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京都童心の会
ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流
いけず石
2025-08-22 14:46:06
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俳句
いけず石
金澤ひろあき
京都の露地などで、塀の外に石などを置いてあることがある。車などがぶつからないようにするためらしい。「いけず石」というらしい。「いけず」とは、いかにも京都らしい。
こおろぎや通せんぼするいけず石 ひろあき
冠句エッセイ 広重のブルー
2025-08-22 11:08:22
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俳句
冠句エッセイ 広重のブルー
金澤ひろあき
若い頃に、絵をかじったことがある。写生した絵にはもの足りず、ピカソや北斎が好きだった。ダリの絵の不思議な着想に魅せられた。
自分が描く時も、わざと歪みを入れたり、構図を大胆に組み替えたりすることを好んだ。
六十を越えてから、それまでじっくり見なかった広重を観た。何気ない風景、庶民と思われる旅人が宿で飯を食べているような、どこにでもありそうな風景。描かれている人々は美男美女ではない。それが深いブルーと相俟って、何と美しいことか。
こういう美を、私も句で描けたらというのが、願望になった。
水に寂ぶ 広重版画濃いブルー ひろあき
※四条大橋から三条大橋を望む。三条大橋は旧東海道の終着地。(京都側から言えば始発ですが)
冠句エッセイ ふるさとの家
2025-08-21 08:02:56
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俳句
冠句エッセイ ふるさとの家
金澤ひろあき
両親とも亡くなった後、一度福岡に里帰りした。私達が生まれ育った家は、母が丁寧に手入れしていたせいか、綺麗に残っている。当時小さかった山桃の木が大木になっており、時の流れを感じた。
空き家の増加が問題になっているが、幸いなことに妹夫婦の一族が住んでくれることになった。
私が過ごした短い小さな過去に代わり、新しい歴史が始まる。
安心して故郷を後にした。
雪匂う 愛も哀もあった家 ひろあき
2025年8月 京都童心の会 通信句会作品
2025-08-20 09:05:48
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俳句
2025年8月 京都童心の会 通信句会作品
この中より、十五句を選んでください。さらに特選一句をお願いします。
特選句の選評をいただけるとありがたいです。
1 田植え前喜び音色ゲコゲコと
2 松葉杖車イス男女大変だ
3 打ち続く殺しあい動物界の物笑い
4 選ぶって取るか捨てるかそれだけなん?
5 おいしい団子 住宅地でも人だかり
6 洗ってきれいな野菜より土がついてる方が良い
7 串の数ごまかし払う性悪の自分
8 チビ太の好物おでんの串ざし
9 私の自慢 おでんの漢字わかります
10 相手の笑顔期待するよに物選ぶ
11 団子のイメージ3人兄弟
12 ふるさとのブドウまんじゅう串がある
13 おいしい物選び食べりゃ布袋顔
14 友だちは選ぶじゃなくて友を呼ぶ
15 顔寄せて団子のぬくもり四人組
16 のどごしに個性きわだつしょう油団子
17 団子の声にひかされて腹時計
18 団子屋の旗にまねかれまぶしいお日様
19 いいさ団子の顔して隙間にもぐりこむ
20 運ばれし三色団子は暑気除けに
21 三色団子急に寡黙な客になる
22 わらび餅分け合い出来ず又追加
23 団子会割り算出来ず引き算で
24 青柿のにわかに増えて又一つ
25 これよりの佛花は狭庭の千日紅
26 棚経の僧の夏足袋いと白く
27 歳月は絡まず生きて忽冬の花(すいかずら)
28 かめの水すくう手杓が夕飯せかす
29 蓮の葉に転びしダイヤ幼児の目光る
30 すぐ欲しい蓮に並びしダイヤつぶ
31 藤の椅子空く間もなくて子犬まで
32 コドクとカタカナ書きすると本物になるトカイ
33 一人で生きるなんてツッパリなさんな蜂歌う
34 手をかざすと流れるトイレが文明
35 どれ選ぶ美形ぞろいのもらい猫
36 分かれ道選ぶ白百合あるほうを
37 団子屋の暖簾が招く夏休み
38 土用団子串におさまる二三が六
39 うなぎよりお先に団子のしょう油味
40 あなたとはぬくい団子のような仲
41 未練いっぱいこの世にも団子にも
42 夏休み団子屋さんのフルコース
43 看板娘団子鼻の愛嬌で
44 慎重に選んでしまうハズレくじ
45 妖精の居る砂時計のくびれ
46 急須壊れる西日の食堂
47 辛子漬すっからかんのから梅雨
48 三姉妹の店かき氷逃げ込む一人
49 花氷惑う腕時計はずす
50 風船葛 浴衣の帯の力抜く
51 野良着のよごれよ合歓の花
52 見たくないものねらってるガマガエル
53 生きのよいブルドーザーと蟻の穴
54 土だらけの爪「今日も終わった」
55 脱ぎすてた野良着の剥製
56 もう一本のバラ咲かせ開発地区
57 ゆるやかにカナダと別れるボールペン
58 エアコンフル稼働扇風機で微調整
59 早過ぎてセミも鳴かない梅雨明け
60 夏しか行かない和菓子屋水まんじゅう
61 選手の笑顔あふれるプロ野球オールスターゲーム
62 球団マスコットたちワチャワチャ画像に癒される
63 東の雲に茜さす夕焼けの不思議
64 夏休み子供たちとて暑さいや
65 午前5時 昇る朝日に雨たのみ
66 暑い中がんばって行く参院選挙
67 めだま焼き みそ汁 塩ざけ おつけものと、冷奴、朝昼晩にひややっこ
68 年ごとにきびしい夏が強くなり
69 夏燕暑さ吹き飛ぶスピードか
70 夏あざみ紫色に頬染めて
71 紫陽花やピンクに染めて陽を浴びる
72 川蜻蛉ゆらりゆらりと飛びまわり
73 水遊び子らや夢中に笑顔染む
74 田舎家蚊帳懐かしき思い馳せ
75 茄子の花紫色や母の顔
76 蝉の声暑い暑いと泣き続け
77 アイスコーヒー喫茶店で飲みし一休み
78 アイスクリーム孫と頬張る嬉しさや
79 庭の熱中症水やりは祖母の大仕事
80 無理強いして誘う吟行蓮の花
81 冷えすぎを外で調整猫ゴロリ
82 鉄砲虫いちじく枯らし飛び立てぬ
83 片影や板塀の由緒書き画家の家
84 白蓮の青や黄緑受ける熱弾
85 桃の尻茣蓙に転びて食い休み
86 黒蜻蛉前へ前へと誘いけり
87 囀りで覚ます一時やがて灼熱
88 両手を支えられ外へ一歩の夏生まれ
89 青鷺や花も鯉にも関知せず
90 蝉時雨石段の老婆に続く空
※写真はキトラ古墳の朱雀。
大和絵の雨
2025-08-20 08:38:09
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俳句
大和絵の雨
金澤ひろあき
久しぶりに、嵯峨嵐山文華館へ行く。「万博日本画繚乱」というテーマで、パリ万博等に出品した日本画家の作品を展示している。
大橋翠石の「悲憤」、迫力ある。子供の虎を鷲がさらうのを左雙。怒り狂って追う虎の親を右雙に。
竹内栖鳳の「春郊放牛図」は、牛の匂いがして来そうな、牛のアップが右雙。左雙は牛達の遠景。そして小さな雀達が描かれる。生を包む天地を感じる。
時を忘れて見てしまう。帰りは渡月橋あたりで雨模様。
傘の花咲かす夕立渡月橋 ひろあき
異邦人大和絵の雨濡れにこよ
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