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レコード・ストア・デイ

2017-04-24 18:05:11 | RECORD STORE DAY




先週の土曜日、今年もレコード・ストア・デイ、あいにくの天気にも関わらずたくさんのお客様にご来店いただき、本当にありがとうございました。

ウチは日本の作品を扱っていないのでよくはわかりませんが、どうやら聞いた感じではここ1, 2年よりどこも盛り上がっていなかった感じかもしれません。
しかし欧米の店は今年もどこも身動き出来ないほどのさらなる大盛り上がりだったようで。
一体その差はなんだと改めて考えてみると、僕はレコード・ストア・デイを介して伝えることが出来たはずのその「魅力」を僕ら当事者が誤って伝えているからだとやはり思います。

何度も書いていますが、レコード・ストア・デイは「レコードの日」では決してなく、町のレコード屋を盛り上げるために始まり、そして「レコード店に行ってレコードを買う」魅力を伝えてくれている日です。
にも関わらず日本ではどうしても「レコードの魅力」といった類いのものばかりみられます。

それはまるでバスケットボールの魅力を「このボールをみてください。ドッチボールのとは違うんです、ホラこの革の固さこの跳ね具合!」と語られるかのごとく「レコードの音は温かくて素晴らしいのです、さらにMP3データではなく物として所有することの充実感」とかそんなの言われても正直これまで若い人たちはピンと来ていないと思うのです。

レコード・ストア・デイが始まった時、イギリスの音楽誌NMEに海外のミュージシャンたちが各々レコード・ストアについて語っている記事が載っていて、彼らは決してレコードのことなんか語っていませんでした。
「毎週末学校帰りにレコード屋に向かう道でのドキドキ感は特別だった」とか「毎日通ったあのレコード店に入った瞬間に学校の僕とは違う本当の自分になっていた」とか、みんながレコード店でレコードを買う特別な時間について語っていました。

もちろん山登りやスカイダイビングとは違うそのような経験を、我々日本人が欧米人のように特別と感じ取れるかは、レコードに限らずとても難しくそして先進国に住む人間として大きな課題でもあるのだけど、だとしてもレコード・ストア・デイが町のレコード店をサポートしようと始めてくれたものには日本でも違いありません。
もちろんその前に僕個人はBIG LOVEがそれに値する魅力ある店にしなければいけませんけど。

元々レコード・ストア・デイに参加資格のない大手の参加に関しては、僕も日本ではしょうがないかなと最初は思っていましたが、でもこの数年やってみてそれによって町の小さなレコード店に良い結果をもたらしたとは思えないし、やはり僕くらいは参加を断固として反対すべきだったかな、とここにきて反省しています。
それでどうなったかはわからないけど。
でも、地方だと大手がないと難しいのかなーうーん。
僕は大きな資本がレコードを取扱ってくれることに関してはもちろん大歓迎です(渋谷の公園通りにWAVEやその前西武のCSVとかがあったのは夢のようでした)
でもレコード・ストア・デイは彼らのものではないし、彼らがどんなことがあってもこの日だけは優先されてはいけないものだし、でも小さな店がなにもやらなかったらなににもならないし、うーん完全に振り出し戻るだな。

レコード・ストア・デイ・ジャパンさんにはこれまで僕は言うことは毎年言い続けそしてやってもらうことだけはやってもらった感じもあり(7年目でようやくどの店もルールを守ってくれるようになった)その労力には感謝しかありません。
しかしこれからは世界のレコード・ストア・デイと同じ基準そして同じ状況になるように、考え行動する時がきたのではないかと僕は思います。
なにをどうすればよいのかと考え行動するのは大変だろうし、こんなことを言い続けるのは僕だけだろうし、なんでもひとりだと大変なんだよなー






しかし彼はひとりでも戦う。
バンドのようでどうみてもひとりのガキ大将が子分を引き連れてやってるとしかどーみても見えない、超ーひさびさなタイプのバンドSHAMEの新曲7インチがついに発売。




shame - Tasteless (Official Video)


ただし他の熱いロンドンの新人バンドの中でも全然支持がないぽい、だけどそれもなんだかわかる、そこがまたたまらない、とにかくロンドン人は新しいものを生みつつも保守的だもんな。
という僕も彼らに実際会ったら、おまえらはダメだろう...となる可能性大ですが、でもそういうのをフックアップするのが我々日本人の得意としたところだったはず。
アバでもクィーンでもジャパンでも、あと多くのニューウェイヴやインディでも、20年前までは日本人が本国よりも先に発見したバンドがたくさんいたのです。








今年もレコード・ストア・ディ2016につきましての報告です

2016-04-12 19:46:59 | RECORD STORE DAY



いまや毎年恒例の行事となりましたレコード・ストア・ディ(RSD)も今週の土曜日16日と近づいております。


今年も去年からレコード・ストア・ディ・ジャパン(RSD ジャパン)さんがまとめてくださり、どうしても都内のレコード店に限られてしまいますが、HMVさんにユニオンさんJET SETさんの担当者さん、そしてウチといったレコード店が原宿はジョナサンに午前から集まった会合もありました。
(テクニークさんはその日来れなくなった感じだったかな?あとココナッツさんにも個人的には参加してもらいたいな。面識はありませんがなんとなく心強いので…)

こーみるとなんかウチみたいな小さい店がでしゃばってる感じですが、まさにそうで僕は個人経営店チームからの監視役のつもりで参加させてもらってます。
(細かい経緯は過去に書いたので省略)
でもこれも省略するべきですがいやまた言うんですけど、僕だってこんなの行きたくないよっ!
ちょー面倒くさい、しかもそもそもウチは品揃え的にRSDとして発売される日本盤のレコードの一枚も扱いませんから、ですので本来ウチはRSD ジャパンの参加店ですらないのです。
そんなのが口出すなんて煙たがられるだけですし、精神的もなんの得もありゃしません...

でも、万が一大きなお店さんから得するようなルールにされて後から間接的に文句を言う羽目になるのもイヤなので、毎年行かせて頂いております。
で、今年もメインはルール作りと確認…っていつまでルールの確認なんてやってんのよっ!(笑)
って思うでしょうけど、でもよくもまあってほど毎年問題が出てくるもんなんですよ、不思議ですけど。
RSDのルールなんて簡単なはずなんですよね、本来。


レコード・ストア・ディ(RSD)とは

「大手を中心としたネット販売の脅威で街のレコード屋がつぶれてしまっているから助けようぜ。だってレコード店で買うレコードってネットで買うのと違ってなんかいいんだよな!」

みたいな感じでレコード店じゃない人達が僕らレコード店のためにこの限定レコード作ってやったからこの日に店頭で売って金儲けろよと始めてくれたモノなわけで、もうそれわかってたらルールなんてなくてもコッチで逆に作ってやらせてもらうレヴェルの話です。


みたいなことを毎年叫んでますが別に今年はそんなにキレてませんよ。
たとえばJET SETさんは彼らがリリースする商品に関してはRSD後もサイト販売は禁止にしたり(義響くんの英断だね!)そして予約もなしでネット販売や取置きなども一週間後からとようやく本国と同じようなルールがしっかりとし(なんやかんやありましたが)とにかくついに日本のRSDもスタートラインに立った感じがしました。
これからはRSD ジャパンさんも少しは楽になるんじゃないでしょうか。
良かったね!ウチでは売ってないけどね!
ですので、ウチは今年も日本のレコード・ストア・ディで発売される主に日本人さんのレコード類は一切入荷しませんのでご注意下さい。
だから並ばないでくださいよ、なんもはいりませんから!
いや海外のはちょこちょこ入るかな。
でも他店さまより入るはずがないので、どうぞごゆっくりいらしてください。
僕とマルくんがスマイル100円でお待ちしております。
(あーでもちょっとあるんだな、それはまた明日)


確かにRSDに限らず昨今のレコード・ブームは(日本はまだまだですが)実情、大きな店の方から恩恵を受けている感じは否めません。
「街のレコード店をサポートする」といった本来のRSDの意向と完全には一致してないかもしれないけど、それでも少なからずどの小さな店であってもRSDが存在したことにより特にここ1,2年くらいからは良い影響はあったんじゃないかなと思うし、そしてたとえ大きな店がそれにより小さな店よりとても儲かっていたとしてもいいんじゃないかな、と僕は思います。









新しい人達のカントリーやフォークにズブズブズブ...
この辺りははなかなか気持ちが入りにくいと思うけど、僕の時代のグランジ辺りにカントリー寄りのがでてきた時もそうだったなあ、僕も苦労しました。
そういう時はひとまず買ってみましょう。
あなたも僕もいいことしかありません。
こちらのGun Outfitは玄人筋のミュージシャン筋のレジェンドとなっている気がするのは、昨年L.A.のフェスBarserktownに参加した時に確認したので間違いありませんけど、ブルックリン保証のレーベルと化しているWharf Catからリリースされた本作は本気で買ってみて聴かないとその良さはわかりません。
貼っときながらなんですがこのサウンドクラウドをどれだけリピートしてもダメなのよ、その辺を伝えるのは本当に難しいのですけど。
RSDと一緒です。




僕は90年代初頭のグランジ・ブームの時も間違えてニルヴァーナじゃなくザ・レモンヘッズを買い集めてしまったのであった。
おかしいな….グランジっていうのにジャンジャジャッガ、ガー!ってなんないよ、コレ!?
ってマジ、グランジを疑ったもん。




The Lemonheads - It's A Shame About Ray


でもなんかね、こっちで良かった気もする。
















明日はRECORD STORE DAY 2015

2015-04-17 14:30:15 | RECORD STORE DAY






そうやって超バタバタしてる間に今年のレコード・ストア・ディである18日が明日という事実。
神はレコード・ストア・ディさえ待ってくれない。
いや誰も待ってくれるはずはないので、いま一生懸命マルくんが袋入れ作業しているのがコチラ。








こちら告知していたCali Thornhill-DeWittによるニューBIG LOVE Tシャツ。
昨日到着。
フロッキープリント(例の浮き出てる奴)ヴァージョンは今回のRSD限定です。
本当はコレ目当てレコードいらないという方々もいらっしゃると思うので、
高値で売ったろ...だって僕らはどろうぼうにはいられてるんだからさ!
と決意していたのですが、レコードも買う人に買ってもらわなければ意味がないので
かなりお得価格にしたよ。

Tシャツ 2,500円
ポケット付きTシャツ 3,000円
ロンTシャツ 3,000円
スウェット 4,000円

これ...全部買っても1万2000円のご計算だよ!
むむむ、安い!
安さは一切売りにしないウチですが、レコード買ってもらうのが本業ですから、いやしかしアメリカ人やオーストラリア人やシンガポール人やフィリピン人のお客様だったらマジ全買いされるレベル。
いやマジだもんなあ、これが...
今回だけ次からは倍の価格になります。
こちらもマジです。


あと肝心のレコードですが入るのもありますが間に合わないのもあったり入らないのもあります、といういつもの感じ。
今年はさらにインディ少ないからなー
どうぞ午前中に他のお店さんに寄ってからBIG LOVEに来てください。
ウチは通常通り1時からのオープンとなります。
志賀高原ビールの樽をたんまり用意してお待ちしております。





また夕方からはレコード女子たちのDJがあります。






タイム・テーブルはこちら


Hana (16:30-17:00)
Nana (17:00-17:30)
Sonimi(17:30-18:00)
Sachi (18:00-18:30)
Ayana(18:30-19:10)
Sapphire Slows (19:10-19:50)
Mayurashka (19:50-20:30)
Saki  (20:30-20:50)
Haruka (20:50-21:10)
Chiro (21:10-ラスト)


一度来てまたレコード屋巡りしてまた戻って来てください。
基地化してもらうのが理想です。




本国のRed BullさんにRSDに絡めてインタビューされた記事がアップされてます。



=Pop into Big Love Records, Tokyo’s discovery store=

Red Bull web site



こちらは世界の国々のレコード店にインタビューするRSD企画とのこと。
日本の事情を僕に聞くとは君わかっておるな!
いやいや僕に聞くとだいぶRSDのJAPANさんに迷惑な方向になってないか不安ですが、まあいつもの感じでしゃべっております。
英語ですけ読んでみてください。









レコード・ストア・ディのBIG LOVEリリース

2015-04-08 20:34:25 | RECORD STORE DAY




今日は無理!

という言葉が口癖になってきてるいや今日やらなければいけないのだとブログを更新しています。
外人疲れしてるのです(みんな)

昨晩アイスエイジのDanは帰って行きました。
そうそうラスト・フォー・ユースのライブの時、マスクして座っていたのはDanですよ。
ネオ・トーキョーのイメージだそうです。
俺には全くなかったネオ・トーキョー。
もうちょっとネオ・トーキョー勉強しなきゃな。

今日、ラスト・フォー・ユースのロークとプース・メリーは僕の家にいて疲れているぽいのでほっておいてBIG LOVEに向かって、やっぱり途中渋谷で買い物。
そして歩いて原宿のBIG LOVEに着くと、そこにロークとプース・メリーはいた。
どこか行くとこないのっ!
本当にずっといるんだよ、BIG LOVEに。
俺たち日本人がコペンハーゲン行ったら歩き回るのに、世界をライブなどで旅しているというのもあるけど、違うんだな。
外人のアーティストってほんとなんもせずにウチにいる。
いつも言うけどさ、アリエル・ピンクとかチェアリフトだってそう。
二組とも6時間くらいただいて、チェアリフトはなんかPCで曲作業してたけど、アリエル軍団は「今日帰る」と言ってたのにずっといて、どうすればよいのか。
アイスエイジのエリアスは毎日朝の10時に来て(すみませんお客様開店前ですよ)4時くらいにちょっと出掛けてまた戻ってきた。
というのが毎日。
なんかしんないけどみんないるとお客さん全然来ないんだよ!
でもそういう価値観に教えられるのです。


ということで、今日はまだ誰も来てないのでお客様も雨というか真冬状態なのにたくさん来てくれていただいてます。
ありがとう!
そう、空き巣にあったんだよ、ぼくら!
というアピールがだいぶ効いてるな…
このように皆様の良心の部分につけ込むような本来の私が持っていた「悪」が蘇り、このままレコード・ストア・ディにはジャパニーズ・ポップをたくさん売ってそのまま本来の「大人」になりたい。
と、たまにこういうこと言って本当にそっちの方で楽に生きれるよう常日頃から私自身に仕向けるよう今も私の言葉は放たれているのですが一向にその気配がありません。
フランス料理を食べたいやら外車を買いたいやら一軒家を持ちたいやらをただただ思いたい。
本気で!

と本気で思ってもないことを書きながらこのブログを人気ブログにしたいとも本気で思っていませんが、そうレコード・ストア・ディの話をしようじゃないか!
なんか僕、本当にレコード・ストア・ディのジャパンのためにがんばってると思うな。
誰も言わない誰も気付かないいや誰も知らないだけですけど、散々ミーティングしたり今日もJ-WAVEに出演(録音)したりRSD広報活動してるのに誰も褒めてくれずたぶんどうせそんなことしてと怒られるくらいでしょうがいいんです。
己のための個人的な活動です。
とかやってたらてめえの店で売るモノのこと全然やってないじゃないかっ!
と改めて今日気付きました。
本日外人のレーベルやらアーティストに「空き巣が入ったから悲しいだからRSD前に送って」というネタでガンガンメールしてます。
そういうのもバレてる気がしますし、2週間切ってるし、たぶんなんも入んないな。
と心配してる僕とキミのために僕は相変わらずしっかりやっています。
レコードが無理ならTシャツを売れ!
と、神が言った。
そう、もう俺Tシャツ屋になりたい。
成功しそうな予感がするんだ。
と言って炎上したい。
炎上どころか相手もしてくれないのはわかっているので、コレ出します。







Cali Thornhill-DeWittデザインによるニューTシャツ(とスウェット)をRSDに販売!
Tシャツ類はトータルで限定100枚(黒と白地半袖と同じくの長袖)
スウェットはトータルで限定30枚(黒と白地)

Cali、ありがとう。









なんか細かい話は明日にして全然ウチのメインじゃないですけどグライムスの新曲イイね。
(気にしてないかもしれないけどコーナーはあるよ!)



Grimes - REALiTi


なんでいいかって曲もだけどさ、そんなのは二の次でとにかく痩せてる。
コイツわかってる。
だいたい売れた奴って太るんだけど、彼女は本物なんだな。
知らなかった、ごめん。
僕も痩せなければ。