デビューした時は正直ピンと来てなかったのですが、今回の2ndアルバムから先行で公開されたこの曲に打ちのめされる。
Girlpool - “It Gets More Blue”
2014年に発表したデビューEPの時は16歳と17歳だった彼女たちが20歳となり発表した今回の2ndアルバムは、なんとアイスエイジの1st以来にみた45回転仕様の12曲、あっという間のようで聴いてる間に考えさせられること一杯で、それはアイスエイジの時と同じ。
そういったレコードに悪いものはないというかこのアルバムもう10回以上聴きっぱなし。
Girlpool - "Powerplant"
前からこんなに曲が良かったけなー。
マイナーというかメランコリックな疾走が80年代後期に一瞬だけあったのと同じ感じで、こういうとこってまず発見されない部分なのだけど、こんな音楽まだ出てくるんだと興奮。
僕はなんであってもいきなり登場する新しいものはみんな嘘だと思っていて、そんな出来上がったものがいきなり登場してくることなんてありえないし、ただそっちの方が凄いものとして伝わりやすいから多用されるだけであって、デヴッド・ボウイもプリンスも世間が気付いたのは後からだし、ストーン・ローゼスの1stだって最初はどの雑誌も褒めてなかったの僕は覚えてる。
もちろんようやく理解した人は「ヒーロー現る!」みたいにまるで自分が発見したかのように言うのだけど、作り手や提供者はそういうのに騙されて奇跡を求めてはいけないし、聴き手や消費者もそれを信じて誰もがわかる時に得たものばかりじゃ人生つまらないです。
それそのものになるかは神のみぞ知るだけど、なにかの過程には違いないGirlpoolの今回のアルバムのようなものがあなたの人生を変えたりする気がします。
そしてそれはだいたい世間でダメな方と呼ばれる...
といったGirlpool以上に若い子が影響されるととんでもないことになるぞ、と私は出しておきながら色々と怯えてばかりのANNAさんですが新しいミュージック・ヴィデオを作ったようです。
ANNA - New Dawning
「渋谷に何時に着きますか?」とLINEが彼女から突然やって来て、いやそもそも店は原宿だし僕は渋谷になんて行く用事ないはずなんだけどな...とつぶやきながら着いた雨降りしきる日曜日の渋谷にて、びしょびしょになりながら、といっても彼女はその前からロケハンしていたのか「ここで、あとあそこで」とスマホを渡され撮った約10分間の後、彼女は「ありがとうございました」とスマホを奪い去って行った...
私の貴重な日曜のアフタヌーンをアイツはなんと思っているのか...という話を聴いた後にこのヴィデオを観ると皆様はより彼女を恐ろしく私を愛おしく感じることでしょう。
しかし前も言ったと思いますが、ANNAさんはまったくメンヘラタイプではないのでその調子で話かけると大変なことになるのでとっても注意してください。
と脅しつつの彼女からの伝言ですが、ANNAバッヂを大人にもっと買ってほしいそうです。
ご希望の方は彼女を見かけたら勇気を出してもしくは仲介しますのでどうぞお尋ねください。