goo blog サービス終了のお知らせ 

オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ニジマスとアメマス、渓流魚の撮影、フキ写真。

2024-03-08 21:20:50 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

ニジマスとアメマス、渓流魚の撮影、フキ写真。





2023-6-9 ( 金 )  曇


このあたりはまだ標高がさほど高くないせいか川岸は広範に大きなフキの葉が密生して、まさにフキの川だ。


もう少し標高が増すと亜高山帯の渓流の川岸はフキからササ一色に変化する。


この渓流の釣りは、昨年このブログで紹介したことがあります。




かってはオショロコマが繁栄していたが放流ニジマスが自然繁殖を始めて、とうとうニジマス川になってしまいオショロコマが消えたという、毎度おなじみよくあるパターンをたどった渓流です。



























































ちょっと変わった状況として、かっては少なかったアメマスがニジマスと同程度に増えているという、やや変わった経過をとっているのが興味深いと思います。































おそらく、将来的にはそのアメマスも駆逐されニジマス一色になるだろうが、渓流の生態系を変化させる要因は単一とは限らず複雑な場合もあり慎重に経過をみてゆきたいとおもいます。























今回、同じ渓流の釣りを再度アップしたのですが、前回と決定的に異なるのは魚の撮影に際して、すべての写真は背景をフキの葉にしているところです。






川底を背景にしての撮影は、たとえば魚が暴れて尻尾を一振りすると水が濁ってしまうなど、とっても神経を使わなければなりません。







この点、底にフキの葉を敷くと撮影時間が大きく短縮できるので、フキ写真 と呼んで状況によっては、しばしば、この撮影法をつかっているのです。





そんなことを考えながら釣っては撮影、リリースを繰り返した。






最後に思いがけなく、消えてしまったと思っていたオショロコマ良型が 1オスのみ釣れた。感激した。完全には駆逐されてはいなかったようで密かに命脈を保っていたのだ。




今後の状況によっては私の希望的観測として、したたかなオショロコマたちが復活する可能性もあり、この個体はとりわけ丁寧にリリースしました。









川岸に密生する大きなフキはヒグマやエゾシカも大好きです。フキを食べるとヒグマの糞はしばしば真っ黒になりますが今日もそんな糞が至るところにありました。




今日の夕食は外食。 最近、北見市でもたいそう人気の 餃子の王将 へゆきました。



私は、いつもの中華ソバセット。飽きない味でおいしい。



かみさんは思いきって豚辛ラーメンを食べようかと、たいそう迷っていましたが結局あっさり系の定食になりました。









最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目が覚めるような美しいオショロコマ が棲む渓流

2024-02-15 14:03:43 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

目が覚めるような美しいオショロコマ が棲む渓流


202X-8-12 (金) 曇り  32℃ 暑い 

この日、久しぶりにブラウントラウト釣りに出かけた。北見市あたりは良い天気であったが、現地へ向かう途中あちこちに道路に不吉な大きな水たまり。釣り場に着くと不安が的中しブラウントラウトの棲む川は近年頻発するすざまじいゲリラ豪雨の直後でゴウゴウと流れる褐色の濁流と化し水位も50cm は上昇、とても釣りは無理と判断せざるを得なかった。


急遽、予定を変更し、1 時間ほど走って、十勝川水系支流のオショロコマの撮影に向かった。



十勝川水系のとある支流の支流のまた支流のまた支流の最源流域。どうということもない渓流です。






ここは従来、オショロコマはとても少ないうえ、よどみが少ないダラ川が続き、釣りにくい渓流ですが、ごくごく狭い水域にのみ、ある時期のみ、さらにほんの短期間のみ、しばしば奇跡的にオショロコマが集結していることがあるのです。






期待して入渓してもハズレのことが多いのだがこの日はなんとなくオショロコマが溜まっている予感。







ゲリラ豪雨の影響はなく、ここの水量は普通で水はとても凄烈透明だ。







特に根拠のない期待は的中し、予想どおり25cm 前後の良型美麗個体を混じえてオショロコマが入れ食い状態で釣れてきた。





ここの支流には何故か 目の覚めるような美麗個体を含んだ大型のオショロコマ が見られるのです。栄養状態がよく、姿形が美しいメス成魚は真っ白い腹部を縁取る淡い黄色がえもいわれず美しい。撮影していてもため息が出るほど美しい。

























オショロコマにしてはかなりパワフル、とてもよく引いてなかなか上がってこない良型も多かった。





























オスはメス成魚のようなあでやかで美麗な個体よりは、がっしりたくましい姿形のものが多い。
























メスのように艶やか美麗なオスもしばしば見られます。
















水がきれいで川底の石もきれいでせっせと撮影、リリースを繰り返したが、なかなかよい写真がとれたと思う。





笑いが止まらないほどよく釣れたが数時間ののち魚信が遠のき、とうとう底魚のハナカジカが釣れてきたのでオショロコマの撮影を中止した。





オショロコマ30匹以上は撮影したと思う。10匹ほど釣り落としたが今日は喰いは甘く どちらかというとオショロコマにしてはやや釣りにくい日でした。

 


最後まで見ていただきありがとうございます。渓流釣りの最新情報は下記の 渓流釣りバナー をワンクリック。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冬、凍り付いた渓流で2023年最後の釣り

2024-01-20 10:56:49 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

初冬、凍り付いた渓流で2023年最後の釣り





2023-12-10(日) 晴れ  +3℃ 強風




朝9:00 起床。 孫3女君発熱あり。急病センターへゆきインフルエンザA でした。




11時。 かみさんが、あんたクマを怖がって最近釣りに行かないみたいだね、などと刺激するのでついこんなにも寒い日なのに竿治めと思い出かけた。




11:30 昼が近かったので、通りがかりのソバ屋で天ざる1560円、豪勢な天ぷらやたらと多く、がんばって全部食べたら胸焼け、嘔気、腹満感がでてきてまいった。






考えてみれば例年のことだったが、当初狙った林道は冬期間に入りすでにゲート閉まっていた。仕方なく次の渓流へむかったのだが、ここも早めのゲート閉鎖になっていた。






エサがほしいのかキタキツネがやってきて停車すると車のまわりをぐるぐるやっていたが、エサはもらえないことを悟って行ってしまった。






仕方なく、ごく近場の無難な渓流に入ってまず最初の良ポイント付近をさぐったが魚信なし。 






川面はまだ開いているが岸辺や流れのゆるいところは氷が張っている。





厚着でウェーダーきつく運動制限あり、危うく転びそうになりけっこう危険だ。






二つ目の橋上流、いつも魚がごっそりたまっているポイントへ入ったら 喰いがとても浅いが オショロコマ4  アメマス6  ヤマベ2 をやっと釣り上げて撮影、全て丁寧にリリースした。渓流魚たちは、いずれも産卵行動の影響が目立ち、その後やや体力を回復しつつある状態と思われました。




あまりの寒さで最初バッテリーの出力が出ずデジカメ作動不良でボケ写真ばかりだった








バッテリーを脇の下に入れてあたためると段々調子がでてきた。とにかく寒い。ぽつぽつと釣り上げては撮影。アメマス(エゾイワナ)の黄色い腹部が美しい。









産卵行動後だが美しいオショロコマ♂たち。
















いわゆる枯れ葉ヤマベたちも釣れるが群れるほどいたチビヤマベたちはどこにいったのだろう。






幸いなことに。種々の理由でこの渓流はニジマス汚染を免れている。アメマスの勢力は案外強い。













冷たい水に手を入れて撮影中に、肘のあたりまで濡れてしまい、たちまち低体温症になり、最初の症状、視力低下が始まりまいった。

















この日は朝から強風が吹いている。最初は山の上のほうでごうごうやっていたが、やがて谷筋にものすごい突風が吹き込んできた。







もう釣りどころではない。あまりの寒さにおおあわてで振り出し渓流竿をたたもうとしたが、どっこい、竿がガチガチに凍り付き、継ぎ竿をたたむのが困難。車の中でヒーター最強にして氷を解かして継ぎ竿を収納した。







この時期、午後3時には陽が傾き沢筋は薄暗くなってきた。この日は、いい釣りでしたとまでは言えないが納竿の釣りとしてはこんなものでしょうか。








武装解除して帰路につく。この渓流にはよくヒグマの痕跡をみるが、もう越冬体制にはいったのか今日は何もなかった。 




午後3時30分。日没。 たちまち暗くなりはじめ4時には真っ暗になった。




日曜夕食は、恒例のトリトンお持ち帰り生寿司。 




天ぷらソバで腹具合最悪だったが ガスターD 服用でやや改善 寿司は何とか食べた。 






最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オホーツク常呂川支流のヤマベ川、新居常呂川にやっとオショロコマを発見。

2024-01-11 13:50:58 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



オホーツク常呂川支流のヤマベ川、新居常呂川にやっとオショロコマを発見。


      



202X-5-20 (金) 晴れ のち曇 一時雨。


オホーツクの名流常呂川 (ところがわ)は多くの支流群があり中でも大きな支流の一つに新居常呂川( にいところかわ)がある。



常呂川支流のいくつかには源流域にオショロコマが生息している。しかしこの新居常呂川の支流群を長年調査してきたがオショロコマはどうしても発見出来なかった。




この渓流の上流から源流には孵化放流事業に由来すると思われる多数のヤマベが見られ、在来のアメマスも多い。ニジマスはこれまでのところ、おそらくいない。ちなみにオショロコマは、はるかに俊敏なヤマベの放流を嫌い、知床の例ではヤマベの放流があると、オショロコマそこから姿を消すことが知られています。




ヤマベ川といっても良いほどヤマベが多い新居常呂川の渓相は実に見事だが、ヤマベもアメマスも大型個体は稀で10 ~15cm の小型個体が多い。




ヤマベの多くは1-2年魚で、超小型のエサ取り名人、当年魚がほとんど。3年魚はまれで滅多に見ることがない。もしかすると入渓が容易な川なので釣り人が多いだけなのかもしれない。




おそらく川に残るヤマベよりも、降海して美味しいサクラマス資源になる個体の方が多いのではないかと思う。





しかし、新居常呂川源流まで遡上産卵するサクラマスは意外と少ないことから網走川水系と同じく、おびただしい数の小型ヤマベの存在は、孵化放流事業に頼っているところが大きいのではあるまいか。








前置きが長くなってしまいましたが、この日、ついに新居常呂川源流域でオショロコマを確認しました。20年探しても発見できなかったので新居常呂川にはオショロコマはいないと言いたいところでしたが、世の常として、いないと言い切るのは、いた というよりはるかに難しいことを如実に示す出来事でした。





















新居常呂川の源流域のごく小規模な支流。本流から枝分かれしたところから上流200mまでのごくごく短い水域に新居常呂川独特のオショロコマが奇跡的にいました。








不思議なことに、この短い水域には本流ではあれだけ多いアメマスもヤマベも、もちろんニジマスも見られずオショロコマだけが生息していました。


















それなりの自然繁殖が行われているようで幼魚~成魚を12匹ほどが釣れ、手早く水中で撮影してリリースしました。






















小型でとても地味な外観のオショロコマです。淡く明るいくすんだ灰褐色調の体色で、赤点紋理は淡いオレンジで小さく鮮やかさはない。腹部はほんのりと黄色味を帯びる個体が多く、ヒレの着色も軽度で鮮やかさはない。栄養状態は良好でよく肥えている。背部虫食い紋や背びれの白点は普通で特別な特徴はない。




















新居常呂川のオショロコマは他では、あまり見かけない外観でなんとなくこの場所特有のものと言えなくもないが、いずれにしても今のところ観察個体数は少ない。今後、さらなる地道な調査が必要です。


















この時期、あたりは早春の景観でこの付近ではあまり多くないエゾノリュウキンカの花が咲いていました。









最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釧路川水系源流域。多彩な外観のオショロコマ-2

2024-01-06 18:39:49 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

釧路川水系源流域。多彩な外観のオショロコマ-2


20XX-9-23 曇り のち雨 のち曇り  寒い 寒い 小雨続く



引き続き、とある釧路川水系支流源流域。


















長時間、冷たい流れに手をつけて撮影を続けてゆくうちに徐々に体温が下がり始め低体温症の気配を感じる。












氷雨が降り始めた。ショロコマを釣っては撮影、リリースを繰り返すが今日はあまりに寒すぎる感じ。



















とうとうかみさんはぶるぶるがたがた震えだした。氷雨のなか携帯用の雨合羽を着ての釣りになっていたが、もう限界かな、低体温症でダウンする前に、急遽武装解除して釣りを終了した。


















この日も水中で手早く撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。





夏場、見事な白い花をたくさんつけていたウバユリがもう実をつけはじめていた。






帰路、途中の町でいつものラーメン屋で少し暖まって一息ついた。





おそらく地球温暖化はじめ種々の要因で、近い将来には絶滅が予測されることを前提に、この20年ほど絶滅危惧種VUのオショロコマの鮮明な画像収集を続けてきましたが、寒さや体力の衰えが感じられるようになってきました。



         終わり。


最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釧路川水系源流。多彩な外観のオショロコマ-1

2024-01-03 10:22:22 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

釧路川水系源流。多彩な外観のオショロコマ-1






20XX-9-23 曇り のち雨 のち曇り 寒い 寒い 




とある釧路川水系支流の源流域。




上流へ上流へと釣り登りオショロコマを釣っては撮影、リリースを繰り返す。

















オショロコマ個体数は以前と比べると減少傾向だが、渓流の規模からして多くもないし、少なくもないと言った感じ。
















一時は野生化ニジマスが自然繁殖を開始、早春にはデカニジマスが人知れずに遡上産卵し、ここのオショロコマはたちまち危機に陥った。



積極的なニジマス駆除が奏功した数少ない渓流のひとつだと思っています。






明るい色調の個体~暗色調の個体、ヒレは暗色調のものから明るい黄色~オレンジとさまざま。


















腹部の着色もさまざま。生息している環境が多彩なせいか外見的に一定の方向へ収束する傾向がなく遺伝子の多様性がしっかり残っている頼もしい個体群だ。









       この項、続く。


最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年度初冬、凍り付いた渓流で久しぶりの釣り。

2023-12-16 09:04:41 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

2023年度初冬、凍り付いた渓流で久しぶりの釣り。



2023-12-3 (日)  曇り 山は+1℃ 強風 寒い

午後1時20分。孫たちとわいわい楽しい昼食から帰宅。北見市内のとてもおだやかで暖かい曇り空をみているうちに急に思い立ち、本当に久しぶりに初冬の渓流釣りに出かけた。




近年やたらと増えたヒグマが怖いのであまり山奥ではない北見市郊外の渓流に出かけました。



約1時間で現地着。川岸はかなり凍って滑りやすく雪が少し積もり、北見市内は+5℃で暖かかったがここでは気象条件は一変。グンと冷え込み、気温は+1℃。かなり風があり体感温度は限りなく低い。里の北見市内とは気候条件がまったく変わっていた。標高も北見市内より400mほど高い。



心配していたヒグマたちの気配はなく、はや越冬体制で巣穴に入ったのでしょうか。




最近はエゾシカをエサに越冬しないヒグマもいるので要注意です。




この時期、草木の葉が落ちて見通しがよくなり、うっすら積もった雪があるのでヒグマがいれば足あとですぐわかるのでヒグマとの接近遭遇の危険は低くなるのです。これが急遽、久しぶりの初冬渓流釣りを思い立った理由でしょうか。





雪で滑りやすい斜面を苦労しながら川に降りた。




ランデングネットを水に濡らすとたちまちカチンカチンに凍り付いた。



まず オショロコマ1♂1♀、ニジマス3、アメマス4 を釣って撮影リリースした。








オショロコマ1♀は産卵後やや体力がもどってきたようだ。この時期にしてはオショロコマの栄養状態はよかった。



































この時期のヤマベは枯れ葉ヤマベともいわれます。多くは来春、海へ下り、大型のサクラマスになってもどってきます。









この渓流はかってはオショロコマとアメマスとごく少数のヤマベしかいませんでした。ニジマス繁殖河川の本流からニジマスが侵入し始めて、自然繁殖を開始、近年勢いを増しておりオショロコマ、アメマスは明らかに衰退しつつあります。

















































場所を変えてさらに ヤマベ1  ニジマス小3 大2 。 30cm前後のニジマスたちは小気味よいほど良く引いた。このほか デカニジマス1に逃げられ さらにデカいニジマスはヒットしたが針を結ぶテグスがほどけて逃げられた。コッフェルで針をはずす際、針の結び目のテグスを噛んで痛めたせいかと思う。



























この時期の釣りの注意点としては岸辺の氷で道糸を切られないよう注意しました。




ほぼエゾイワナ化しているアメマスたちは、ニジマスのため明らかに衰退しつつありますが、いまだ健在です。ただ..... あと5年くらいかな。









































釣り上げた際、たまたま雪の上に落ちた魚が、雪まみれになると同時にカチーンと一瞬凍ったみたいに固まって動かなくなるが、水にいれると元気よく泳ぎだします。












午後3時半、北国の日の入りは早く、夕陽が山かげに沈むと急速に気温が低下します。もうあたりが暗くなり手元もよく見えなくなってきたので 午後4時19分 武装解除。帰路につく。実際に釣りをしていたのは2時間でした。





戻る途中 キタキツネ 撮影。 かなり向こうにも、もう一匹 別のキタキツネがいた。





多少野性味の残るキタキツネ君、始めはビクついて隠れていました。





こんにちは、元気かい。キタキツネに穏やかな声で語りかけ、あいそをするとおずおずと出てきた。車のまわりをぐるぐると回ってなかなかよい被写体モデルになってくれましたが、いつまでたっても私がエサをやらないので、あきらめたのか行ってしまいました。













5時過ぎに帰宅。 久しぶりの渓流釣りの快感に酔いしれたが、あまりの寒さと凍った岸部の歩きにくさは相当なものです。釣りの快感と苦労と五分五分といったところで、かなり疲れた。 恐らくこれが今年最後の釣りになるでしょうか。




林道には車の轍もヒグマの足跡もありませんでした。






といった初冬の一日でした。


最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年湧別川水系源流の黒いオショロコマ  その弐

2023-12-06 20:57:06 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

2022年湧別川水系源流の黒いオショロコマ  その弐


2022-10-7 (金) 晴れ 14℃

次に入った渓流は、さらに山奥へ入り、やや標高もかせいだ美しい山岳渓流で、まわりの自然環境もすぐれており、まさにオショロコマの森といってもよい立派な原生林だ。














こんなにも渓相が素晴らしいので、さぞオショロコマが多いかと思ったが意外にもさほど個体数は多くなかった。

























立派な溜まりでもオショロコマは1~数匹しかみられず、小型個体が多いのは湧別川水系源流のオショロコマの特徴かとおもわれた。































湧別川水系には数多くの支流があり、そのいくつかにはピンポイント的にオショロコマが棲息している。これらの多くは最源流域のごく一部の特定の水域にみられる。
































一般的に大型個体は稀で、尾叉長10-15cmの小型個体群が多い。これらのオショロコマたちは秋の産卵時期にむけて,三々五々、低水温の源流域の特定の場所に移動、集結してゆく傾向がある。































湧別川水系のオショロコマ外観について述べると、体色はやや黄色を帯びた暗色調で赤点紋理は比較的細かく種々の明るさの橙赤色。オス腹部はくすんだ黄色でメス腹部は白。
































ヒレは褐色調で赤や黄色にはならない。これらは湧別川水系各支流に見られるオショロコマの一般的な外観だ。


































背部虫食い紋は細かく、項部ではヤマトイワナのように紋理が消えてべったりした色調のオス成魚も見られる。































オショロコマの一般的特徴だがヒレの前縁が鮮やかな白でふちどられる個体も多い。





































延々と山を下って、やっと里にもどったところで午後4時 武装解除。 今日もひどい悪路をなんとか走破。 最低地上高20cm を誇る 頼りになる愛車フォレスターです。







 けっこう疲れた釣り行であったが 長い北見までの帰路、途中休み休みしながら走り 午後 6:30 無事 帰宅した。


終わり。


最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年湧別川水系源流の黒いオショロコマ  その壱

2023-11-22 20:40:38 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

2022年湧別川水系源流の
黒いオショロコマ  その壱



          

2022-10-7 (金) 晴れ 14℃

午前 9:00.北見市を出発。久しぶりに湧別川水系上流の最源流域の各支流群のオショロコマを見に出発。今日の目的地は我が家から知床へ行くよりも遠い。



約2時間30分ほど車で走ってやっと目的地へ到着。かって、湧別川水系最現流域の支流群は入念に調査したことがあり、とても小型で暗色調のオショロコマがとりわけ局所的に群生しているものの、それら数少ない局所的ポイント以外は異常に魚影がなかったことを確認しています。








この付近は昔はかなりの奥地まで開拓民の集落があったようだが、現在それらはことごとく消滅し、古びた小学校跡地などに僅かにその面影が残るばかりです。かって入植した人間が消えてしまい、農耕地であったとおもわれる一帯は再び以前の大自然にもどりつつあるかに見えます。












そのような場所の渓流環境は余り良くない。もはや住民が激減しつつある地域のはずなのに、地域の水害予防、地域住民の生命財産を守る などを錦の御旗に多数の砂防ダム建造や、まさかと目を疑いたくなる大規模河川工事が、えんえんと惰性的に続けられてきたからだとおもう。

























今回は、地図でこの地域を入念に調べて、オショロコマの存在の可能性のある水域をあらかじめあたりをつけてやってきたのです。






















しかし、実際にその場所にいってみると予想外のダラダラ川であったり、主に砂防ダムのため川底環境が絶望的に悪化しているところばかり。すなわち、砂防ダムのために上流からの砂礫や土砂の補給がなくなり、一方、ダム下流域の砂礫や砂はことごとく流れ去った結果、大きな石ころや岩ばかりで、生物棲息には適さない荒れ果てた川底環境になっているのです。

























河畔環境もかなりの山奥にいたるまで開墾の影響で二次林が多く、河畔の保水力がないため少しの雨で大増水し、川の生き物の棲息には不利な環境が多い。



















最も、がっかりしたのは林道が荒れ果て、荒廃しているところが多いことだった。とうとうフォレスターも走れないほど林道そのものに草木が茂ってしまい、諦めて苦労してターンせざるを得ないところが多々みられた。

























さらに、ここぞと思って目的の林道入り口にさしかかると奥での林道崩壊で通行禁止の鎖がかかっていたりする。


























そんなわけで、当初もくろんでいた支流源流域の多くは侵入不可能で、実際に最源流に到達できた支流はただの2本、しかもその一部にしかすぎなかった。























ここにお示ししたのは、そのうちの一本の支流とそこで入念な探り釣りで撮影したオショロコマ15匹の画像です。個体数は少ないが。比較的鮮明に撮影できたものを呈示しました。



























あまり活性は高くなくて呑ませた個体はいなかった一方、けっこう釣り落としがあった。













これは、産卵行動後のメス。











この支流の川岸環境はあまりすぐれているとは言えず大雨増水時の影響が顕著に残っています。前述のごとく川底環境も細かな砂礫や砂地がなく、比較的大きな石のみがごろごろしており、増水時にはひどい暴れ川の様相で岸辺の石や岩には、苔がほとんどついていない。


























思いがけず、ニジマス幼魚が唯1匹だが釣れてきた。ニジマスが繁殖している湧別川本流下流域までには多数のダムがあり、ニジマスがここまで遡上してくることは困難です。無知、または生態系の概念が欠落しているどなたかが放流した可能性がありますが、ここの渓相を見る限りニジマスの本格的定着繁殖は無理だとおもいます。







            この項、続く。



最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

環境劣悪な最源流に追い詰められたオショロコマの棲息域についにニジマスやアメマス侵入か ? 。

2023-10-20 18:48:30 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



環境劣悪な最源流に追い詰められたオショロコマの棲息域についにニジマスやアメマス侵入か ? 。




2023-10-14( 日 ) 晴れ  23℃

この日は久しぶりにデカニジマスと遊ぶつもりで出かけた渓流が予想外の貧果に終わり、時間的に余裕ができたので久しぶりに、とあるオショロコマ棲息渓流へ向かった。


この渓流にオショロコマが棲んでいることを確認したのはさほど昔のことではありません。渓流の周囲環境は伐採が繰り返された貧相な二次林で、原始のオショロコマの森とは言いがたい。森の保水力もたいしたものではなさそうだ。








伐採や植林地管理のため川沿いに強引に作られた林道は増水のたびに補修が必要になりそう。さらに源流域にはなぜかやたら小高い砂防ダムがあり、その上流は荒廃した死の流れとなっている。



正に最源流に近い細流のごく狭い水域に奇跡的にオショロコマが生き残っていた(追い詰められた)といっても良いかもしれません。










貧相な細流なので棲息しているオショロコマの個体数は多いとはおもわれず魚体も10cm前後の小型が多く15cmを超える個体はまれ。源流域では大型化して有利なことは何もありません。源流域に潜む幻の大魚といったロマンは釣り吉三平の世界だけです。













この日のオショロコマは極端に喰いが浅くて、夏場、子供でも入れ食いに釣れる時期とはまったく異なります。いつも、オショロコマに釣り針を呑まれないように、早合わせに徹しているため今日は釣れたオショロコマの数 (大小10匹) 以上の個体を釣り落としてしまいました。













外見的にはいまだ単一な外見に収束せず多彩なパターンで、依然として遺伝子の多様性は保たれているかとおもいます。












一部の成魚たちは、はや段階的な産卵行動を始めているようにみえます。













今日はこの渓流では初めての異変がありました。




それは、これまで、見られたことがなかったニジマス若魚1匹とアメマス2匹が釣れたことです。













オショロコマたちの栄養状態は必ずしも良好とは言えない一方、ニジマスはぶんぶんに肥えており、例によって餌の先取りを行っていることは明白です。







この渓流はとあるニジマス自然繁殖渓流の支流なので、ニジマスが侵入しても別に不思議はないのですが、あまりにも貧相な渓流なのでこれまではニジマス君たちも、あえてここまで侵入する必要がなかったのだとおもいます。下流域では稀ではないアメマスもしかり。




それなら、なぜ今回、最源流の細流でアメマス2匹やニジマス若魚1匹が釣れたのでしょうか。




その理由は今年の想像を絶する猛暑の夏のせいだとおもわれます。記録的な猛暑が続き、おそらく川の水温も上昇し、アメマスやニジマスはより低温水域の川の上流、すなわちオショロコマ棲息域に移動し、このところ気温が落ち着いてきたので、また本流域にもどっていったのではないかと類推します。





今のところ、ニジマスやアメマスたちが環境劣悪なこの水域にまでも侵入して住み着く理由は何もありません。




撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。




夕刻、ものすごい勢いで気温が下がり始め釣りどころではなくなります。釣りと撮影を終えて、塩大福とお茶で一服。




この日は心配していたヒグマの気配は無かったのですが、不覚にも川で前のめりに転倒して右手を岩に強打、親指の生爪が剥がれそうになった以外は怪我もなくまあまあ無事に帰宅できました。爪床からの出血は意外と迫力があるものでした。




自宅について綺麗な夕焼けに感動してしまいました。




最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しい流れ、美しいアメマス。

2023-10-11 11:52:19 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

美しい流れ、美しいアメマス。




202X-6-3 (金) 曇り  山沿いは小雨 8℃ 寒い。 



北見市内では曇って寒いけれど強風がないので穏やかな朝。


AM 9:40   この時期、アメマスの多くなる北見市近郊の渓流へ出発。


約1時間で現地着。ここはほぼ野生の王国で滅多に車を見ることはないところだが、今日は珍しく林業関係とおもわれる車を二台見かけた。


比較的穏やかな里とは異なり、現地山奥では霧雨まじりでけっこうな強風が吹き、あまりよいコンデションでなないが、さっそく釣り開始。




水量はいつもよりやや多い感じ。最初オショロコマも少し釣れたが、その後は予想通り次々に大小の美しいアメマスがかかった。
















私が好きな美しい流れ。




















































一般的にはアメマスはデカイをもってヨシとされる傾向がありますが、私は大きさに関係なく惚れ惚れするようなアメマスの美しさや個体変異が好きです。ただ、それを写真撮影で表現するのはしばしば容易ではないと感じています。

































小型アメマスの黄色い腹部、やや大型個体の真っ白い腹部はとても美しく感じます。








ひとしきり釣った頃、急に霧がかかってきたので、林道へ上がって車にもどり、野菜サラダ、おにぎり1個、モンブランで昼食。 





ちょっと物足りないので 昼食後、再び釣り再開。






思いがけず予想外のデカアメマスがかかり、猛烈な引きでどうにもならず、時間がたつと浅い針掛かりの身切れで逃げられそうな予感。





とうとう意を決して思い切って引き寄せようとしたら3.0mの細い渓流竿がぼっきり折れた。









折れた竿もろとも大型魚はものすごい勢いでどこかへ消えてしまった。







今が時期の美しいクリンソウを少し撮影。 









この日撮影させていただいたアメマスたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。




寒い 寒い。午後3時。武装解除し帰路につく。約1時間で帰宅。




最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しいデカヤマベを開きにした。

2023-09-16 01:19:28 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

美しいデカヤマベを開きにした。






この日は、近郊のいくつかの渓流をまわり、最後に少し旬のヤマベをキープしようとおもい比較的良型が見られるとある渓流に入った。





深い場所がなくえんえんと瀬が続く渓流だが、上流域に数百mだけ川底が岩盤になっている水域がある。




岩盤の川底がところどころ裂け目のような深い場所があり、そこに良型ヤマベが潜む。





ここではしばしばオホーツクでは珍しい良型のデカヤマベが釣れる。

















電光石火のごとく水中で銀鱗が閃いたとたん、竿をひったくられるような強烈な引きで心地よい緊張が走る。








かっては、この岩盤川の住人はオショロコマだった。ここに攻撃的外来種筆頭のニジマスが侵入しかよわいオショロコマたちはたちまち駆逐され、ほとんどみられなくなった。





この日もニジマスは大小よく釣れた。
















いったんオショロコマが消えニジマス一色になったが、何故か、その後下流域に多かったヤマベ(オホーツクでは珍しい良型の個体群)もこの水域に侵入してきた。






今はヤマベとニジマスの勢力は拮抗状態にあるかに見えるが今後どのような経過をとるのか慎重に様子を見て行きたいとおもいます。






ほとんど姿を消したオショロコマだが、珍しく若い二匹が釣れてきた。絶滅したわけではなく、わずかに命脈を保っているかにみえますが、実際は源流域に追いやられた個体群の一部が流されてきたのかもしれません。












帰宅後、夕食はヤマベの塩コショウ焼き。




デカヤマベは開きの格好にさばいて冷凍しました。














最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遡行危険な山岳暴れ川に棲む精悍な灰青色オショロコマ。

2023-08-23 14:19:00 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


遡行危険な山岳暴れ川に棲む精悍な灰青色オショロコマ。




20XX-9-18 (日) 曇りのち雨のち曇り  16℃


先般の滅多にない大雨の影響でオホーツク各地で川が氾濫、ニジマス川として知られるこの川も、流れが大幅に変わってしまったり、おびただしい流木が積み上げられたようになって、今回の大増水のすざまじさがうかがえる。











ニジマスの多かった見事なたまりも、大雨で消えてしまい単純な急流に変身してしまった。









この日、この川のとある支流に大型ニジマス釣りに向かったが途中の道道の大型ゲートが閉められ通行止めになっていた。先般の大雨で道路に崩壊箇所ができた模様。




仕方なく次にFK川に向かうもここでも林道入り口で通行止め、次の川も、また次の川も、その次の川も林道崩壊箇所発生でゲートが閉められていた。




これでは、この辺りの渓流のほとんどが侵入禁止で、当面、釣りは不可能になってしまったみたいだ。




最後に、従来相当な暴れ川で釣りにくいため滅多に入渓しない川へむかってみた。 この渓流沿いの林道はなぜかゲートが開いていて、侵入することができた。




しばらく行くと強い風で林道に倒れこんだトドマツがチェンソーで切られ、通行可能になっていた。









幸い、その後は林道の奥深くまで奇跡的に通行は可能で、とうとう源流域まで行くことが出来て、苦労して斜面を降り川に降りた。















大岩ゴロゴロの急流、かなりの暴れ川のせいか岩に苔は見られず、岸辺のあちこちではかなりの流木が川面を埋め尽くし、川岸の樹木は根が洗われむき出しになっている。
















浮石が多く、遡行には細心の注意が必要だ。






いかにも魚がいそうにない渓流だが、この急流にへばりつくようにして体色が灰青色で、とても野性的な風貌のオショロコマが棲んでいる。















一見、餌が豊富とは思われない渓流だが、ここのオショロコマは極めて栄養状態がよく精悍な体躯をしているので驚かされる。
















一体、何を食べているのだろうか。おそらく川底の種々の川虫 (テッポウムシなど)を食べているのだろうと思うが、ここのオショロコマは個体数が少ないので餌をめぐる競合が少ないことも立派な体躯の理由だろうと推定しています。


















この日は、各地の林道崩壊のため、思いがけずこの山岳暴れ川に入渓することになったが、久しぶりに精悍な灰青色のオショロコマを撮影することができた。





ここのオショロコマの独特の体色は川底の性状をよく反映しているのだと思います。





撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。




                    終り。





最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋、産卵体制前、とある十勝川水系支流のオショロコマと美しいマユミの実。

2023-08-21 16:31:33 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村


秋、産卵体制前、とある十勝川水系支流のオショロコマと美しいマユミの実




20XX-10-2 (日) 晴れ  22℃



この日、遡上ウミアメマスが来ていないか道東の川数本の本流をのぞいて回ったが今年はまだ大型アメマス遡上は本格化していなかった。





そこで帰路、とある十勝川水系支流に秋のオショロコマを見に寄って見た。





ここはまだ低山地帯でトドマツの多い針葉樹と広葉樹の混交林で、先般の三連続台風のせいかいつもより水量が多いが倒木もなく林道も無事で川もそう荒れた気配はなかった。






豊かな自然の森、オショロコマの森の渓流は強い。










オショロコマの活性はやや低く、早合わせに徹しているせいかかなりの個体を釣り落としたが15匹ほどを釣って撮影しリリースした。
































どちらかというとやや痩せた個体が多かった。 
















色調・斑紋はある一定のパターンに収束することなく様々で、いまだに遺伝子の多様性が保たれていることがうかがえる。














ヒレや腹部の着色は顕著ではないが腹部が黄色く染まる個体が多い。


















項部虫食い紋は細かなものが多く、一見無紋に見える個体も散見される。

































未だ産卵体制には入っていないようで、障害物を乗り越えて上流に行こうと跳ね上がる個体も見られた。







秋が始まり、この付近はいたるところに多いマユミの樹が美しい実をつけていた。









                        おしまい。

最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美しいルピナスの原生花園とニジマス大釣りポイントの不思議。

2023-07-24 22:18:43 | 渓流魚、蝶、自然
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村

美しいルピナスの原生花園とニジマス大釣りポイントの不思議。


2023-6-9 (金) 曇り


オホーツク、道東、道北のヤマベ釣り解禁日は7月1日です。



そのため、この時期、ヤマベのいる渓流でオショロコマやアメマスを釣って撮影していると山作業のおじさんなどにヤマベは禁漁だよと言われることがある。



場合によっては警察に通報されることもある。



そんなわけで、この日はヤマベのいない北見市近郊のニジマス川本流へ午前9:40 出発。



私は細い渓流竿の釣りが好きなので、本流の釣りは不得意、というより嫌い。



それでも、例年ニジマスがごっそりたまって、短い渓流竿でもまるで釣り堀みたいによく釣れるウソみたいなポイントがいくつかあります。



この日は、まっすぐにそこへ向かった。例年は秋、草木の葉が落ちて見通しがよくなりヒグマとの接近遭遇の危険がなくなる頃に、気が向けばニジマス釣りに入る場所です。



この日は新緑が美しく、川岸のフキが見事に発育して、クマさんとの超接近遭遇の危険がある。川のゴウゴウ流れる音でクマ鈴やホィッスルはあまり効果がないかもしれない。今のところこの付近には悪いヒグマはいないようなので、まあ、いいか。



本流なので遡上するには川の流れがきつく、川底はごろごろ大きめの石で歩きずらいので、岸辺の背の高いフキをかきわけて川沿いにすすむ。


おもいがけず、ノボリフジ(ルピナス)の大群落が見事に開花してまるで秘密の花園へわけいったみたいだ。






北見市界隈ではこのようなルピナスの大群落は稀ではない。










ときどき日が射すとシロオビヒメヒカゲやベニシジミ春型が飛ぶ。ルピナスの見事な原生花園をせっせと撮影した。
























やっと、目的のポイントへ着いた。だらだらした流れの場所が多いこのニジマス川では珍しい深さ2.0m はあろうかという立派な深く広いたまりだ。




いつもここではニジマス20〜40cm 級がたまっていておもしろいように釣れるのだ。




菜の花みたいな黄色い花が満開で美しい。








わくわくしながら振り込んだが魚信なし。うそだろー。




それでも、がんばって何度も入念にあちこち流してさぐったが、本当に魚信がない。




やっと釣れてきたのは、チビニジマスとオショロコマ各1匹のみだった。








何故、魚がいないのか色々考えてみたが、要するにいつもはいるはずの魚がいない。






強いて考えればいつも、ここへ入るのは晩秋から初冬の時期。 これに懲りずにその時期にまた来てみようかと思う。



最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の 渓流釣りバナー をワンクリックしていただければ幸いです。






にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村



にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする