本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

The Dukes of September Rhythm Review @ 日本武道館

2012年11月12日 00時22分00秒 | ライブレビュー
 一ヶ月もブログをお休みしちゃいました。仕事のせいで激しく鬱状態なのです。本気で心療内科に行こうかと思うほど。ジャンクどころじゃなくなっちゃいました。別に義務じゃないけど。

 そんな鬱状態だというのに先々週の木曜に行って来ました、The Dukes of September Rhythm Review。御存知、Donald Fagen、Boz Scaggs、Micheal McDonaldのビッグスタア三人が一堂に会する夢のようなライブ。。。。しかし、全然楽しめませんでした。聴いていてもすぐ仕事のことが頭によぎり・・・チケット買った時はwktk状態だったのにねえ。。。ホントはこの記事ももっと早く書くつもりだったんだけど。



 例のごとく曲目をメモりました。あまり自分たちの持ち歌は演奏せず、R&B系、Blues系の曲ばっかやってた印象。この三人のことだから、「New York Rock & Soul Revue」のようになるのは解っていたはずですが・・・。一緒に行ったI君は「知らない曲ばっか」とちょっとご立腹。

 で、下記がそのリスト。カッコ内はオリジナル。1曲だけわかりませんでした。

 Drive Your Funky Soul(James Brown。バックバンドのみ。)
 That Lady(三人が登場して一曲目がこれ。Isley Brothersの曲ですわ。びっくりしました。三人がVoを分け合います。)
 Sweet Soul Music(Arthour Conley。Voはマクドナルド。)
 I Keep Forgettin'(Micheal McDonald)
 Trouble Man(Marvin Gaye。Voはフェイゲン。)
 Kid Charlemagne(Steely Dan)
 The Same Thing(Muddy Waters。Voはスキャッグス。)
 Miss Sun(Boz Scaggs)
 I Heard It Through The Grapevine(Gladys Knight And The Pips。Voはバックコーラスのおねいさん。)
 You Never Can Tell(Chuck Berry)
 不明(フェイゲンのボーカル。聞き取れなかったんだけど、ラブなんとかっていうカントリーソングって言ってた。)
 What A Fool Believes(The Doobie Brothers)
 If You Don't Know Me By Now(Harold Melvin & The Blue Notes。Voはマクドナルド。)
 What A Fool Believes(The Doobie Brothers)
 Hey Nineteen(Steely Dan)
 Love TKO(Teddy Pendergrass。Voはスキャッグス。)
 Piece Of My Heart(Erma Franklin。Voはバックコーラスのおねいさん。)
 Peg(Steely Dan)
 Lowdown(Boz Scaggs)
 Takin' It To The Streets(The Doobie Brothers)
 Reelin' In The Years(Steely Dan)
(アンコール)
 Lid Shuffle(Boz Scaggs)
 Pretzel Logic(Steely Dan。Voは三人で。)
 Thank You(Sly & The Family Stone。Voはどうだったか忘れました。興奮してたもんで。)
 Them Changes(Buddy Miles。確かマクドナルドがVo。)
 Drive Your Funky Soul(James Brown。バックバンドのみ。)

 最初と最後をバックバンドだけの演奏(同一曲)で挟んでおり、まさに「レヴュー」という感じがいたしました。レヴューがどういうものか知らないけど。

 で、感想。

 1 やっぱ、みんな声が衰えたなあ。特にマクドナルド。太り過ぎってのもあるのかも(人のこと言えないが)。
 2 ボズはやっぱりブルース上がりってことを再認識。味のあるギターソロを弾く。Pretzel Logicのボーカルも味があった。
 3 Pegはジェイ・グレイドンのあのギターソロ以外は考えられないですね。今回のソロも違和感ありあり。


 疲れた。。。今日はこれで終わり。ああ、また地獄の一週間が始まるお。次書くのはまた一ヶ月後かなあ・・・



11/21追記
 不明だった曲、判明しました。Buck Owensの「Love's Gonna Live Here」という曲らしいです。こちらの記事の下の方に、オハイオ州でのセットリストが載ってまして、そのリストが途中まで武道館のリストと全く同じでした。ユーチューブでこの曲を確認してみましたが、確かにカントリーソングなのでこの曲で間違いないでしょう。あと、1曲目は「Drive Your Funky Soul」と書きましたが、正確には「People,Get Up And Drive Your Funky Soul」でしたね。これは自分の記憶誤り。その他、正確に書くんであれば副題なんかも追加しなければいけませんが、そこは省略ということでw

海老澤幸二Trio @ 491House

2012年09月29日 23時45分24秒 | ライブレビュー
許可とって撮影しました。カックイー!

 昨日は横浜中華街で会社の飲み会。紹興酒をしこたま飲んで泥酔。人間ドックの結果が悪かったというのに。

 で、一次会がお開きになってから、一人でふらりと近くにある491Houseへ。ここはジャズライブが楽しめるバーなのです。ちょうどライブの2セット目が始まる時間だったので、入口に掲げてある出演メンバーも確認せずに飛び込みました。

 出演していたのはピアノレスワンホーントリオ。しかもトロンボーン。三人ともうまくてねえ。かなり聴き応えがありました。演奏曲はThe Summer KnowsやAutumn Leaves、Smoke Gets In Your Eyesとか。その他の演奏曲は酔っていたので忘れてしまいましたが。

 んで、感激のあまり、酔っているイキオイもあって、2セット目が終わって休憩していたメンバーのところに乱入してしまいました。一言目は「鍵盤がいないとけっこうキビシイでしょ?」ちょっとあざとい入り方でしたな。自分、ウッベを弾く時は鍵盤がいないとピッチが怪しくなるので・・・。リードも音数多くしないといけないしね。

 今回出演されてたメンバーは以下のお三方(店を出るときに確認しました。すんません。)

 海老澤幸二(ds)
 三寺順也(tb)
 石川隆一(ds)

酔っていたのでブレブレの写真

 話によると(といっても酔っていたのでうろ覚え←しつこい)、お互い共演経験はあるものの、このトリオとして演奏するのは今回が初めてとのこと。んで、演奏に際しては曲目を決めとくだけで、ソロ回し等の打ち合わせなんかはしないのだそーだ。そんなんでよくあんな息のあったプレイができるもんだと感心。やっぱ実力がある人は違うわ。

 お三方のブログを見てもわかるとおり、みなさん数々のセッションをこなしていて、海老澤さんはNHK-FM(例のCジャムブルースで始まるライブ放送)の出演経験もあるとのこと。三寺さんも今度出演するとか(これは自分が聞き出したことで、彼らは自慢しているわけではありません。念のため。)うーん、うらやましい。

 海老澤さんはメガネーズというオルガントリオでも活動しており、つい先日ファーストアルバムをリリース。もちろん買わせていただきました。こちらも聴き応えあり。

買って正解。

 結局、3セット目も彼らの演奏を堪能し、その後のおくつろぎタイムにも乱入して質問攻め。こんな大迷惑な酔っぱらいに付き合ってくれた気のいいお三方に感謝です。ありがとー。

 ちなみにこのトリオは12月28日にも491Houseに出演するそうです。もう一度聴いてみたいですが、年末なのでキビシイかな、自分。都合のつく方は是非!

Bob James Quintet @ BLUE NOTE TOKYO

2012年09月05日 23時58分54秒 | ライブレビュー
 もみじの具合もいいので、今日は研修帰りにボブ・ジェームス・クインテットを聴きにいきました。久しぶりのブルーノートです。


 
 今日の昼の電話予約であっさり席がとれたので、てっきり客の入りが悪いものと思っていたのですが、いざ会場に着いてみると超満員。開演40分前だというのに、レジ前のスツール席になってしまいました。ここテーブルがないのでツライんですよねえ・・・。開演までのしばしの間、隣に座った女性と小粋な(?)トーク。スティーブ・ガッドのファンだそうで、自身もドラムをやっているそうな。ブルーノートは初めて来たとのこと。

 かくいう自分も今日はガッドとベースのウィル・リー目当て。メンバーは以下のとおり。

 Bob James (pf,Fender Rhodes)
 Steve Gadd (ds)
 Will Lee (b)
 Dave McMurray(ts,fl)
 Perry Hughes (g)

 ガッドを聴くのは吉田ミカのとき以来約一年ぶり、ウィル・リーは2009年12月のDean Brownのトリオ(DB3)以来となります。

 今回の公演は「CTI years」と銘打っており、70年台に「売れ線ジャズ=フュージョン」を次々にリリースしたレーベル「CTI」ゆかりの曲を演りましょうっていう企画モノです。んで演奏曲目はってーと・・・

 1 Mister Magic(Grover Washington Jr.のアルバムタイトル曲)
 2 Feel Like Making Love
 3 Red Clay (Freddie Hubbardのアルバムタイトル曲)
 4 Don't Mess with Mr.T (元曲はMarvin Gaye。Stanley Turrentineのアルバムタイトル曲)
 5 Angela
 6 Farandole
 7 Westchester Lady

 ということで、嬉しいことに(?)ボブの曲は4曲のみ。とは言え、Mister MagicとDon't Mess with Mr.Tはボブ自身が参加したアルバムの曲です。あんまり思い入れがないんですよねえ、ボブ・ジェームス。自分の中でボブはアール・クルーとセットなのであります。

 で、肝心のプレイのほうは・・・やっぱりガッドとリーの真っ黒リズムが気持ちいいのです。とても白人同士とは思えません。このコンビは最高ですねえ。吉田ミカのときのガッド-ゴメス、ディーン・ブラウンのときのリー-デニ・チェンも良かったのですが、70年台フュージョンの洗礼を受けた自分としては、やはりガッド-リーのコンビが最高っ!となります。洗礼を受けたといってもリアルタイムじゃないけど。

 サックスのマクマレイとギターのヒューズは不勉強なものであまりよく知りません。ヒューズはいかにもCTI的なオクターブ奏法とか演ってました。二人ともいいプレイヤーです。

 大満足なライブでしたが、これでキーボードがRichard Teeだったら・・・とつい思ってしまう自分がいました。主役のボブに失礼ですね。思い入れないんですよねえ、ボブ・ジェームス(しつこい)。


 ※ サックスとギターの名前を取り違えて記載しておりました。マクマレイがサックスでヒューズがギターね。失敬。

Phat Phunktion @ Cotton Club

2012年04月12日 23時59分30秒 | ライブレビュー
 今日は待ちに待った「ファット・ファンクション」を聴きにコットンクラブへ逝ってまいりました。


 
 この来日公演、本当は去年の11月にやるはずでしたが、アーティスト都合により延期となっていたものです。その時の恨みつらみはバンドの紹介とともに拙ブログ「Phat Phunktionについて。」に書きました。5ヶ月も待たされたこのファット・ファンクション、やはり噂どおり素晴らしいライブバンドでございました。

 今回の来日メンバーは以下のとおり。

 Tim Whalen (key,vo)
 Al Falaschi (ts,vo)
 Courtney Larsen (tb)←紅一点
 Jon Schipper (tp)
 Jim Doherty (tp)
 Vincent Jesse (g)
 Nick Moran (b)
 Darvonte "Turbo" Murray (ds)
 Pauli Ryan (per)

 前にも書きましたが、このバンド、タワー・オブ・パワーやアース,ウインド&ファイア等の大型セルフコンテインドブラスファンクバンド(長っ!)に影響を受けており、とくにTOPからの影響はしだるまです。一部では「次世代のTOP」なんて呼ばれております。現在までにアルバムを5枚リリースしておりますが、日を追うごとにオリジナリティを獲得、単なるTOPのフォロワーから脱却しております。乱暴な言い方をするとTOPにHipHopを足したようなバンドなのです。

 で、肝心のライブでの「音」ですが、ブラスは華麗で音離れがよく、リズムはマッチョ。圧倒的な演奏技術でオーディエンスをノックアウトしてくれました。確かにTOPと比べると、バリサクがいない分だけブラスの厚みが若干弱く、またロッコ+ガリちゃんのような超個性的なリズム隊でもありません。ボーカル専任メンバーがいないので、曲調も一本調子になりがちです。しかし、これはTOPと比べるのが間違いというもの。Al Falaschiのラップはこのバンドの現代性を象徴しているし、Tim Whalenのキーボードも現代のジャムバンド的です(←うまく表現できないw)。若い人にはTOPよりもこちらのほうが親和性が高いと言えます。いいバンドです。

 セットリストをメモりました。間違っていたらごめんなさい。

1 You Want It All
2 Higher
3 Knockin' Em Down
4 Never Be The Same
5 Miss Madison
6 Whatcha Gonna Do?
7 Don't Destroy The Funk
8 Untitled(Weekend Special)
9 Jupiter ← EW&Fの曲ね
10 Well Run Dry
11 You And Me
12 不明
13 Stand Up
14 不明(アンコール)Soul Power ← JBの曲ね

 このファット・ファンクション、今回の来日では今日明日のコットンクラブと日曜のモーションブルーの三日間しか公演を行いません。次いつ来日するかわからないので、興味ある方はこの機会をお見逃しなく。

(追記)
 アンコールの曲、思い出しました。James Brownの「Soul Power」でした。盛り上がりすぎて最後の曲だけメモし忘れてしまい、このブログを書く時点ではどうしても思い出せなかったのですが。途中で「ゲロッパ!」も織り交ぜていました。

アフリカンフェスティバル&ヒノテル

2012年03月30日 23時58分46秒 | ライブレビュー
 今日は会社帰りに、横浜赤レンガ倉庫1号館で開催されている「第5回アフリカンフェスティバルよこはま」へ行きました。今日が初日です。会場ではアフリカ各国の郷土料理や民芸品の販売、アフリカンミュージックのライブ等が開催され大盛況でした。

写真小さいですがライブの模様。各種打楽器がズンドコ。ギターはNCTスタインバーガー(NCT=ナンチャッテ)。

 しかし、会場に滞在したのはたったの20分ほど。隣の2号館にあるモーションブルーで日野皓正のライブがあるのをスマホで知ったからです。そそくさと隣りの倉庫に移動。1stSHOWの開始10分前でした。

 今回のメンバーは以下の5人。

 日野皓正(tp)
 小沼ようすけ(g)
 石井 彰(p)
 dj honda(dj)
 日野JINO賢二(eb)

 「日野皓正 h FACTOR」というグループ名だそうで、これはメンバーにイニシャルが「H」の人が多いから命名したそうです。3人しかいませんが。

 ヒノテル氏を生で聴くのは初めて。というかレコードでもあんまり聴いたことがありません。リーダーアルバムはTBMの「ライヴ!」とフュージョンの名作「シティ・コネクション」しか持っておりませんし。特別ファンというわけではないのですが、今回はヒノテル氏のご子息ベーシスト「JINO」と絶大な人気を誇るギタリスト「小沼ようすけ」が出演するので「これは聴かなきゃ」とあいなったのです。

 で、肝心の演奏ですが、これがはっきり言って「わからない」。ドラムレスなのでどうすんのかなーと思っていたのですが、これは「dj honda」のノーパソ打ち込み。いわゆるひとつのヒップホップなのです。いや正確にはヒップホップを取り入れたアヴァンギャルド。オープニングからしてホンダ氏が一人でターンテーブルを「キュッキュッキュッー」ですよ。この手の音楽はハンコックの「フューチャー・ショック」以来、てんでダメです。(あれとは全然違うけど)

 楽しみにしていたJINO氏のベースもライブ終盤のほうこそチョッパー(うちらの世代はスラッピングとは言わない)でバチバチやってくれましたが、中盤までは結構抑えめ。最初の曲なんかEの開放を弾いた上でペグを回して音を上下させるってやつを繰り返してました。もっとNCTマーカスな感じでやって欲しかったんですが(NCT=ナンチャッテ)。

 狐につままれたような感じで聴いておりましたが、やはり小沼氏のギターはいいですね。混沌とした中にハッと耳を惹きつけるものがあります。ヒノテル氏のペットも時に鋭く、時に朗々と鳴ります。ガレスピーほどではないですがホッペタがかなり膨らみます(ちなみにガレスピーのホッペタは特異体質によるもので、医学用語では「Gillespie's Pouches」といいます)。

 こういうのが最先端の音楽なのですね。50~60年代のモダンジャズをこよなく愛する自分にはちょっとレベル高すぎ。しかし、会場には一人で来た高齢の女性が真剣に聴いていたりして、自分の勉強が足りないことを自覚させられました。

 この「日野皓正 h FACTOR」、明日もモーションブルーに出演します。但しベースはJINOではありません。エレベとウッドの二人体制のようです。

終演後、赤レンガ倉庫を裏から撮影。複数のカップルがディープキスをしておりましたw