熟年ドラキチ  さぁ人生はこれからだぁ^^ 

ドラキチ歴50年、 熟年・「オレ竜」の今日の”脳ミソの中身”

跡目争いが決着したら、兄弟の暗殺抹殺? まるで封建時代の殿様選びみたいだ。

2009-06-17 | 人間ウォッチング
正雲氏側近が正男氏の暗殺計画、中国が阻止…韓国TV報道(読売新聞) - goo ニュース 
(記事引用)
【ソウル=竹腰雅彦】韓国のKBSテレビは15日、北朝鮮の金正日総書記の有力後継候補に浮上した三男、 正雲氏の側近が、総書記の長男、 正男氏の暗殺を図り、これを察知した中国当局が阻止したと報じた。

 中国当局消息筋の話として、北京発で伝えた。

 同筋によると、側近らは北朝鮮在住の正男氏の関係者を排除後、マカオに滞在している正男氏の殺害を計画。

 先週初めにこれを察知した中国側は中止を警告する一方、治安要員らをマカオに派遣し、正男氏を避難させた。金総書記は計画に関与していないが、正男氏は中国への亡命を検討する可能性があるとしている。

 中国は、北朝鮮に核実験や今回の騒動への不満を表明し、進行中の資源開発協力を棚上げしたほか、挑発行為が続けば、食糧や石油支援も停止すると通告したという。


金正雲氏が極秘訪中 金総書記の特使、胡主席らと会談(朝日新聞) - goo ニュース  
(記事引用)
【北京=峯村健司】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男、正雲(ジョンウン)氏が、金総書記の特使として中国を極秘に訪問していたことがわかった。胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席らと初めて会談、後継者に内定したことが直接伝えられた。核問題も話し合われ、中国側は6者協議への早期復帰を強く求めたとみられる。

 両国を往来する金総書記に近い北朝鮮筋と、北京の北朝鮮関係者が明らかにした。

 正雲氏は6月10日前後に空路で北京入りした。胡主席のほか、中国共産党対外連絡部の王家瑞部長ら幹部と相次いで会談。正雲氏がすでに金総書記の後継者に指名され、朝鮮労働党の要職である組織指導部長となっていることが、同席した側近から中国側に説明されたという。

               図:金正日総書記の主な家族関係




【熟年ドラキチ】
まるで日本の時代劇で、よくある跡目争いみたいだぁ~。
殿様の3人の息子。 さ~て、今後殿様の後は、息子のうち誰がお父さんの殿様の
跡を継ぐか?

お父さんである殿様がしっかりして優秀であれば、こんな後継者を誰にするかと
問題が大きくなる前に、ちゃんと手を打ったり対策をしておくものであるが。
そういう意味でも、この金正日は指導者としてまたまた失格。
もともと、金日成の息子であるというだけで2代目の後継者になっただけであるから
そもそも指導者としてどうか? と評価される程の人物とは私は思っていないが。

3男の金正雲を3代目として後継に指名した事は、どうも確定的。
ところが、指名確定でそれで終わりかと思えば、なんと時代錯誤的なニュースが。

上の記事にもあるように、長男の金正男が中国で暗殺されそうになった。
中国当局が事前に察知して、何とか「暗殺」は未遂に終わったみたいだ。
封建時代や戦国の世によく見られたように、
後継の跡目争いは一旦は決着が付いても、将来に何が起こるかわからないという
「不安要素」を予め取り除いておかないと、心配である。
そんな理由で、たとえ兄弟であろうと、権力争いは起こるので、
暗殺して葬ってしまえ。 

まぁ~ こんな考えであろう。

これは私の全くの推測と「勘」であるが、この暗殺を首謀したのは三男の金正雲というより、その取り巻き連中ではなかろうか。
今までも彼等取り巻き連中は、三男の金正雲を担いで、この跡目争いには
自分の将来の身分の保証を、金正雲の後継誕生に賭けて来た。
ひとまずそれが達成されても、今後将来に渡っての心配事が、どうしても頭に
よぎる取り巻き連中。
だから「不安の種」である長男・金正男の存在が、どうしても放ってはおけない。

まさしく、国民の幸せなんかまるで眼中に無く、自分達(取り巻き連中)の
栄誉栄達だけしか頭にない。

国の指導者を選ぶという国民にとっては非常に大事な事が、実際には
周りの取り巻き連中の保身、栄誉栄達の為に物事が進んでいっている。
北朝鮮の国民は本当に可哀想であり、ある意味不幸な政治状況であると言える。

しかし、これは何も北朝鮮に限った事ではなく、今の日本でも程度の差こそあれ、
殆ど同じような構造の事が見られる。
 ・キャリア官僚のうち、同期の1人が局長なったら、他の同期のキャリア官僚は
  もう官庁(本庁)に居る事はできず、天下りしていかなくてはならない。
 ・自民党のココ3年間の総裁選びは、まさに国民不在で、
  とにかく次々と総裁だけはその時に圧倒的多数で自民党で選ぶが
  誰も選んだ責任というものを何も感じていない。
  とにかく、勝ち馬に乗る、そして自分に良いポストを!

こうやって見ると、官僚・役人の世界や政治家サン達は、
未だに古くからある封建制度の精神構造を未だに持ち続けているともいえる。
だから、国民の視点とか感性に疎いのかもしれない。

そんな3代目の若様、金正雲が中国に行って胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席と初めて会談したみたいだ。
いよいよ、後継者としてまず北朝鮮にとって一番大事な国の中国へ表敬訪問。

この3代目の金正雲は、「英明なる同志」(brilliant comrade)と呼ばれるように成ったらしいが、金正日が死んだ後には「偉大なる領主様」と、やっぱり呼ばれるかのかな~~~~?
こんなことを強制されてばかりいる国民も迷惑であり、溜まったものではないだろうなぁ~~~。

中国という国は、今の日本では全く見られないくらいに、狡猾と思えるほど
外交的にも巧くやっている。
ハッキリいって、今の中国であれば北朝鮮に核実験や人工衛星(ミサイル)の打ち上げなんか、軽く止めさせる事ができるはずだ。
むしろ中国は北朝鮮にこのように立ち回らせて、アメリカや日本、しいてはロシアまでを牽制している感すらある。


惜しむらくは、日本の政治家や外務省官僚にも、日本の「ちっちゃな井戸の中」の
権力争いばかりに耽っていないで、もっともっと世界を相手に出来る人材は
出てこないものかと、いつも思う私。



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