熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

大臣どころか政治家としても疑問、 中山国交相。

2008-09-28 | 亀君の”怒っているぞぉ~”

こんな人が大臣になったり、政治家としている事がいいのだろうか?
最近の政治家の言葉は極めて軽すぎる。 代表的なのは、
元安部首相の参議院選挙の時の「最後の一人まで年金は払うように、
翌年3月までに実行します」とか。 
出来なかったら平気で「選挙だから表現が大袈裟になり過ぎた」とか。

つい最近では、舛添厚労相の後期高齢者医療制度についての、
日替わり二転三転発言。

彼らに比べれば、この中山国交相は、自分の発言の信念を貫いた事に
なるのか? 皮肉にも。(苦笑)

「大臣にしがみつかない」=日教組は「日本のガン」-中山国交相(時事通信) - goo ニュース

中山国交相が辞任へ 問題発言に批判、麻生新政権に打撃(朝日新聞) - goo ニュース    

(記事引用-時事通信)
中山成彬国土交通相は27日午後、一連の問題発言をめぐり、自らの辞任を求める声が与党内でも出ていることについて「国会審議に影響があれば、(ポストに)きゅうきゅうとしているわけではないが、教育改革、地方の高速道路(の整備)とかをやりたいなという思いがある。しがみつくつもりはないが、(今後の)推移を見守りたい」との考えを示した。

発言に対する野党や世論の反応については「わたしの失言というか、舌足らずというか、言葉狩りに合わないように気を付けんといかん」と述べた。その上で、「日教組が強いところは学力が低い」との発言について「撤回はしない。わたしは日本の教育のガンは日教組だと思っている。ぶっ壊すために火の玉になる」と強調した。

(記事引用-朝日新聞)
「日教組が強いところは学力が低い」などと発言し、野党から辞任を求められていた中山国土交通相が28日に辞任する見通しとなった。政府・与党内で、国会審議や総選挙への悪影響を避けるため、早期に事態を収拾する必要があるとの判断が強まった。政権発足直後の閣僚辞任は、解散総選挙に臨む麻生首相と与党にとって大きなダメージとなりそうだ。


【熟年ドラキチ】
「成田空港問題ではゴネ得」、「日本は単一民族」という自分の発言は、
形式上だけではあるが発言を撤回し謝罪したが、「日本の教育のガンは日教組だ」
との発言は、地元宮崎でも堂々と発言し「大臣のポストにしがみつくつもりはない」と
まで言い切り、自らを何か「政治的信念を貫く立派な政治家」とでも勘違いしてる
有様。
その中山国交相も今日(9月28日)に辞任した。 大臣就任日数は僅か4日。

大臣を辞任するどころか、政治家としての資質もあるの? この人。

一連の発言から私は感じる事は、とても政治家として分別をまず弁えていない
と感じる。 人それぞれ色々な考えを持つのはいいのだが、
国の政治家であるならば、発言する以上その根拠を明確にして発言するのは
当たり前。

「ゴネ得」、「単一民族」については、今までの状況を理解する事も無く、
自分の先入観・偏見で発言。
そして「日教組の強いところは、学力が低い」も、下の朝日新聞の検証によると
どうもこの発言も中山国交相の思い込み。
 「日教組強いと学力低い」中山説、調べてみれば相関無し-(朝日新聞)  

私は個人的には日教組について、あまり好意的な評価をしていない。
これは私個人の考え方。
しかし、万が一私が政治家や大臣になった時は(絶対ありえない事だが)、
仕事が政治・行政にかかわり広く大衆の利益の為に仕事をする訳だから、
私の個人的見解というのは慎まなければならない。

これは政治だけにかかわらず、私達の周り、会社の中でも言えることだが。
部下をいっぱい管理する管理職が、その管理職の個人的見解や政治的信条を
部下に影響を与えても、いいのだろうか? ということと同じ。
会社は仕事を遂行する場所である。

日本の戦後教育を「日教組のせい」にするだけで、教育問題を眺めていた
この人の政治センスに「NG」を出したい。
学力テストという側面からみれば優秀なこの中山国交相が、こんな判断力しか
持ち合わせていない事のほうが問題である。
テスト=学力という定規の限界性を示すものでは?

今回の辞任劇も任命した麻生総理が、「近く行なわれる衆議院総選挙に、
このまま中山国交相を大臣にしておくと、自民党に不利だから」という
党利党略で辞任させたのであれば、これも問題である。

そんな党利党略だけで、辞任劇を処理している感覚が政治家として失格。
政治家はどうあるべきかを、キッチリ示していくのも政治家の大事な仕事。
日教組がどうだ、 成田問題の住人はどうだ、という前に自分達政治家が
自分達の姿勢をまず正す事が先ではないか。

麻生さん、党利党略に目を奪われていないで、国民の為に政治は
どうあるべきかを真面目に考えた方が、得策ですよ。
民主党の粗探しに奔走するより、与党は各省庁からの情報もほぼ独占
しているアドバンテージがあるのですから、民主党より良い政策を掲げれても
当たり前なんですよ。
与党らしい責任ある政策を、いかに国民に示す事が出来るかに全精力を
注ぐべきです。

もし、それが出来ないようなら、もはや与党に自民党が留まる資格がないと
多くの賢明な国民は判断すると思います。


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