全盲の辻井さんが優勝=米ピアノコンクール、日本人初(時事通信) - goo ニュース
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ニューヨーク7日時事】米テキサス州フォートワースで開かれた第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクールで7日、全盲の辻井伸行さん(20)が日本人として初めて優勝した。中国人ピアニストと並ぶ第1位だった。
1962年から原則4年に1度開催されてきた同コンクールで、日本人が決勝に残ったのは69年に準優勝した野島稔さんら以来40年ぶり。辻井さんの最終演奏曲はリストのハンガリー狂詩曲第2番だった。
辻井さんは東京都出身。生まれつき全盲だったが、幼少期に音楽を始め、7歳で全日本盲学生音楽コンクール(現ヘレン・ケラー記念音楽コンクール)ピアノ部門1位を獲得。その後も国内の交響楽団と共演するなど活動を続けている。
辻井さん快挙「すごい」「感動した」…喜びに沸く関係者(読売新聞) - goo ニュース
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「よくここまで……。感動しました」。辻井さんとは10年来の「親友」で、昨年はベルリン・ドイツ交響楽団とラフマニノフの協奏曲第2番を一緒に録音、CDを出した指揮者の佐渡 裕さん(48)は、感無量の様子。「彼は人の何十倍もの時間をかけて曲を覚え、すべて自分の中で消化し、一音一音を磨きぬき、純粋な音の世界に入り込む。それが聴衆をひきこみ、魅了する。こんなに感動的なピアニストには出会ったことがない」と語る。
辻井さんが中学生の頃、「聴いてください」と佐渡さんにCDを送ってきて、風呂に入りながら聴いた。その音色に心を奪われ、「思わずボリュームを上げた」。その後、佐渡さんは東京での公演に辻井さんを招き、楽屋でショパンの曲を弾いてもらって涙を流した記憶があるという。
辻井さんの恩師で、ピアニストの横山幸雄・上野学園大学教授(38)は、「今回のコンクールは過去に日本人の優勝者がおらず知名度は低いが、世界的には完成されたプロの音楽家を求める大変なコンクール。そこで日本人で初めて優勝するのはすごいこと。(現地の)審査員から、『全盲のハンデがあるからではなく、一音楽家として聴きたい』と伝え聞いていただけに、すごくうれしい」と喜びを語った。
中学生の頃から辻井さんのピアノを見ている横山教授は、「生まれた時から目が見えず、楽譜を見る感覚すらないのに、想像だけでこれだけすばらしい演奏が出来ることに、誰もが驚く。今までも大変だったと思うが、これからが音楽家としてのスタート。気持ちをリセットして、完成された芸術家として活躍してほしい」とエールを送った。
◆始まりはおもちゃのピアノ◆
東京都出身。産婦人科医の父と、元フリーアナウンサーの母の間に生まれた辻井さんは、2歳の時から母親のいつ子さん(49)の歌に合わせ、おもちゃのピアノを弾き、優れた音楽的才能を示した。
4歳から本格的に始めたピアノのレッスンでは、点字の楽譜を使うこともあったが、多くの曲は耳で聴いてすべて覚えていった。
【熟年ドラキチ】
本当に努力をして、一生懸命に「何か」に取り組んでいる人は、
「辛い」とか「苦しい」とか、「難しい」とか「困難だ」とは言わないものなのだなぁ。
今日の夜のテレビ朝日の報道ステーションを見て、私は初めてこの20歳の
全盲のピアニストの快挙のニュースを知った。
生まれながらにして「全盲」という身体的ハンディキャップを背負っている辻井さんだが、その本人の口からは「そんなハンディキャップ」を全然感じさせない。
報道ステーションの古館キャスターが生のインタビューで、こんな質問を
辻井さんに。
古舘アナ 「辛い事と楽しい事は何ですか?」
辻井さん 「辛い事はありません。 楽しい事はピアノを弾く事と、水泳です」
健常者の人達から見れば、全盲の人は全盲というハンディキャップを背負って
辛いに違いないと、勝手に思っているきらいがあるのかな?
と私も自問自答をしてしまった。
この辻井さんにとっては、もちろん全盲というハンディを背負っている事は
百も承知している筈。 しかし、そんなハンディキャップが何だ~!という
そのハンディキャップと言う次元から遥かに高い高い次元に、自分自身の
向上心を明らかに置いている素晴らしい人だなぁ~と、私は感じた。
毎日毎日、テレビやネットで見るニュースは、「当たり前のことすら出来ず、
また、人間の欲とか見栄とかで引き起こされる事件やニュース」が多い。
報道ステーションが始まる前にやっていた番組は、たけしのTVタックル。
この番組で紹介される事柄は、政治家や官僚役人が「当たり前のことすら出来ず、
でも、権力や既得権益だけはしっかり守りたいと言う人種の性」が引き起こしている
事ばかり。
そんな政治家や官僚役人は、改革とか改善を求められると、
「あれは大変なんです、しっかりやっているんですけど・・・・・」
というように、本気でヤル気の無い人達ばかり。
そんな世の中だから、今回アメリカで優勝したこの辻井さんを見ると、
非常に爽やかな気持ちを起こさせられるとともに、
私、自分自身に対しても、
「大変だぁ~、それは難しい~、」と言って、要は真剣に自分で必死に取り組んでいるだろうかと、自分自身を見直す機会をこの辻井さんによってもたらされた。
人に勇気と希望を与えている辻井さん。
本当に、まだ20歳と言う若さなのに素晴らしいと思う。
当然、今までにも、それ相当の苦しみや困難があったでろうと思うが、
そんな事を一切口に出さない、清清しさ。
こういう人が、人間の勝者になるのであろう。
そしてこういう辻井さんみたいな素晴らしい人の口から出てくる言葉は、
やはり「感謝」の言葉だった。
「今まで一生懸命に支えてくれた両親に一番感謝します。」
政治家の言葉は責任があるにも拘わらず、物凄く軽く、空虚であるが、
この辻井さんの言葉には、まだ20歳の若さにも拘わらず、清清しさと
十二分に内容あるものを感じた。
世の中にはイロイロな ” オヤジ ”さんが、ブログを書いてますね~^^
ラテさんも、辻井さんに負けないくらいに
取り組んでいるじゃないですか~~~~
あの「股裂きマシンに」 (笑)
>要は真剣に自分で必死に取り組んでいるだろうかと、自分自身を見直す機会・・・・
私もそうです。
辻井さん。感動ですね。