レコード販売以外にもギャラリーを併設企画を積極的に行い、ブームに先駆けクラフトビールを提供、さらに現在世界中で巻き起こるレコード再評価を追い風に、Big Love Recordsはサブカルチャーといったニッチな市場に活路を見出しビジネスチャンスをものにした今注目の会社である...
とかまるでガイアの夜明けのごとくなものが世の中では正解だと思うだろうけど、でも実際やっている人はみな重要なのはそんなとこじゃないだよな、と思うと思います。
しかもウチは全くビジネスチャンスものにしてないしね!
そういう意味でなくとも斉藤由貴は最高だ...
なぜならば、今だから言おう、私はこんな音楽を聴き始めていた高校一年生の時に斉藤由貴のファン・クラブに入っていたのだ。
歌謡曲をディスりJesus and The Mary Chainに夢中になっておきながら斉藤由貴に萌えてた16の夜。
それは決して矛盾したものでなく、90年代前半に尾崎豊さらに川崎麻世と浮気した時の釈明会見の時も世間の彼女への批判をよそに私は彼女に再び三度萌え、そして今回は四度目の萌えだ。
そう私はとっくの昔から彼女に文化を発見していた。
なんでも白黒つけないと許せない日本人ばかりになって久しいこの世にとって、彼女の
『でも、しちゃう』
は完璧で美しい、光ってる、これぞカルチャー。
『でも、しない』
が正解だなんて言っている世間は、だいたいダイエット中と言いながら目の前のチョコクッキー食べてる。
だいたいそういう事をいうといつもただのフリとなるのですが...
2000年代後半のUKインディ・ムーブメントで私が個人的にもっとも好きだったバンドLate of The Pierに認められヴォーカルのSam Eastgateが主宰したレーベルZarcorpやあのMoshi Moshiからシングルをリリース後、数多くのメジャーから声がかかるもすべて拒否、結果もっとも自由にさせてくれた地元マンチェスターのレーベルR&Sから発表されたアルバム「Good Dont Sleep」は、それまでの彼らのサウンドからしてもとんでもない暗さで全く売れず解散したEgyptian Hip HopのフロントマンAlexander Hewettによるソロ・プロジェクトAldous RH、オマエの時代が本気で来たぞ!
Egyptian Hip Hopのアルバム「Good Dont Sleep」はまじJapanで、ベースはまじMick Karn。
私の2010年代ベスト・アルバム候補でもありますが、その辺は前作の7インチの際にこちらのブログでめちゃ書いているのでやめときます。
にしてもそこからさらにの恐れないアップデートと進化がAldous RHは素晴らしい男、信じたい。