンタルやサイケロックとかは結構あって、だからこれまでもいたっちゃいたんだけど、なんだかButtechnoとか彼らの感覚はウチらとほぼ変らない感じというか、まじインターネット偉大だよ!
日本人は世界でもっともインターネットがヘタでした。
言語の問題もあるけどそれは他の国だって一緒で、みんなは「世界ヤベエ!」と外に向かったのに日本は内にこもった所謂ガラパゴスといわれている奴かもだけど、なんかそれだけじゃすまない感じ。





Kedr Livanskiy - No more summer rain


こちらさっきのButtechnoのDJのとなりで踊ってた彼女。
当店、特に店頭で大人気大ベストセラーのKedr LivanskiyはそのButtechnoのガール・フレンド。
Kedr Livanskiy、女性の中ではこの一年で一番好き。

Buttechnoは名前の通りみんなにはテクノな感じと思うだろうけど、もちろん全然それだけではないからこれだけ推すのですが、というか今回来日して聞くまで知らなかったのだけど実はラスト・フォー・ユースをロシアに呼んだのは彼らで、VargとかそのNorthern Electoronicsとかも超リスペクトしてるらしく(マルくん情報)そして彼は誰かにBig LoveのTシャツを買っといてもらうよう来日前に頼んでいたみたいなので彼女の分とともにあげる。





kedr livanskiy - solnce yanvarya


みんな会ったこともない話したこともない自分の仲間の存在確認をインターネットでしています。
だからみんなインターネット以外のところで行動してる。









こちらノエルちゃんは木金夕方出社です。
どうぞ宜しくお願い致します。
で、ノエルちゃんが持ってるのが最新入荷、ButtechnoことPavel Milyakovの本人名義のソロ・アルバム
彼のレーベルGost Zvukからはまだこれから何枚もすぐ出るって言ってた。


PAVEL MILYAKOV 'YALTA' LP














忙しいので新しいレーベル始めます。
Fun Club Onlyやってる途中それじゃ物足りなくなってパッチ作って金使って逃げられない状態に自分を追い込む。
今回はTシャツとキャップとかだけじゃないです、レコードがメインです。
第一弾は先週決まってプレス会社にももう出した。
さっさとやって一年くらいでやめるといったレーベルの理想形を目指します。




















女性のレコードと女性の権利(と男)

2016-06-26 18:52:17 | 新入荷 JUST ARRIVED





若者特集にした前回に続きやはり今回は女性特集で。




Jessy Lanza - It means i love you


かなり無視しててごめんなさい、というほど好きだった新作アルバムは今年買っておいて良かったレコード。
Hyper Dubだからダンス頼りで生きていけるのに、こんな怒られやすいポップでエセR&Bなレコードを作るなんて。
Nite JewelとGrimesとKedr Livanskiyの間に入れてください。






Jessy Lanza | VV Violence | Live In Studio


戦ってる気がする。
こんな女性とは思わなかったな。

JESSY LANZA 'OH NO' LP












Baby In Vain - Martha's View (Official Video)


コペンハーゲンのあのシーン裏か横にしっかりと存在した女性3人、Baby In Vainが世界デビュー。
Eagullsと同じレーベルというのも良いです。
この辺が別個でしっかりと存在するコペンハーゲンという都市は改めて恐ろしい羨ましい。
この12インチはジャケからしてBUY。
こういうレコードが一番好きだな。

BABY IN VAIN 'FOR THE KIDS' 12 inches












Nite Jewel - Boo Hoo (Official Video)


僕らとは長い付き合いNite Jewelことラモナのアルバムは一番彼女の作品の中で感動した!
夫であるColeのがんばりが...
ベック仕事でグラミー獲ったのに嫁に付き合わされ音作りからトイレ掃除までやってる...そんなオマエの姿がオレには(何故か)ちゃんと見えてるぞ!(涙)
でもそんなかかあ天下である(違うかもしれない)ラモナの今回の修正力は素晴らしい。
自分が絡んだ人には僕はどうしても世間と逆で厳しくなるのだけど今作はマジでオススメです。

NITE JEWEL 'LIQUID COOL' LP











Exploded View "No More Parties In The Attic" (Official Audio)


Anikaってずっといいんだけど彼女がスペインの男共をバックにバンドを組んでSacred Bones入り。
Sacred Bonesと我々がこんなに近くなるとは思わなかったな...すべてが絶頂中です。
アルバムが来月くらいに出ますが2016年のベスト10に必ずみんなが入れる作品となりそうです。
こちらの7インチはレーベル・サイトでは即完売している限定280枚。
お早めに!

EXPLODED VIEW 'NO MORE PARTIES IN THE ATTIC' 7 inches









男女ですが赤組でも良いでしょう。
絶対にただのUKインディ牽引者だけじゃないホラーズのファリスと嫁のユニットCat's Eye。
ウチは彼らが手掛けたサントラまでちゃんとたくさん仕入れてちゃんとたくさん残るほどプッシュしていますよ、気付いてください。
そしてこのセカンド・アルバムのびっくりするくらい良さ。




Cat's Eyes: We'll Be Waiting (Performed Live at Buckingham Palace)


オリジナルの世界を完全に構築。
女性の尻に敷かれてるからこそ生まれたレコード。





Cat's Eyes - CHAMELEON QUEEN (Lyric Video)


僕の時代、60年代のソフト・ロックやサイケデリックやバブルガムに影響受けたインディといえばel Recordsだったけど、あの時のようなイジけた感じがない(それは僕らがそうしていたのかもしれない)音楽って進化してるんだなと発見できます。
進化ってわかりやすいところにじゃなくパっと見わからない逆にソコ!?ってところで行なわれてる。

CAT'S EYES 'TREASURE HOUSE' LP





最初に新しいことを発見して新しいことを始めるのはいつも女性。
今だってレコードを買い始めてるのもやっぱり女性からで、いつの時代も男たちは彼女達の後ろになんとかついていってる感じでみていて面白いです。

女性は許される権利があります。
だから日本の女性ももっと無茶してほしいな。
特に最近の若い女性は男みたいに孤独になるのが恐いのか周囲に身の丈を合わせようと心がけてる感じで、男としてはもっと振り回されたり「アイツはおんなだからよ」なんて憎まれ口きくしかなさそうなもっと新しいことにもっと夢中になってもっと男に見せつけて女性に嫌われる女性になってほしい。
自分の代わりに犠牲になってくれる男なんて星の数ほどいるし生きる場所も女性には無限にあります。















若さとは、老いとは、人生とは、犬の散歩とは...すべてはレコードが教えてくれる

2016-06-25 16:10:26 | 新入荷 JUST ARRIVED





今週は犬の散歩やら犬の餌やりやら犬へのマッサージやら、あ、あと入荷ラッシュやら...
結局いつもの感じですがどーも睡眠不足のようでブログまで辿り着けませんでした。



というわけで怒濤のように入荷中の新譜から紹介したいと思います。




Billie Marten - Milk & Honey (Official Video)


知った時は16歳だったのにもう17歳のBillie Martenのこの曲はまるでスザンヌ・ヴェガのファースト・アルバムを思い出します。
この7インチ買わないなんて信じられないよ、持っているだけで恰好がつくその辺のインダストリアルやエレクトロニックや黒人音楽にはない、このなんの得もないこのレコードを買わないなんて!
(↑褒めてます)

インディじゃなくてかといってメジャーでもない、この感じ久々。
冒頭のボーからいいもんな。
にしてもこのヴィデオは日本人にとってはヒドイものですが、もう何十年も日本のイメージは変らないのだからコレを利用してやるのも日本人にとって手だとも思います。

BILLIE MARTEN 'MILK & HONEY' 7 inches




Suzanne Vega - Marlene On The Wall


スザンヌ・ヴェガは"ルカ"が有名ですがこの一枚目のアルバムが好きです。
"ルカ"は名曲だけど時代と世間に合わせたアレンジが嫌い。
これも1986年。
1986年ってやっぱりマジックかかってた。
MTV時代が到来してシンセ使った大げさなビルボード・ポップ・ソングばかりの世の中へのカウンターとして彼女のような生楽器を使用したアーティストやバンドが登場してきて、ちょうど思春期でマイケル・ジャクソンなどのビルボード・チャートを追っていた僕は世間と違うそんな音楽に衝撃を受けました。
ザ・スミスやUKのインディ・バンドなどまさにそれで全部に夢中になってしまいました。

その昔、好きになった女の子が僕の部屋にあったこのスザンヌ・ヴェガのレコードを見つけて「あ、スザンヌ・ヴェガ!私も好き!」と言ってきて嫌いになったの思い出します。









MOURN - Gertrudis, Get Through This! (Official Video)


若い子特集か女子特集か迷ったけど若い子特集で。
このスペインの子たちのニュー・アルバムは名盤ばかり入った今週の中でも一番聴いたかも。
この曲のキラー具合っていったらありゃしません。

思春期から洋楽にハマるとある時自分より若い世代のミュージシャンやバンドが登場します。
だいたいこの辺が新しい音楽を聴かなくなるひとつの境目だと思うけど、音楽に限らずなんでもそうなんだけど通常人間生まれてから自分より歳上から物事を教わったり影響を受けたりするものなので、その下から何かを与えられたりすることは学んでおらず、そのような瞬間が訪れると拒否反応を起してしまうも理解できなくありません。
だけどそうなると人生とたんにつまらなくなるんだよなー





MOURN - Three Days With Mourn At Primavera Sound


にしてもこのスペインの若者は本当に素晴らしい。
なにもしてない若者たちはこれを観て、ハー!と走り出したくならないのだろうか。
彼らのようなロック・バンドが日本に存在しないのは僕と業界と大人と国のせいで間違いないのだけど、なんか突然僕の目の前に現れてくれる気も最近してる。

MOURN 'HA, HA, HE. -LIMITED SPECIAL EDITON-' LP












若いといえばコペンハーゲンの奴らはみんな若かった。
というかまだ若くて一番歳上のPosh IsolationのボズLoke Rahbekが26歳?
もはや師匠化してるアイスエイジのEliasなんてまだ24歳という衝撃。
そんな彼らよりさらに若い彼らはBig Loveからアルバムも出してるREVERIE及びSLÆGTのメンバー(アイスエイジのドラマーDanの弟Adamもいる)によるニューバンド。
全員たぶん10代。
彼らとはL.A.で会ったけど明らかな新世代で、だって彼らの上の世代LokeやEliasは絶対嫌いなザ・ガーデンも大好きって言ってたし。
だれにでも油断するといつでも老化と新世代は襲って来ます。

VÆRKET 'JEALOUSY HITS' LP









Liss - Sorry


そしてこちららコペンハーゲン本命のヤングLissのニュー・シングルがついに発売されました。
現在17歳、あのハッピー野郎ファレルも絶賛という。
Big LoveではアデルやレディオヘッドやThe xxを輩出したXLからのUK盤と本国のEscho盤限定500枚の12"シングル2種類入荷中。

LISS 'FIRST -DENMARK ESCHO EDITION-' 12 inches
LISS 'FIRST -UK XL EDITION-' 12 inches




Liss - Miles Apart


僕は若い人や音楽に理解があるというより25年くらいそのままなだけなんだけど、だから25年後の彼らの再結成ライブには行かないでしょう。
歳とり過ぎてそれどころじゃないと思うだけですが...
そういう意味ではレディオヘッドとかずっとやってずっと変らないようでみえてずっともがいてずっと変っているようにみせてるから偉大。
好きになれる(なれるなれるなれる...呪文)
いやほんとその点に於いてはアンコールでイアン・カーティスねた使って盛り上げてるというニュー・オーダーなんかより100倍好き。(なれた!)














明日の限定Tシャツ(ピンク&ライトグリーン)限定再販売につきまして

2016-06-17 21:13:55 | SHOP



お問合せの多かった例のラフォーレさんでのポップアップ商品が明日明後日の18日と19日、当店にて限定販売されます。









よく考えたらわたしなにも持っていないんですけど。
僕の分は残りますように...
明日はいつものように1:00PMオープンです。
心配...マルくん早く来て










LIBERATION: Looking For A Lover (Night School, 2016)



Rat ColumnsのヴォーカリストDavid Westのソロ・プロジェクトLIBERATIONのアルバムは2016年ぽい。
彼は今年から来年にかけて本当のキーパーソンとなることでしょう。



















止まらないスウェーデンの女性と止まらないレコードリリースラッシュと止まらないプリファブ・スプラウトの...

2016-06-16 19:55:25 | 新入荷 JUST ARRIVED





日本の可愛い子とお洒落さんに告ぐ。
今すぐ彼女達のようなバンドをやってください。






地元で発売されたデビューアルバム「I Need More」到着しました。
最初はメンバーのひとりKellyが7インチとともに手紙をくれたのです。
しかもその手紙、ずーっと誰かがそのままほったらかしにしたのかとにかく床に落ちてしまっていたのを偶然僕が拾ったのです。
あれそのままゴミ箱行ってったら彼女達の存在なんて今の今まで知らなかったかもな。








Moon City Boys - Washing Machine


髪の毛とかしょっちゅう変える女子は嫌いではありません。








Moon City Boys - Let My Love Dance


ザ・キラーです。
可愛い子はいかにも可愛い子が聴いていそうでその可愛さがそのまま引き立ちそうな音楽なんて聴かないで欲しいな。
そんなんじゃない音楽をやる彼女達は本当に偉いよ。







Moon City Boys - Stranger (Eastman Sessions)






Moon City Boys - City


こちらのスウェットも店頭では入荷しています。
通販はマルくんが面倒だというのでありません。






僕が着ている赤は売り切れてしまいました。
僕が最後に買ったのではありませんよ!
僕が着たのでいいならお譲りします、でもあと黒とネイビーが若干数あります。

今週は恐怖の入荷週間、いや月間、いやマルくんのいうところのもう永遠続く無限レコードの日となるのではないでしょうか。
なぜなら今海外では何度言ってもわかってもらいないほどのレコード・ブームなのです、日本なんて比になりません、マジで10倍くらい。
だからみんなガンガンレコード出すので、もうこの感じがずーと続くに決まっているのです。
そんな中でありますので本気で新しいのだけでいいのに、こんなものの再発レコードが出てしまってはしょうがありません。
入れてしまいました。







Prefab Sprout - Appetite


このジャケットへの憧れが僕の高校生の全てでした。
1985年。








Prefab Sprout - When Love Breaks Down



全てじゃないけど。
もういい加減、僕が死ぬまで聴くであろう唯一のレコードかも。
みんなが聴いても死ぬほど良いと思うだろうけど「スティーブ・マックイーン」といえどもみんながリアルタイムで買ったりするレコードには敵いません。