京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句「木枯らしや」の巻

2021-01-06 08:05:19 | 俳句
フリー句「木枯らしや」の巻
木枯らしやそろそろ読書止めたいぞ   巡紅
雑巾も動員しての大掃除        ひろあき
風邪寝ている訳にもいかぬ年の瀬    巡紅
手袋を買いに子狐やってくる      ひろあき
良い夢とより良い明日がこの子に    巡紅
誰にでも一冊の本クリスマス      ひろあき
ペンを人に持たせるか自分で持つか   巡紅 
判決を迫られている陪審員       ひろあき
評定不能になって新たな陪審員から始まる 巡紅
新月の再び光出すように        ひろあき
元少女兵よもっと口を開いてくれないか 巡紅
湯治の地ゆっくり流れている時間    ひろあき
線香と蝋燭の熱がまだ残る仏壇     巡紅
一族が皆再会の盆休み         ひろあき
アフターコロナよ早く来い       巡紅
正常に開いてみたいオリンピック    ひろあき
開店前高島屋の車行列は異常なし    巡紅
お歳暮を配達天下の台所        ひろあき
地球を見守る星の糸電話        巡紅
シャガールの絵筆そのまま物語る    ひろあき
無垢過ぎる魂は恋人まであの世へ    巡紅
まゆみの実泪のように赤い点      ひろあき
※まゆみの実は晩秋の季語ですが、今も真っ赤に色づいています。