gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ANNAの音源紹介とラフトレード・マガジンがBIG LOVEを紹介してるという話

2017-01-14 11:53:58 | STBO




前回紹介したANNAのジャケ写と音を昨晩アップしました。





All lyrics and music are produced by Nana Yamato


どうも勘違いされがちですが、僕が彼女の音楽制作に関わっていることは全くありません。
すべて彼女ひとりによるものです。

もちろんレーベルとして(リスナーとして)僕が「なし」的なことは彼女に関わらず細かく拒否する作業はしますが、確かにその作業をやらずに出しちゃっている日本人の子ばかりでもったいないなーとかはいつも思うけど、だってAya Gloomyにしても同じ素材だとしてもその作業をやらない限りどんなに営業したって海外のブログで取り上げられ評価までされることはまずなく、それは同じ武器を持っていてもトリガーの引き方が正しくなければ戦えないという話と全く同じです。
でもそれは単純にレーベルの仕事のひとつでなんら特別な事ではないし、ANNAもAya Gloomyも作詞作曲プロデュースすべて本人達によるものには変わりありません。





ANNAの驚いた事のひとつは、ヴォーカルだけは論理的にいかないものだな、と彼女がつぶやいたことです。
全く無駄がない彼女の音楽のその凄さは、簡単に周りの評価や売り上げに直結しないものだろうなともちろん僕は理解しているし、ただ思わず「名曲」と彼女にメールしたその曲はヴォーカルがまだ入っていなかった。
しかしそれも本当は理解してもらえるはず。

僕が、顔とバンド名だけで音も聴かずに出すか出さないか決める、と言っているのも全く同じなはずで、それをしっかりと理解して音楽制作や活動をしようという人間がここにもいたというのは嬉しい限りでした。
アイスエイジのエリアスの初期(?)とかもそれで、同じコペンハーゲンのポッシュ・アイソレーションのロークとは具体的にそのような話をしたし、BorderマガジンでもしゃべったけどLCDサウンドシステムのジェームス・マーフィーの曲作りの仕方はまさにそれだったし、ミュージシャンじゃないけどカリ・ソーンヒル・デウィットの今の状況もだから当たり前に納得できるわけだし、それこそ彼がマーチャンを手掛けるカニエ・ウェストもああみえて完璧にそう。

そんな彼らのある共通点は簡単で、たくさんの愛は持っていても他人の感情を簡単に共有しない、こと。
だってそれほどまでに恐ろしいものなどないから。







ラフ・トレードが出してるラフ・トレード・マガジンがBIG LOVEを紹介してくれました。





あの地位も金もトップにあるラフ・トレードがここにきて超DIYなものを若者達に任せてやらせる、マガジンの質感もしょぼくて最高です。
ラフ・トレードにしたってピッチ・フォークにしたってやって来てくれて本当にありがたいけど、でもそれらへの対応は日本やその辺の雑誌やジンへの全く一緒です。
良い人には良い対応、悪い人には悪い対応。
だってピッチ・フォークやらが取り上げてくれるのももちろんありがたいですが、イヤな奴だったら紹介するなと言うし、言葉は悪いけどこちらは取り上げたいというからさせてやっているのです。
若い子がピッチ・フォークに載って評価されたい!なんて死んでも言っちゃダメだよ。
そんなことを言ってる子をなんで大人が怒らないんだろう。

こちらには春果さんがインタビューを受け写真も春果さんだけですが、それはこういったものを全て春果さん担当にしているからです。
僕とマルの写真もだいぶ要求されたのですが、なんだか恥ずかしいので僕らが拒んだだけです。
彼女がいないと、特に日本で僕みたいな生き方や商売をするのは絶対に難しいです。
だから彼女にはガンガンやっていただいて、僕は僕の好きなことをやらせてもらう。
それをバランスよく維持するのはとても難しいし、たまにはどちらも行き過ぎたりするだろうけど、少なくとも僕が戦うためには彼女のような存在が必要です。










Decaf de Relax 私たちがディカフェを選ぶ理由

とか言ってたら、アイツ知らないとこでスタバに買収されてんぞっ!!(左)
俺はスタバでは飲まないと世間に嘯いてるというのに...
なんてこと言ったらハニカムからクレーム頂きそうですが、鈴木編集長はハニカムやる20年以上前から知っててるから大丈夫、いやもう10年以上会ってないけどさ...
ただ真ん中の可愛いモデルの子にディカフェ飲もう💓と言われたら即行くな、レコード捨ててと言われても即捨てて行く!
というように、いつでも僕はみんなの事を裏切る気満々なのに、なんでこんなことになっているのだろう...













ANNA、デビュー・シングル3月発売 on STBO/Big Love Records

2017-01-12 22:00:16 | STBO




昨年始めたレーベルBaby Amphetamineは当初日本はじめアジア人を中心にリリースするレーベルとして設立したものなのですが、最初にフィリピンのTeenage Grannyを出したのもあり、そっちはやはりBig Loveのサブ・レーベルとして、というのは何が基準かはわかりませんが、とにかく外人を中心に自由に出していくことにして(なんかしょぼいの出したい)また新しい"STBO"というレーベルを作りました。
"STBO records"というのかもしれません。
Aya Gloomyはそのカタログ番号1番、STBO001となりました。
そしてカタログ番号2番。





ANNA debut EP 「Electric Dreams」LTD.7inch
STBO002 STBO/Big Love Records
2017年3月発売予定

ナナちゃんとして僕などのブログやインスタに度々登場している現在高校一年生16歳大和那南 (やまとなな)。
とかいうとAya Gloomy同様、彼女が16歳で若いから出すのであろう、と思われるでしょうがそんなはずがありません。
僕は彼女が26歳でも必ず出したいと思ったし、さすがに36歳だったら自分で出してくれと言っただろうけど、年齢で彼女に対する評価が変る事はありません。
評価とか言うと偉そうですが、それより先に伝えておきたいのは僕が彼女に音楽制作をやらせようとしたこともありません。
彼女は中学生の時からとっくに音楽制作をしていたのでした。






中学三年生だった昨年の3月の冬休みに初めてBig Loveに訪れた彼女はアイスエイジを好きで友達は?いない。と言い、じゃ毎日来れば?と話すと「毎日来る」と真下を睨みながら答えたのでした。
若い子が訪れるとよく同じように接しているのですが「毎日来る」なんて言う子はこれまでいなかったし、そして本当に「毎日来る」なんて子が現れるとは思いもしませんでした。
それほど僕は諦めていたのかもしれません。






翌日から彼女は毎日Big Loveにいて、レコードも常連様級に買い(親にお小遣いを頼むのも拒んでしまう人間なのに)そして人類稀に見るおとな嫌いで、いやそれも大きく正しいのだけど(だって僕らはみんなおとな嫌いだったはず)ただしつまり社会のいう社会適応能力は無し。
だけどそんなちっぽけなことこんな場所に於いてはなにも問題ありません。
ただ僕らがサポートするだけの話です。







そして彼女は常に考え修正することを止めない人間です。
実はそのような素晴らしい人間はこれまでも今も東京には存在するのだけど、しかし彼女のように自ら実行すると宣言しそして傷つくのを知っていながら本当に行動する人間は僕の知っている限りほんの一握りしかいません。







彼女は他人の若さを理由に何者かと決めつけ己の居場所を得るような大人や子供もとことん許しませんが、実は若さに対してその環境というものは恐ろしく影響があるものなのだなと改めて教えられたのも彼女を介してです。
それは僕自身を戒めもっと行動すべきだということをまた気付かせ、そして世の中はいつでも現在進行形だったのでした。

ANNAとは3月のデビュー7" EPに加え、2nd 12インチEP (9月発売予定) 、そしてアルバムの契約(約束)をしました。
音源とジャケットは明日金曜日アップ予定です。









やることが無いと死んでしまいますが、やることがあったらあったで死んでしまいそうなのは僕だけじゃないはず。
と、そろそろ始まった2017年新入荷。
恐いなーこれからやってきますよ、続々と!

まずは古いですけどJohnny Jewel本人が保管していたChromaticsの2007年の大大名盤「Night Drive」の2012年に一回だけプレスしたシルヴァー・ヴァイナルが入荷してしまいました。



Chromatics Night Drive Live @ La Cigale 07 06 2013

ドレスで女性がエレキ持って歌う以上にカッコイイことってないです。
彼女は女優としてツイン・ピークスの新シリーズに出演するらしいから楽しみ!
日本来ないかなー(ウチには決して求めないでください)