本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Technics SL-10

2011年02月11日 13時14分39秒 | アナログプレーヤー
 最近、ジャンクいじりが停滞気味です。部屋がジャンクだらけになって作業スペースの確保が難しくなったのが原因。なんだかなあって感じです。

 で、今回も過去の修理記事をアップ。テクニクスのSL-10です。1979年に10万円で発売されたジャストジャケットサイズプレイヤーです。



 実にかっこいいスタイル。10万円という高価格ながらロングセラーとなり、週刊FMの「ベストバイコンポ」では長きに亘ってランクインしていた記憶があります。カートリッジはT4Pっていう規格。この規格のカートリッジは今ではほとんど見かけません。

 通電できたが不動というブツをオクでゲット。送料入れて一万円近くしました。以前から欲しかったモデルなので頑張っちゃいましたよ、自分。


 ブツ到着後、動作確認もせずに分解。闇雲にネジを外していきましたが、どうしてもフタの裏側についているスタビライザーが取れません。そこで、何かヒントはないかとネット検索したところ、詳細な修理記事がアップされているのを発見。参考にさせていただいたんですが、結局コツがつかめず力ずくで外してしまいました。そしたら・・・


 ガーン!傷だらけになっちゃいました。


 しかもストロボも剥がれちゃうし・・・
 
 不動の原因はやはりゴムベルトの劣化。このモデルはアームがリニアスケーティング方式なのですが、アーム駆動のゴムベルトがべろべろになっていました。即、手持ちのベルトと交換。グリスも要所要所塗りなおしました。


 

 念のため、コントロール部分も外して、スイッチもメンテ。


 別途新品購入したT4Pカートリッジ(SHURE M92E)を取り付け動作確認です。動作確認には駄盤を使います。今回はこれ。
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 アート・ブレイキー ドラム・ヒット 「花嫁」!!!!!!!!

 なんと御大ブレイキーがはしだのりひこの「花嫁」など日本の歌謡曲を叩いています!誰だこんなくだらない企画立てたのは(怒)!! ブレイキーもブレイキーだ。断わりゃいいものをご丁寧にジャケ裏にこんなメッセージも寄せちゃってます。
 
 「私は、心から日本と日本の皆様を愛しています。私自身でさえ日本人と感じております。ファンの皆様が、このレコードを買って下さるよう祈ります。」

 おいおい、それでいいのかーw 確かに親日家ではあることは認めるけれど、あんたは日本人ではないでしょう。もっと自分のルーツをしっかりと自覚してほしい。なんでしょう、この迎合っぷり。

 
 ちょっと脱線しました。えー、なんの話だっけ?そうそうSL-10です。ソニーのラジカセCFS-99(通称エナジー99)につないで音出し。


 問題なし!A面最後まで演奏させてみましたが、アームもスムースに動きます。

 EPでも確認!


 なぜか「男はつらいよ」・・・音楽の趣味を疑われそうだ。