Croatian Amorの新作が到着。
前にTropic of Cancerとか出していたベルギーのアート集団Sleeperhold Publicationsより。
アートがCroatian Amorのような音楽とリンクすることが99.9%なくなってしまった不思議な先進国、日本に対して僕はもう憤ったりしてる場合じゃないのです。
円安だし。
CROATIAN AMOR at 13 Torches For a Burn
山下優くんが撮った映像です。
優くんといえば、ただいま開催中の写真展「STAY HIGH」明日が最終日です。
明日はクロージング・パーティ的な感じで優くんとCHIROなどがDJなどもするそうなので(6:00pmくらいから)レコード買いついでに適当にご覧になっていってください。
Zineも好評で残り少ないそう。
例えばニューヨークの旅の話をした時のように、その土地のカリスマであるCult Of YouthのSeanが自身の店でささささと先頭きって働く姿や、Sacred BonesのCalebのようなその土地のリーダーがわざわざ仕事終わった後にバーで働いている姿をみたりしてると、新しいカルチャーがこの土地から生まれる理由やアートが身近にある理由がわかった気がして感動したのだけど、そういうのってここ 最近の日本では感じた事もみた事もないから、そこかもしんないぞ。
いやもちろん日本でもないことはないけどオレのように(笑)いや業界の子や取引先の人はオレのことバイトってずっと思ってる人もいるみたいだし、それは逆に嬉しいかったりするし、現場にいるといるからこそ新しいカルチャーを感じることが出来るし、オレみたいなのはそれでようやくそれと携われる気がする。
しかしですな、聞くところによると逆に若い子は現場で働くよりオーナー然としてそこに佇んだり見回りしたりする方を即決選ぶらしい。
えっ、それってカルチャーがないじゃん!
というかそもそもカルチャーなど好きではなかったらしい。
ガーン...
業界とか、そんな雰囲気のとこでいるのが好きなだけだったんだと。
エエエー、赤裸々すぎるわ、ショック…
みんなそんな感じなのかな。
できればそこで威張れたら最高なんだろうなあ、間違いなく。
それも結局大人達による価値観の植え付けだし彼らのせいじゃないと思う。
が、しっかしオレには全然わからん。
インターネットもあるし、そもそもそんな時代は90年代で終わってるし、とにかく時代はもうガンガン変ってるし、いやオレがおかしいのか、そりゃオレの言うことの方がオレの方がわからないという人の方が絶対的に多い気もするし、まあそれはそれでそうでなければ普通だし願ったりなんだけど、いやみんながみんなそんな感じだったとはなあ、また一歩進んで100歩下がるだよ、チーター!
と、結局円安など関係なく相変わらずしてしまってる場合の私ですが、Croatian Amorと一緒に仕入れたシカゴのDisappearsの13年のこのレコードが超好み。
この救い様のない暗さが癒されるわ。
Krankyってすべて良作にも関わらずなにかに頼った感じが個人的には距離を置く感じなのだけど、たとえばこのバンドだったらクラウト・ロックだった部分とか。
それが全くこのレコードには見当たらず、良い。
売れるとは思えませんが。
しかしやはりAnd Also The Treesのようだ。
オレのために作ってくれたのかもしれない。