次の職場へ
金澤ひろあき
気がつくともう、六十代も半ばです。この時期に何回も桜を見て来ましたが、年々の花が違うように感じます。花の頃は、卒業や入学、異動など、別れと出会いの季節ですので。
確かに、学校や職場が変わっても、長いつきあいを続けることも多いです。懐かしければ、訪ねることができる場合もあります。しかし、確実に「これまで」との区切りにはなっています。それが次の新しい人生・生活の始まりともなります。
退職後の再任用で、またお世話になります。次の職場で四校目となります。今回は、疎水沿いの桜が咲く山科の地から、二条城の隣の地へ。私自身の再任用最後の年です。
花が満開の中、以前から長いお付き合いをさせて頂いている方に助けていただき、次の職場へ荷物運びをしました。ありがたいことです。
どのような出会いがあり、どのような花が咲くのかなと、桜を見上げながら思います。
引っ越しを終えて一息花明かり ひろあき