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我々は好景気だからレコードを買っていたのか

2017-11-12 21:37:39 | 新入荷 JUST ARRIVED








いざなぎ越えの好景気と言われても実感はない、と言いますがその後のバブル期でもそういった実感があったかと問われればどうなのでしょうか。

確かに90年代初頭、夜中の0時30の渋谷のスクランブル交差点は人でごった返していたし、不動産屋に行っても7万円以下だと椅子に座らせてくれもせず門前払いされたし、本当に社長は一万円札を振ってタクシーを止めていた。
もちろん僕はまだ20歳そこそこでお金はなく、かと言って大人はみんな大金持ちだったかというとそうでもなかったはずで、ただみんなアホみたいに金は使っていた。
だから大人なった僕らは今も金がない。

失業率は実質0%だというのはコンビニの店員は外人だらけなのをみれば明らかだし、僕らの知らないところで大金持ちになっている人はいるだろうし、そしてあの頃と違うなと思うのは、お金を使わないことがいかに正しいか、政治がいかにダメか、とにかく生活や社会がいかに大変か、そんなことばかり垂れ流すメディアとインターネットくらいかも。
あの時代、メディアはアホなことばかり流して書いて紹介してたからなー

ゴールデンで放送されたMTV アワードのカルチャー・クラブを家族で観てたし、ニューオーダーやビースティー・ボーイズが11時台の番組でカラオケ演奏してキレて暴れたし(11PM、トゥナイトか?)、フリッパーズ・ギターがレコード大賞の最優秀アルバム受賞し和田アキ子をキレさせるし、バイト仲間だったカジヒデキくんは雑誌「音楽と人」に大特集されいきなりアルバムが4位になってバイトに来なくなるし...あの時は毎日出勤で大変だったよ!

結局新しいものを発見して一番最初に世間に紹介するのが業界人の権利であり義務であったし、今やその価値観皆無。
自分が青春時代だった頃の80年代や90年代の音楽ばかりCMに使って勝手に仕事してる気になるなよ!俺が大統領なら逮捕だタイホ!
だから(?)今は本当に好景気なのかもしれない。







Superorganism - Something For Your M.I.N.D. (BBC Music Introducing session)

とか言ってウチだって好景気なんて実感なんてやっぱりないけど、それでもこんな3階までのぼってレコードを買っていただけるなんて感謝しかありません、僕なら怖くてこんなとこ入れませんもの!

そして世界は動いている。
それを生き甲斐に僕は生きていれて嬉しいかぎりですが、こちらのSuperorganismはそういったことは全て行動力のみでどうにでもなるということを教えてくれます。
この前、この子のお父さんがやってきてくれてレコードを買ってくれたのだけど(言っていいよね?)結構話してくれてなんだかとても良かったです。
この手は00年代としたらThe Go! Teamとか思い出されますが、全然違う。








Angel Olsen - Special (Official Video)

全然違う!痩せてきた。
Angel Olsenがこれだけ欧米で支持を得たのはそういった意志の部分だと思います。
それはダイエットしろやらスタイル気にしろとかいう話ではないですよ!
もう何でもかんでも怒られる時代だからな。
私はその努力の姿に感銘を受けてるだけなのに。






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それはこの女性にも感じる。
正直言うともはやBugerを中心としたL.A.ガレージ〜インディなギター・バンドなどもはや全く興味がない私とアナタでしたが、そしてそれは全く間違えていない感覚と行為に違いありませんが、がしかしこの娘は最高です。
マカロニ・ウェスタン・ロカ・インディなアルバムは本当によく出来てるし、Third Manあたりが絶対に出しそう。
よく出来ているというのは才能とかセンスの話ではなく、気合い意気込み戦いの姿勢、とか何度も言ってますがもはや音楽なんてそれがあるかないかしか判断出来ず、それはガンバルッ!とはその辺のアイドルでも言えますが、そこに決してメンヘラや鬱になって逃げないとんでもない量の思考の末の行動の結果、我々は彼らのレコードを選び買い、そして私はその姿に感動するわけです。
と、書いてることが相変わらず私だってよくわかりませんが、とにかくこの女性は満点です。
馬に立ってるもんなあ。