全く今年一年なんて振り返れる状況ではありませんが、今年最もサボった事の一つがレーベルです。
と言いながらの新作。
来年2018年1月発売のTOTAL CONTROLの新作"Laughing At The System"のBIG LOVE Edition。
年明けにオビ巻き作業などの組み立てありーで1月中旬発売です。
何故ならなんとBIG LOVE Edition未発表曲付きカセットが付くのです。
彼らはオーストラリア本国ではすでに生きた伝説と呼ばれています。
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こちらは前作、名盤と言われるアルバム「Typical System」から。
すでに3年前2014年かー。このアルバムはマジ当店の大ベストセラー。
なぜかというとオーストラリア人が買って行くのです。
地元では人気すぎて入荷しても即完売で買えないらしい。
そしてTorn Hawk。
むかーしに7インチを出すという話が頓挫してて来日を機に一気にアルバム・リリースまで進んだ様子。
こちらTorn Hawk作品史上最も市場に出回っていない作品なはず。
なぜなら全く卸していないからです。
コンピレーション扱いですが、過去最高にグルーヴィな気もする2010年代のレコード。
あとはOdwalla88もありましたが、そしてSTBOからの日本人Aya GloomyとANNA。1年前の2016年の終わりには日本人をたくさん出せる予定だったのに、結局はこの女性二人だけ。
Aya Gloomyは音楽以外でもモデル活動(?)やショップPom Pom Shopが話題になり充実の一年だったと思います。
もちろん音楽制作の方も実はたくさん新曲が完成しており、ついに来年春先には新作がリリース決定。
そこに収録される新曲群は日本人を嫌いな僕をしても素晴らしいと涙させる、それはたくさんの友人たちに囲まれていそうに見える彼女のどこから生まれるかわかりませんが、反骨精神を確かに維持すると音楽に反映されると僕は信じていて良かったと思わせるレコードとなることでしょう。
via.
@richardkernnyc ,
@theoversea
この娘がRichard Kernに撮られる日が来るとは30年前の私には想像もできなかった。
30年前は彼女は生まれてもいませんが...
そして彼女は逆にコアやアンダーグラウンドにこだわらずもう少しマスな方での活動も自由にし、コチラ側に落としてくれる存在になってくれることも期待してしまいます。
例えばジャニーズやアイドルがBIG LOVEのようなレコード買っていると知ったら、僕らも無条件に彼らを応援してしまうだろうし、90年代はちょっと違うけどそういった人もいたし、逆にコチラ側からそちら側へアタックできるポテンシャルを持っているのは唯一彼女だと思うのです。
自由の前に人間は与えられた役割がある。
ANNAさんは16歳から17歳になり、毎回即完売のZineやらピンズやらTシャツやらを制作手売りしていただけでなく音楽制作ももちろん毎月毎週毎日行なっていましたがそれらすべては翌日自らボツにの365日...
数十年後には未発表初期作品集が出せることになるでしょう。
というわけで同じく春先にはANNAもニューシングル発売決定。
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ANNA Electric Dreams
若者というのはあっという間に成長するもので...この時さえ既に懐かしく思えるほどに違う人間になっているのが恐ろしい。
私といえばどうであろうか。
昨日も今日も一緒ではないであろうか。
via. I-D
こちらはこの秋、TOGAさんのモデルとして登場したもの。
実はこれ以外にもこの半年だけで10企画くらいのモデルやインタビューのお話があったのですが、彼女は「他人と絡むものはやらない」と譲らないので某超有名ブランドから何まで全てお断りする私の立場のなさ...と泣く私に「ANNAを本当に必要としているかだけが大切であり、なぜなら私はモデルでもタレントでもないではないか」と言った。
なんかすみません。
来年は外人も出します!もう付き合いで出すことはしません!(笑)
もちろん今のロンドン系も話をすればリリースの話もできるだろうけど、その辺はむやみに出したりしません。
なぜなら僕はレコードを買っている人間だから。
レコードを買う人間にとっては、例えばBIG LOVEから出しても良いなと思うもの、そして出すなよこのヤロウ!というものがあります。
そしてこの日本ではそれは出すなよこのヤロウ!というのばかりが出されて、ああこの日本のレーベルの奴、レコード買ってないなってすぐわかってしまう。
と言いながら実はその辺もやりますのはやりますけど...
むむむむ乞うご期待!という事で明日もブログ書きます。