海外の新聞に興味深いコラムが。
それはロシアのプーチン前大統領と、
同じくロシアのサッカー代表監督ヒディンクにについて。
プーチンは、ソ連の崩壊以来政治的に混乱に陥り、事実上「破たん国家」と
なっていたロシアを、世界の強大国、また世界10大経済大国にまで躍進させた。
一方、ヒディンクは昨年10月、ユーロ2008の本選進出が絶望視されていた
ロシア代表が、セルビアと「サッカーの本家」イングランドを相次いで破り、
本選進出を実現させる上で立役者である。
この両者に共通しているのが、 本人達の持つカリスマ性もあるが、
それは言動であるという。
プーチンは演説でも“確信する”という言葉を好んで使う。
もし確信出来ない事であれば発言を慎み、自分が確信できるまで
研究し続けるという。
閣僚たちが「私は~~~~だと思う」と発言したのなら、
プーチンはすぐにその閣僚の発言を遮り、
「閣僚たるもの~~~~だと思う と発言してはならない。
所轄する業務をきっちり把握研究し、今後こうしていく。 と発言しなければならない」と閣僚を叱り飛ばしていたらしい。
一方のヒディング。周囲から圧倒的にロシアのユーロ2008の本選進出が
悲観的に推測されている中、選手の特性を十分に把握して
「ロシアの選手たちは、実力では必ず本選に進出できると確信している」と
自信をもってインタビューに答えている。
自ら確信できるまで研究を重ね、その後は自信を持って取り組んでいく
プーチンやヒディンクのやり方は、危機に直面した時のリーダーのあり方に
非常に参考になりそうだ。
最近の日本の話題で言えば、後期高齢者医療についての政治家・厚生労働省の
官僚にはいずれもプーチンやヒディンクに見られるような確信満ちた発言はない。
国民にばれないよう制度を法案化し、国会議員もまともな研究もせず、
官僚の意のままに法案を通し成立させてしまう。
実施して色々な問題を指摘されても、これもまた十分な調査をせず、
いい加減な数字を発表。
つい2~3年前には100年間安心と政府与党が宣言した年金制度。
去年からの“年金問題”がなぜ噴出してくるのであろうか?
もしプーチンやヒディンクだったら、こんな事が起こっているであろうかと、
私は考えたくなってしまう。
“思う”と“確信する”-自ら確信できるまで研究を重ね、自信をもって取り組む。
これは何も政治家・官僚だけでなく、私たちの日常生活にとっても
大事なことだと思う。
普段の仕事中でも、
“大丈夫ですか? 大丈夫です!”
と
“大丈夫ですか? 大丈夫だと思います。”
では大きな違いがあると思う。
“大丈夫だと思います。” という言葉の中の“思う”には
大丈夫でなかった場合の一種の責任逃れが含まれている。
これを謙虚さという人もいるが、大丈夫と自信を持って言い切るまで
研究・準備等をしていない表れである。
普段から “思う” と “確信する” のどちらを自分が使うかによって、
プーチンやヒディンクみたいな結果を得るか、
日本の政治家・官僚みたいな結果を得るは決まってしまう。
ちょっとした言葉の違いの中に、結果にいたる原因が潜んでいることを認識し、
私も今後は十分に注意を払い、いい結果に恵まれることを“確信する。” (苦笑)
世の中にはイロイロな ” オヤジ ”さんが、ブログを書いてますね~^^
ほとんど使わない
…おもうを断然つかっている
いわれてみたらそうだなぁ~なんでかな~と考えた
お越しいただき有難うございました。
ほんの少しでもお役に立てて嬉しいです。
マーメイドさん
私もそうですよ~~~~(苦笑)