本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Nakamichi 580M(その5)

2012年04月17日 23時40分24秒 | カセットデッキ
 昼にしまりすさんから「ゲート一部死亡もありえるよ」とのご教示が・・・・しまりすさん、いつもありがとうございます。やはりICですかねーってことで、本日、ICクリップを買いにいったついでに新品のICを買ってきました。やっぱりジャンクからぶんどったICだと不安なので。安いですしね。


 勤務先から近いエジソンプラザのタック電子で4011と4001をお買い上げ(写真右)。1個42円。サトー電気だと28円なのですが・・・。ついでに同じエジソンプラザにあるシンコー電機にも寄ったところ、4011が1個だけでしたが20円だったので、余分と思いつつ買ってしまいました(写真左)。シンコーのおばあちゃん、ご健在でした。嬉しくて余計なものまで買ってしまいました。


 ジャンクと新品あわせてこんだけありゃ大丈夫でしょう。4000シリーズって結構使われているので余分に持っていたほうが安心なのです。


 早速取り付け。あんま意味ありませんが、ICソケットを履かせてみました。で、祈るような気持ちでスイッチオン!



 ・・・・・・・やっぱりダメでした orz


 こりゃ迷宮入りか????と一瞬諦めかけましたが、ニュートリノの速さで思い直し再度各部を点検。で、やっぱりここがぁゃιぃと睨む。


 前のオーナーがいじくり回したとこです。トランジスタが4つ付いています。ランドが剥がれかけておりましゅ。

 ハンダを吸取り、断線がないか確認。ジャンパー線でフォローしているところも誤りがないか再度確認しました。で、ランドが剥がれかけているちゅーことは、コテで相当グリグリしたんでしょーってことで、トランジスタが壊れていないかトランジスタチェッカーで確認したところ・・・・


 OH!! お亡くなりになっとるがな。


 ・・・もっと早く気づくべきでした。お騒がせいたしましたm(__)m これで解決するといいな。。。

Nakamichi 580M(その4)

2012年04月16日 23時35分11秒 | カセットデッキ

 ダイオード買うてきました。他に電解コンデンサや2SC945、ユニバーサル基板も購入。コンデンサや945は手持ちが少なくなってきたため。常にある程度の量を持っておかないと不安になるのです。いつもはサトー電気川崎店(店のお兄さんの人柄がいい)で買うんだけれども、今日は時間的に川崎まで行けなかったので、初めて横浜店で買いました。明日が定休日だからか結構混んでましたです。

 で、家に着くやいなやダイオードを取り付けてスイッチオン!

 (^^♪

 (^^♪

 (^^♪




 (-_-;) 症状変わらず。。。。。。。


 もうぶん投げちゃおうかなあ・・・疲れちゃいました・・・・

Nakamichi 580M(その3)

2012年04月14日 23時36分49秒 | カセットデッキ
 ライブへ逝ったりいろいろあって、今日から580Mを再開。

 カセットコントロールのボタンを押しても微動だにしないメカですが、メカの不具合というよりコントロール信号の処理がうまくいってないように思われました。で、サービスマニュアルとにらめっこ。


 この3つのCMOS4011(NANDゲート)で信号処理していることが判明したので、サービスマニュアルに沿って電圧を調べてみます。


 コントロールボタンを押してアウトプットが規定値(0Vまたは12V)どおり出るか確認します。まず最初に再生ボタンから始めましたが、いきなり規定値どおりの電圧が出ません。「IC402」の10ピンが12Vのままで0Vにならないのです。


 こりゃICぶっ壊れているなと思い、代替のICをジャンク箱から探しました。4000シリーズはいくつかあったはず・・・で、見つかりました。東芝のTC4011BPが2個。4001(NORゲート)も使われていたのでTC4001BPも念のため用意。


 ちなみにこれがサービスマニュアルにあった互換表。ロジックICとして標準化されているので、数字が同じなら使えるようです。

 で、早速交換・・・ってときに気付きました。これ、異常が認められるのは10ピンだけ。通常、ICがぶっ壊れるときは全ての機能がお釈迦になるはず・・・これ、壊れてないんじゃね?・・・つーか壊れてないや。


 ・・・・振り出しに戻ってしまいました orz


 これ壊れてないとすると入力の上流が怪しい。。。ということで、気を取り直してこのIC周辺のダイオードを外して調べてみました。


 いきなりビンゴです。順方向に電流が流れません。死んでます。


 結局2つのダイオードが死んでました(写真は取り外したあと)。

 このダイオード、「1SS53」っていう汎用ダイオードです。部品箱を探してみましたが、代替となるものが見つかりません。ということでこいつを仕入れるまで580Mは中断です。

Nakamichi 580M(その2)

2012年04月10日 23時59分34秒 | カセットデッキ
 今日は各接点のクリーニングから。


 まずボリューム。やはり結構汚れていました。


 録再切替スイッチ。カバーとスライドするプラスチック部分をタイラップで止めているのは、これらを完全に分離すると内部のスプリングのセッティングに苦労するから。


 各種切替スイッチ。この手のやつは分解すると組立が結構メンドイ。エレクトロニック・クリーナーを隙間から吹きかけてオンオフを繰り返しておしまい。多分大丈夫でしょう。


 カセットコントロールのタクトスイッチも分解清掃。接点の表面がご覧のとおり。


 ハンダ修正。イモハンダを吸取線で吸ってみると、パターンが結構ヤラれちゃってるのがわかります。一部はジャンパー線でフォローしています。サービスマニュアルとにらめっこしましたが、一応回路の誤りはなさそうです。


 メカのメンテは前回行なっているから省略。以下はその時の写真。


 メカ全体。ザ・ナカミチって感じのメカ。自分はLX-3とLX-5も持ってますが、ほとんど同じ作りですね。末期モデルのメカとはじぇんじぇん違います。質実剛健。


 分解したとこ。しっかりした作りではあるものの、プラ部分は経年劣化で脆くなっています。


 ある程度メンテが終わったので、仮組みをして動作確認。

 再生ボタンを押すも、きちんと反応してくれませんorz・・・・FF・REWも同様。こりゃ重症かもしれません。

Nakamichi 580M(その1)

2012年04月09日 23時59分12秒 | カセットデッキ
 今回のブツはこれ。


 いきなり無残な姿になっていますが、これ、ナカミチの580Mです。数年前、手を付けたはいいものの、そのあまりの内部状態の悪さに途中で諦めてしまったものです。この状態で数年間放置していましたが、この土日に部屋の整理をしていて発掘しました。サービスマニュアルが入手できたので、ダメ元で修理しようと思います。


 前オーナーが修理しようとしたらしく、ご覧のようにイモハンダだらけ。メカ部は当時メンテしたので、ハンダ修正やボリューム等の接点磨きから始めます。


 ちなみにパネルはこんな感じ。


 とりあえずボリュームや各種スイッチを取り外しました。明日はこれらをクリーニングしていきます。