日々、悩みと戦い、過ちなく生きていくために、題目を唱えて祈り切っていく。
その確たる生き方があれば、いかなる苦境に陥っても、また、どんな難問に直面しても、あたかも、小さな火が次から次へと枯れ草を燃やし尽くしていくように、一切の悩みや不安や過ちが燃え尽きていくのです。
しかも、多くの枯れ草が燃えれば、大木や大石まで焼き尽くすことができると仰せです。
すなわち、日常の悩みを自行化他の唱題の火で解決していく信心の挑戦をやめなければ、いつしか根深い宿業も燃え尽き、不幸の根源である元品の無明も砕け散っていくのです。
そこに宿命転換・一生成仏という功徳の大輪の花が咲き薫ることは間違いありません。
希望の経典「御書に学ぶ」