ゼネコンの選定

４５年の建物を取り壊して、新しい建物を建てる計画があり、設計会社は決まって、基本設計が終わりそれを元に、ゼネコン６社に声をかけて、建設選考に参加する意思があるか聞いて、選考会が行われました。

これまで、何回か同じことを繰り返してきましたが、毎回、選考には気を使います。工事価格はこちらで決めますので、選考意思のある建設会社は、基本設計を参考に、その金額に合うように技術提案などにより、コストを絞り込みます。出来ないものは別途工事などとしてきます。今回は４社から参加意志があって、資料が提出されました。そのうち１社からの提案書に問題があって、その会社を選考会に参加させるか検討され、１次選考で３社に絞られ、本日、選考会が行われました。

１社３０分のプレゼンテーション、その後２０分間の質疑応答を３社行って、第１優先候補会社を決めます。今回は２６人の委員で、投票を行い、過半数以上の得票の会社が決まりました。３社とも興味深いプレゼンテーションをしています。第１候補会社になったのは、今回取り壊す建物を作った会社で、昔は、随意契約でほとんど１社独占状態でした。それが、談合問題等で、建設会社の選考に関して公平性をもたせるために、入札制度を取り入れたりしながら、今のスタイルに定着してきました。これまで３つの建物をこの方式で決めてきましたので、必ずしも今回の会社が取れなかったこともあります。委員会を開いて、結果の承認を取りましたので早速、交渉が始まります。中・長期計画では、この建物が終わると、少しの間は大型工事はありませんが、もう１棟建替が予定されています。そのころにはもう自分は関係なくなっています。