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環境劣悪な最源流に追い詰められたオショロコマの棲息域についにニジマスやアメマス侵入か ? 。
2023-10-14( 日 ) 晴れ 23℃
この日は久しぶりにデカニジマスと遊ぶつもりで出かけた渓流が予想外の貧果に終わり、時間的に余裕ができたので久しぶりに、とあるオショロコマ棲息渓流へ向かった。
この渓流にオショロコマが棲んでいることを確認したのはさほど昔のことではありません。渓流の周囲環境は伐採が繰り返された貧相な二次林で、原始のオショロコマの森とは言いがたい。森の保水力もたいしたものではなさそうだ。
伐採や植林地管理のため川沿いに強引に作られた林道は増水のたびに補修が必要になりそう。さらに源流域にはなぜかやたら小高い砂防ダムがあり、その上流は荒廃した死の流れとなっている。
正に最源流に近い細流のごく狭い水域に奇跡的にオショロコマが生き残っていた(追い詰められた)といっても良いかもしれません。
貧相な細流なので棲息しているオショロコマの個体数は多いとはおもわれず魚体も10cm前後の小型が多く15cmを超える個体はまれ。源流域では大型化して有利なことは何もありません。源流域に潜む幻の大魚といったロマンは釣り吉三平の世界だけです。
この日のオショロコマは極端に喰いが浅くて、夏場、子供でも入れ食いに釣れる時期とはまったく異なります。いつも、オショロコマに釣り針を呑まれないように、早合わせに徹しているため今日は釣れたオショロコマの数 (大小10匹) 以上の個体を釣り落としてしまいました。
外見的にはいまだ単一な外見に収束せず多彩なパターンで、依然として遺伝子の多様性は保たれているかとおもいます。
一部の成魚たちは、はや段階的な産卵行動を始めているようにみえます。
今日はこの渓流では初めての異変がありました。
それは、これまで、見られたことがなかったニジマス若魚1匹とアメマス2匹が釣れたことです。
オショロコマたちの栄養状態は必ずしも良好とは言えない一方、ニジマスはぶんぶんに肥えており、例によって餌の先取りを行っていることは明白です。
この渓流はとあるニジマス自然繁殖渓流の支流なので、ニジマスが侵入しても別に不思議はないのですが、あまりにも貧相な渓流なのでこれまではニジマス君たちも、あえてここまで侵入する必要がなかったのだとおもいます。下流域では稀ではないアメマスもしかり。
それなら、なぜ今回、最源流の細流でアメマス2匹やニジマス若魚1匹が釣れたのでしょうか。
その理由は今年の想像を絶する猛暑の夏のせいだとおもわれます。記録的な猛暑が続き、おそらく川の水温も上昇し、アメマスやニジマスはより低温水域の川の上流、すなわちオショロコマ棲息域に移動し、このところ気温が落ち着いてきたので、また本流域にもどっていったのではないかと類推します。
今のところ、ニジマスやアメマスたちが環境劣悪なこの水域にまでも侵入して住み着く理由は何もありません。
撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
夕刻、ものすごい勢いで気温が下がり始め釣りどころではなくなります。釣りと撮影を終えて、塩大福とお茶で一服。
この日は心配していたヒグマの気配は無かったのですが、不覚にも川で前のめりに転倒して右手を岩に強打、親指の生爪が剥がれそうになった以外は怪我もなくまあまあ無事に帰宅できました。爪床からの出血は意外と迫力があるものでした。
自宅について綺麗な夕焼けに感動してしまいました。
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2023-10-14( 日 ) 晴れ 23℃
この日は久しぶりにデカニジマスと遊ぶつもりで出かけた渓流が予想外の貧果に終わり、時間的に余裕ができたので久しぶりに、とあるオショロコマ棲息渓流へ向かった。
この渓流にオショロコマが棲んでいることを確認したのはさほど昔のことではありません。渓流の周囲環境は伐採が繰り返された貧相な二次林で、原始のオショロコマの森とは言いがたい。森の保水力もたいしたものではなさそうだ。
伐採や植林地管理のため川沿いに強引に作られた林道は増水のたびに補修が必要になりそう。さらに源流域にはなぜかやたら小高い砂防ダムがあり、その上流は荒廃した死の流れとなっている。
正に最源流に近い細流のごく狭い水域に奇跡的にオショロコマが生き残っていた(追い詰められた)といっても良いかもしれません。
貧相な細流なので棲息しているオショロコマの個体数は多いとはおもわれず魚体も10cm前後の小型が多く15cmを超える個体はまれ。源流域では大型化して有利なことは何もありません。源流域に潜む幻の大魚といったロマンは釣り吉三平の世界だけです。
この日のオショロコマは極端に喰いが浅くて、夏場、子供でも入れ食いに釣れる時期とはまったく異なります。いつも、オショロコマに釣り針を呑まれないように、早合わせに徹しているため今日は釣れたオショロコマの数 (大小10匹) 以上の個体を釣り落としてしまいました。
外見的にはいまだ単一な外見に収束せず多彩なパターンで、依然として遺伝子の多様性は保たれているかとおもいます。
一部の成魚たちは、はや段階的な産卵行動を始めているようにみえます。
今日はこの渓流では初めての異変がありました。
それは、これまで、見られたことがなかったニジマス若魚1匹とアメマス2匹が釣れたことです。
オショロコマたちの栄養状態は必ずしも良好とは言えない一方、ニジマスはぶんぶんに肥えており、例によって餌の先取りを行っていることは明白です。
この渓流はとあるニジマス自然繁殖渓流の支流なので、ニジマスが侵入しても別に不思議はないのですが、あまりにも貧相な渓流なのでこれまではニジマス君たちも、あえてここまで侵入する必要がなかったのだとおもいます。下流域では稀ではないアメマスもしかり。
それなら、なぜ今回、最源流の細流でアメマス2匹やニジマス若魚1匹が釣れたのでしょうか。
その理由は今年の想像を絶する猛暑の夏のせいだとおもわれます。記録的な猛暑が続き、おそらく川の水温も上昇し、アメマスやニジマスはより低温水域の川の上流、すなわちオショロコマ棲息域に移動し、このところ気温が落ち着いてきたので、また本流域にもどっていったのではないかと類推します。
今のところ、ニジマスやアメマスたちが環境劣悪なこの水域にまでも侵入して住み着く理由は何もありません。
撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。
夕刻、ものすごい勢いで気温が下がり始め釣りどころではなくなります。釣りと撮影を終えて、塩大福とお茶で一服。
この日は心配していたヒグマの気配は無かったのですが、不覚にも川で前のめりに転倒して右手を岩に強打、親指の生爪が剥がれそうになった以外は怪我もなくまあまあ無事に帰宅できました。爪床からの出血は意外と迫力があるものでした。
自宅について綺麗な夕焼けに感動してしまいました。
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