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京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

2025年5月 京都童心の会 通信句会 評

2025-06-11 17:06:42 | 俳句
2025年5月 京都童心の会 通信句会結果
【選評】
○金澤ひろあき選
特選 天 7 シャボン玉世界は拡し旅立つ日 松村芳子
 シャボン玉が生きていて、自分の意志で飛び立つような表現になっています。「世界拡し」ととらえることで、私達にも希望を与えてくれるような明るさもあっていいですね。
地 59 牡丹の崩れ金魚隠れて一つの死 三村須美子
 ドキュメント風に見えます。華やかだった「牡丹の崩れ」と「金魚」の配合、二物衝撃が映像を浮かび上がらせ、印象を鮮明にしています。
人 32 晴時々雨ポケットの風船 野谷真治
 「晴時々雨」というのは、微妙な心境や状態を示しているようです。「ポケットの風船」は、何の象徴なのでしょう。考えさせられます。ポケットから取り出して膨らます。何かの可能性を暗示しているかのようです。
 他、印象深い句。
24 小さなプライド散りばめ シャボン玉 塩見すず子
 空にたくさん浮かぶシャボン玉を見ていると、一つ一つが輝いていて、確かに大切なもの、「プライド」の象徴のように見えることもあります。
 この句の見立て、素敵です。
29 若葉です心の中は不安色 遠藤修司
 若葉の若々しい緑。その下に陰りを見たりすることもあります。あるいは若さゆえの不安でしょうか。何となく「不安」のような色を感じる心のひだの微妙さを思います。
41 春帽子母の御下がり被りして 野原加代子
 こうやって受け継いだもの。古いけれど、思いがこもっているもの。いつまでも大切にしたいものですね。
48 親子丼ごはんすこーし玉ねぎ人参じゃが芋 蔭山辰子
 お米が高い。去年の二倍の値段。「ごはんすこーし」がかなしいですね。そのぶん、玉ねぎ、人参、じゃが芋を増やし。暮らしの詩ですね。
56 雲の獅子地には牡丹の咲き乱れ 三村須美子
 獅子に牡丹は古典的図柄ですね。5月初め頃の晴れた空。雲の形が獅子。その組み合わせのように、地には牡丹が咲き乱れる。雲を獅子に見立てるのが楽しいです。
1 八重の花学び舎六年高唱す 松村芳子
 小学校の卒業式。毎年見る光景ですが、一人一人の子にとって、人生の基礎となる大切な六年間です。「八重の花」を上句に据えるのも、趣を添えますね。
26 シャボン玉飛び 阿・吽の呼吸になる 塩見すず子
 吹いた私と飛び立つシャボン玉。「阿吽の呼吸」が、気持ちが合わさっている感をよく出していますね。
44 母子草恩師想いて歩きたし 野原加代子
 こうやって想って貰える先生、幸せですね。
62 何もかも舐めて確かむ子の若葉 三村須美子
 こういう時期がありますね。目が離せなくて大変ですが。「若葉」に気持ちがこもっていますね。
28 良い知らせオクラレルカの花言葉 遠藤修司
 この句を読んでいると、じんわりと愛情を感じます。
○松村芳子特選
11 もう母もいない花冷えのふるさと  金澤ひろあき
 初めの「もう」だけで悲しみが強く感じられました。
○野谷真治特選
10 父母を見送る私の中に落ちる花 金澤ひろあき
 私は、昨年(二〇二四年)、母親の十三回忌法要を行った。父親は、三年後に、十三回忌をむかえる。父と母を亡くして、久しい。
 「私の中に落ちる花」が寂しく、悲しい。
○野原加代子特選
53 ハナミズキ思わず鼻歌青い空  三村須美子
 私の好きな花の種類の一つです。市バスから見る花ミズキを今年も見ることが出来ました。心の落ち着く穏やかな花だと思います。思わず一青窈さんのハナミズキをユウチューブで何回も聞いています。
○塩見すず子特選
10 父母を見送る私の中に落ちる花 金澤ひろあき
 父母を亡くし見送る時、父母の人生、私の人生をふりかえり、両親への感謝、私の責任、いろんな思い出にひたり。
 私の中に落ちる花の色は何色だったんでしょうか。決意はと?
 気持ちがつたわります。
2 バラ園のあるようないよう曲がり道 松村芳子
 咲きみだれるバラ園の曲がり道もあり、私の人生もあるようなないような不確かな道を想像します。
○三村須美子特選
9 何もいわなくなった母に思い出話する  金澤ひろあき
 最近、夫を亡くした私も毎日、今日あった事、困った事など話かけや相談をしています。遺影は笑っていて何も答えてくれません。でも私の心にワンクッションの間をおいて慰めになります。私も同じと思い、選びました。
○遠藤修司特選
10 父母を見送る私の中に落ちる花 金澤ひろあき
 何故かわからないけど、ふにおちたので特選にしました。
○蔭山辰子特選
53 ハナミズキ思わず鼻歌青い空 三村須美子
 快い初夏の日々、短い間でも楽しみたいです。
61 花は葉に見返り桜何代目   三村須美子 
 植物は何も云わず、次の年に新芽を出し、花を咲かせます。私も、そうありたいと思いますが、なかなか難しいです。

64 青嵐や暑い日寒い日まだストーブ  三村須美子
 あおあらし、梅雨の明けるまで続くでしょうか、猛暑の夏よりいいのでしょうが・・・。


2025年6月 京都童心の会 通信句会作品 追加訂正

2025-06-11 13:12:00 | 俳句
2025年6月 京都童心の会 通信句会作品 (追加訂正)

この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。
特選句の選評をいただけるとありがたいです。

1 咳一つ港のチューリップ
2 雨ぶっきらぼう芍薬の赤
3 裸足のあと追う行き場のない風
4 一度しか死ねない靴下捜す
5 モーニングティサイレントタウン
6 花つかれ行き交う鹿の迷い道
7 雑草かなひとしく迷う茅花満ちて
8 雨宿り暮らしの声も筒抜けに
9 長湯して窓越し眺む菜種梅雨
10 大雨や平穏無事にとどまれり
11 うり漬けや歳ごと思う運不運
12 プランター ホロリポロン初きうり
13 古茶新茶目立たず一人生きて来し
14 新茶点て古茶となりつつ我米寿
15 日傘さす雨のうつ気を陽が反らす
16 新茶の茶柱うれし別腹へ
17 身勝手にキューリのひげのびのびと
18 月の光が照らしてくれる迷い道
19 雨あがり私から出す虹の橋
20 新茶で一服 最後の一滴まで
21 きげんよく香る新茶を一人占め
22 初キューリのめん玉を洗う
23 思い出したように雨の日は雨の虹
24 あこがれとは米寿色の新茶の香
25 八十年 指の数ほど迷い道
26 相合いガサの二人の今後どうにでもして
27 天気かな見なくても耳でわかる日
28 道まよい一休寺へひと休み
29 年老いて縁日遊び震える手
30 曲がった性根キュウリなら良かったのに
31 ボケ防止茶つみ歌で手を合わす
32 園児がはしゃぐヒマワリの迷い道
33 集中豪雨 なぜ水不足?
34 迷ったら元の道へわからないから迷い道
35 曲がらないよう型に入れるキュウリの勝手にさせて
36 適当に走った挙句迷い道
37 政治の茶番はマズイ番茶なら良かろうに
38 高速で困る人たまに居ますと係員
39 雨の大つぶカミナリ様のヨダレ!
40 片つむりは雨ふらし両目つむれば見えません
41 違った風景見る為しばし迷い道
42 カギが出た 何のカギだかわかりません
43 雨蛙ようやく俺らの天下来る
44 雨に染まる十薬花十字
45 点描の黄菖蒲の黄点灯す
46 ドクダミを指名手配のごとく抜く
47 十薬の小さな庭に天下布武
48 梅雨兆すみけんにしわの阿修羅の目
49 梅雨冷えに沈む五重の塔の影
50 食べごろをぽっちゃり胡瓜と相談す
51 初採れの胡瓜スマホにポーズとる
52 黄の花のかんざし胡瓜ハイチーズ
53 就活の迷い道に立つスーツ
54 迷い道その道しるべ七変化
55 迷い道 光あるほうあるほうへ
56 迷い道 シャカ・キリストの若き顔
57 古茶新茶 農水大臣交代す
58 迷い道 見えているのに遠い星
59 菜の花と一緒にゆれる黄蝶たち
60 ガラス窓 反射に光り蝶々二羽
61 夕焼けの雲パンダに似た笑顔
62 ふるさとに帰るのパンダさみしくて
63 年を取り思い出すのはバラ蕾
64 バラの笑みもらって亡きひと(夫)思いだし
65 両の手を合わせて祈る青天上
66 万博に行かずもテレビ ライブで見る
67 行かずとも話はや咲く万博よ
68 焚き方を古米古古米研究し
69 無いよりはマシでも日本は米の国
70 青葉かなこの道通り子ら歩く
71 燕飛び今年生きてる実感や
72 夏風や川沿い歩き鳥の声
73 藤の花垂れて咲きし雨降りて
74 母の日にお造り食べて祝いかな
75 初夏帽子今年も被りて母想い
76 時鳥耳を澄まして心地鳴き
77 葱坊主車窓から見るは人の顔
78 サングラス鏡で映す老人顔
79 紫陽花や色鮮やかに見惚れ咲き
80 佃煮の蕗の苦さにすすむ飯
81 おねだりのザラ舌猫になめらるる
82 バス待ちのスマホいじりの走り梅雨
83 越境やこっそり鋏赤いバラ
84 卯の花や段々畑の草筵
85 イヤリング付け浴衣体験異邦人
86 名を忘れ話そらして柿若葉
87 溝掃除ヨッコラショと梅雨に入る
88 紫陽花のさし芽で増やす鉢の数
89 立葵勢いづきて駆ける羽目
90 庭の梅色付き取り頃下準備
91 ジャガイモ掘り賑やかごろごろ大中小

※発行後作品が届きました。追加して訂正します。

2025年5月 京都童心の会 通信句会結果

2025-06-10 13:52:45 | 俳句
2025年5月 京都童心の会 通信句会結果

花よりも
   金澤ひろあき
 4月の祝園句会に行く途中、沢山の桜を見ました。
 東寺の五重塔のまわり、桜が取り囲んでいます。
 五重塔は、宇宙の構成要素である五大を示すと共に、仏のシンボルでもあるそうですから、仏を花が囲んでいるイメージも浮かびます。
 花囲む仏身五重塔五大 ひろあき
 祝園では、遠藤修司さんが車で迎えに来て下さいました。ありがとうございます。そして、元気になられた松村芳子さん、塩見すず子さん。仲間が元気になると、嬉しいものです。
 よく笑う花よりダンゴの仲間たち  ひろあき
 花と新緑 元気になった仲間たち
 花よりも今日の主役はお芋巻き
 枚方より遠藤さんが、お芋巻きを持って来て下さいました。もとは徳島県の御菓子らしいです。金時芋をカステラで包んでいます。
 楽しいひとときに合う甘さです。

皆さんの選です。
 選者 真・・野谷真治  白・・白松いちろう 
修・・遠藤修司  辰・・蔭山辰子  
ひ・・金澤ひろあき 須・・三村須美子 
加・・野原加代子 真理・・岡畠真理子
    芳・・松村芳子  す・・塩見すず子

○松村芳子
1 八重の花学び舎六年高唱す   ひ 辰
2 バラ園のあるようないよう曲がり道 す 修
3 バラの刺 心尖りても人を好(こう) 加 須
4 一人静楚々と平城山(ならやま)人恋し
5 蓬摘みいつしか二人相寄りて 須
6 草餅の緑と香り紙折に  真 加 す
7 シャボン玉世界は拡し旅立ちの日 (特 ひ)
8 口休めシャボン玉吹く一人ッ子
○金澤ひろあき
9 何も言わなくなった母に思い出話する (特 須)真 加 辰
10 父母を見送る私の中に落ちる花 (特 真)(特 す)(特 修)
11 もう母もいない花冷えのふるさと (特 芳)加 須
12 花びら拾う母の骨拾う  芳 真
13 母いない庭に残る切り株
14 東山笑う行列できる餅
15 草餅も事件の鍵の時代劇 芳 真 修 辰
16 極甘の餅あり昭和のふるさとは
17 よく笑う花よりダンゴの仲間たち 加
18 妹と兄の競演しゃぼん玉 真
19 あと少し届かない夢しゃぼん玉 芳 す 須 辰
20 花の果て意外なポツンと一軒家
21 鯖街道是れより洛中花街道 修
22 恋の猫風を起こして知らんぷり 加 須 修
23 関税のトランプ吠える草むしり 真
○塩見すず子
24 小さなプライド散りばめ、シャボン玉 ひ
25 戻らぬ夢捜してる 桜もち  加
26 シャボン玉飛び 阿・吽の呼吸になる ひ 修
27 四人組へ 幸運を呼ぶ桜餅
○遠藤修司
28 良い知らせオクラレルカの花言葉 ひ
29 若葉です心の中は不安色  ひ
30 ズボラな私伝動歯ブラシ
※訂正 作者より 30 「電動」が「伝動」になっていました。逆に心が伝わったかもしれません(笑)
31 名も同じ楽しき集いのエッセンス 須
○野谷真治
32 晴時々雨ポケットの風船 (特 ひ)す
33 鉛筆の丸み港チューリップ
34 四月の真夏日自死考古学 須
35 唇ゆでたまご月おぼろ  芳
36 ピラフセットサラダノタンポポ
○野原加代子
37 春来たる青空晴れて歩きたし
38 初桜この道通り孫歩き  真
39 初蝶や車の周り飛び周り
40 燕飛び納屋をくぐりて空舞し
41 春帽子母の御下がり被りして ひ 真 す 辰
42 シャボン玉幼子追いて空舞し 須
43 道に咲紫すみれまた会いて  す 修
44 母子草恩師想いて歩きたし  ひ 芳 修
45 鶯や今年も聞けしさえずりて 辰
○蔭山辰子
46 好きなのは桜吹雪と若葉の芽 芳 加 す
47 柿緑空に映えるかつばめ飛び
48 親子丼ごはんすこーし玉ねぎ人参じゃが芋 ひ 真
49 今ある米だいじにし安くなるの待ち
50 野球なし今日はババ抜き七ならべ(トランプ) す 修
51 万博へ行けずテレビで一日中  須
52 イタリア館 地球かかえるアトラス像 (行けるなら見たい)
○三村須美子
53 ハナミズキ思わず鼻歌青い空 (特 加)
54 好きだった鰻能登から百ケ日(特 辰)
55 山藤や向こうの山は鷹峯   加 辰
56 雲の獅子地に牡丹の咲き乱れ  ひ
57 連休の出払っていて鳥の声  真 修 辰
58 5月3日平和憲法右往左往
59 牡丹の崩れ金魚隠れて一つの死 (特 ひ)芳 す
60 日の表裏くっきりツツジの咲き具合 芳
61 花は葉に見返り桜何代目    芳 辰
62 何もかも舐めて確かむ子の若葉  ひ 芳 す
63 こどもの日孫を呼び寄せバイキング 修
64 青嵐や暑い日寒い日まだストーブ 加 辰 


2025年6月 京都童心の会 通信句会作品

2025-06-10 07:55:27 | 俳句
2025年6月 京都童心の会 通信句会作品

この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。
特選句の選評をいただけるとありがたいです。

1 咳一つ港のチューリップ
2 雨ぶっきらぼう芍薬の赤
3 裸足のあと追う行き場のない風
4 一度しか死ねない靴下捜す
5 モーニングティサイレントタウン
6 花つかれ行き交う鹿の迷い道
7 雑草かなひとしく迷う茅花満ちて
8 雨宿り暮らしの声も筒抜けに
9 長湯して窓越し眺む菜種梅雨
10 大雨や平穏無事にとどまれり
11 うり漬けや歳ごと思う運不運
12 プランター ホロリポロン初きうり
13 古茶新茶目立たず一人生きて来し
14 新茶点て古茶となりつつ我米寿
15 日傘さす雨のうつ気を陽が反らす
16 新茶の茶柱うれし別腹へ
17 身勝手にキューリのひげのびのびと
18 月の光が照らしてくれる迷い道
19 雨あがり私から出す虹の橋
20 新茶で一服 最後の一滴まで
21 きげんよく香る新茶を一人占め
22 初キューリのめん玉を洗う
23 思い出したように雨の日は雨の虹
24 あこがれとは米寿色の新茶の香
25 八十年 指の数ほど迷い道
26 相合いガサの二人の今後どうにでもして
27 天気かな見なくても耳でわかる日
28 道まよい一休寺へひと休み
29 年老いて縁日遊び震える手
30 曲がった性根キュウリなら良かったのに
31 ボケ防止茶つみ歌で手を合わす
32 園児がはしゃぐヒマワリの迷い道
33 集中豪雨 なぜ水不足?
34 迷ったら元の道へわからないから迷い道
35 曲がらないよう型に入れるキュウリの勝手にさせて
36 適当に走った挙句迷い道
37 政治の茶番はマズイ番茶なら良かろうに
38 高速で困る人たまに居ますと係員
39 雨の大つぶカミナリ様のヨダレ!
40 片つむりは雨ふらし両目つむれば見えません
41 違った風景見る為しばし迷い道
42 カギが出た 何のカギだかわかりません
43 雨蛙ようやく俺らの天下来る
44 雨に染まる十薬花十字
45 点描の黄菖蒲の黄点灯す
46 ドクダミを指名手配のごとく抜く
47 十薬の小さな庭に天下布武
48 梅雨兆すみけんにしわの阿修羅の目
49 梅雨冷えに沈む五重の塔の影
50 食べごろをぽっちゃり胡瓜と相談す
51 初採れの胡瓜スマホにポーズとる
52 黄の花のかんざし胡瓜ハイチーズ
53 就活の迷い道に立つスーツ
54 迷い道その道しるべ七変化
55 迷い道 光あるほうあるほうへ
56 迷い道 シャカ・キリストの若き顔
57 古茶新茶 農水大臣交代す
58 迷い道 見えているのに遠い星
59 菜の花と一緒にゆれる黄蝶たち
60 ガラス窓 反射に光り蝶々二羽
61 夕焼けの雲パンダに似た笑顔
62 ふるさとに帰るのパンダさみしくて
63 年を取り思い出すのはバラ蕾
64 バラの笑みもらって亡きひと(夫)思いだし
65 両の手を合わせて祈る青天上
66 万博に行かずもテレビ ライブで見る
67 行かずとも話はや咲く万博よ
68 焚き方を古米古古米研究し
69 無いよりはマシでも日本は米の国
70 青葉かなこの道通り子ら歩く
71 燕飛び今年生きてる実感や
72 夏風や川沿い歩き鳥の声
73 藤の花垂れて咲きし雨降りて
74 母の日にお造り食べて祝いかな
75 初夏帽子今年も被りて母想い
76 時鳥耳を澄まして心地鳴き
77 葱坊主車窓から見るは人の顔
78 サングラス鏡で映す老人顔
79 紫陽花や色鮮やかに見惚れ咲き