熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

あの”女社長”が・・・・

2008-05-28 | 亀君の”人間学”
船場吉兆が廃業というニュースが飛び込んできた。

食品偽装で社長も、あの”女社長”湯木佐和子さんに新たに交代し、
世間からバッシングをいくら受けても、なりふり構わず”湯木家の会社”は
生き延びていくのだろうなぁと、私は思っていたのだが。

あの”女社長”という表現に、私の考え・思う事が集約されて、
敢えてこういう表現をした。

世間で男性の社長には 男社長とは言わず、
女性の社長には”女社長”と表現する傾向に
私は常々強い抵抗感すら感じているのであるが。

社長を男・女と区別して考える必要はあるの? と。


私は吉兆のような高級料亭は、今まで仕事の接待でも利用したことが
ないので、この料亭のサービスや運営がどうだったという事はサッパリ
解らない。
だから、経営が今後立ち行かなくなり廃業まで追い込まれた会社の、
その原因を類推するには、私があまりにも情報不足は承知済みである。

この一連の船場吉兆の報道の中で、誰もが大いに疑問や驚きを持ったのは、
やっぱり あの息子と一緒に記者会見した時の、
 
”母親の囁きと、ママの囁く通りに発言する息子の姿” 

であった。

世間で長年一流料亭として認められてきた会社の社長、役員が
振舞うべき姿とは、余りにかけ離れていた。

会社とは従業員も働き、社会において公的に存在しているはずなのに、
この船場吉兆と言う会社は、湯木家を存続させる為だけの単なる
湯木家の下請け金稼ぎ組織に成り下がっているだけ。

謝罪の記者会見であの母親が口にしたことは、
 
 ”こんな食品偽装と言う問題を起こし、先祖に申し訳ない”

私はこれをテレビで見ていて、開いた口が塞がらない程驚きもしたし、
日本にはまだまだこんな経営者がいるんだと。 

 会社が繁栄存続できるのは、先祖のお陰でなく、
 お客が支持していてくれるからだ。
 会社に必要な売上金はお客が払っていてくれると言う事を
 全く解っていない。

 お客の支持を得られない仕事をしていれば、自ずと会社は消滅する。

あの記者会見では、真っ先に”お客様に申し訳ない”と口から出て当たり前。

普段から、お客に目を向けず、自分達”湯木家”にしか目を向けていないことを、
図らずもあの母親も、そしてママの言う通りにしか行動しない息子も
テレビで全国津々浦々まで露呈してしまったのであった。

今回の廃業決定にしても、あの母親”女社長”は湯木家の為に廃業を決定し、
今そこで働いている従業員の今後の生活については”他人事”で、
全く本気では心配していないであろうと、私は推測する。

可哀想なのは、世間のバッシングを受けながらも再建に努力していた
従業員ではなかろうか。

日本の企業数の約90%は、従業員が10名以下の会社であると
聞いたことがある。
それらの殆どが家族・同族経営であろう。

船場吉兆の湯木家ほど酷くないにしても、似たようなことが
見受けられる会社も多いと思う。

今回の船場吉兆の件が、日本の多くの同族家族経営の会社の
経営者の反面教師になってくれればと思う。






 

  

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1 Comments

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そう!そのとおり !! (ラテ)
2008-05-29 09:55:57
全くもってその通りです。

船場吉兆は有名な老舗だった為マスコミに取り上げられたたかれたのだが,他にもごまんとあると、思う。

うちの会社も・・・ズキっとくるところがあるのではなかろうか。。。と、思うニュースでした。




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