ジャンフランコ・ロージ監督がイタリア最南端の島、ランペドゥーサ島へ1年半の間移り住んで撮ったドキュメンタリーです。
ランペドゥーサ島はアフリカ大陸に最も近い島で、日常的に難民の乗った船が漂着します。
島の人口約5500人に対して、年間5万人を超える難民・移民がランペドゥーサ島へやってきて、うち15,000人が死亡している。島には巨大な無線施設が建ち、港には数多くの救助艇が停泊している。
でも、島民は難民たちとすれ違うこともなく、日常が過ぎていきます。
イタリア首相マッテオ・レンツィも、2016年3月に行われた移民政策が議題のEU首脳会談にて、「人々を、数ではなく、ひとりひとりの人間として描いている。この映画を観たら、違った視点での議論ができるはず」と、このDVDを27人の全首脳に手渡したという。法王就任後初の海外司牧行事でランペドゥーサ島を訪れていたフランシス・ローマ法王も本作を絶賛。サムエレ少年、バルトロ医師、ロージ監督をバチカンへ招待した。
ドキュメンタリー映画を坦々と撮っているいる感じで、静かに進んでいきます。
でも、アフリカ大陸からは、自国で生きることができない人たちは、死をも覚悟で、身動きのとれないぐらいびっしりの船に乗ってヨーロッパを目指してやってきます。
世界には理不尽なことが、往々にしてあって、かわいそうで虚しい。
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