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THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

春分の日もあっという間に・・・・・・

2022-03-23 19:10:10 | Live Set List
はい、皆さんその後いかがお過ごしでしょうか。
ついこの間、豪雪地獄でさすがの道民も泣かされたのに、急に気温も上昇してポカポカの陽気。
やっと、春到来か。
マンボ―延長も晴れて解除されたことだし、バンド界隈も賑わってきましたよ。
これは素晴らしいことだ。

我らがSTAも今月の13日にライブを終えたばかりなのに、気を抜く暇もなく、さっそく、4月3日のライブめがけて準備に取り掛かっていますよ。
会場は再び大好きな小樽ゴールドストーンだ。申し分なし。
メンバー全員のお気に入りだもん。
例によって一部のメンバーに入れ替わりあり。
しかも1人増えて10人編成。
直前に変動がありましたが、ゴージャスなメンツに違いはなし。

マサ、みゆき、ツッツー、マッキー、ニシヤン、サエグー、タカジュン、アキ、ファニー、そしてカタボウという布陣。
懐かしいメンバーもいるね。
固定化しつつあるメンバーもいる。
サエグー、タカジュンは今度で2回目の参加だけど、もうすっかりとバンド内に溶け込んでいる。

ファニー、マッキーは残念ながら欠席。よってトランペットパートのみ不在。
とりあえずは8人が集合。
すでにロビーの段階で賑わっている。

いつものように各ポジションについて楽器を取り出す。
ニシヤンは必要な譜面台やギタースタンドを配ってくれる。
段取りをほぼ把握しているから効率よし。
早い時間帯に8人が揃った。
本当に今のSTA メンバーの出席率は凄い。

マサはセットリスト表を壁に貼り付け。
チューニング、セットアップ、ウオーミングアップ、チューニング、スコアのチェック・・・・。
ミキサーにケーブルを接続したんだけど、今回はオーナーに頼らずに音出し完了((´∀`*))
だいぶ手慣れてきたさ。やっとかい・・・・(-_-;)。
オーナーは前もって冷え切った室内をストーブとエアコンで暖めてくれたけど、すぐに暑くなったのでストーブのスイッチはオフ。
喉を傷める危険性もあるしね。
その代わりに、受付カウンターで喉飴をたくさんもらった。
100円で飲み放題のホットコーヒーも何人かのメンバーが飲んでいる。
コーヒーを床にこぼして悲鳴あげたメンバー若干1名あり・・・・と記しておこう・・・・。

今回のライブは会場同じ、主催者企画も同じ、STAメンバーもほぼ同じ・・・・・ということで、前回の続編というか発展ヴァージョンを目論んでおります。
ちょっとだけ捻りを加えた。
そこは一筋縄でいかないSTA。
マサとツッツーとで虎視眈々と話し合った。
数曲をマサがリストアップ。
その中からツッツーにベストなところをセレクトしてもらった。
なるほど・・・・というか九分九厘これを選ぶと睨んでいたらその通りになった。
これをSTAが取り上げるのは何年ぶりだろうか。
確かその時も場所は小樽だった。
屋外の北運河だったけれども、意外に好評を博した。
全然、納得のいく演奏ではなかったのに。
やはり斬新な曲だったからだろう。
で、今度は気合の入り方が半端ではないよ。
色々とスッタモンダあったけど・・・・。
スタジオバージョンではなくライブバージョンでコピーしてきて、スタジオ入り直前にそのことに気づき慌てふためいたメンバー若干1名あり・・・と特別に記しておこうっと((´∀`*))。
ソロのパートを誰が担当するかで悩むシーンあり。
エンディングの回数が紆余曲折ありイマイチ把握しきれていない点。
ブレイクの箇所が頭ではわかっているのに、中々に体得できない。
スコアが皆の認識と食い違っていたり。
最後のコード進行シーンはマサが合図を送って決めていこうとお約束。
その他もろもろ・・・まだまだ修正していかないと。
今回のライブ一番の鬼門だ。
だから取り上げる回数も念入りに多くプレイ。
本来ならばツッツーの登場曲として1分半ほどの2コード・インスト・スタンダードを差し込んでメドレーにしようと画策していたんだけど、諸事情によりそれも先延ばしに。
同一タイムのメンバー紹介に差し替えた。
あまり他のバンドが当たり前のようにやっていることはやりたくないんだけど。
次回のライブの告知とかもね。
違う場所ならば、その会場スタッフたちはいい気持ちがしないだろうし。
だから、今まで1度もそれはやったことがない。
メンバー紹介もあまり積極的にやっていなかったんだけど、メンバー内からそのことを指摘されたので、最近はことあるごとに採用はしています。

オープニングナンバーの開始。
トランペットがいない分、皆が頑張っている。
特にサエグーの成長が著しい。
この間も良かったけど、ライブ後に相当反省点を改良してきたのだろう。
明らかにそれが伝わるよ。
スティックさばき、パワー、リズム、アクセント、抑揚、表現力などなど段違いに成長した。
初ライブでは多少の緊張もあり走り気味だった・・・・と素直に自認していた。
マサは別にあのくらいでもいいと思うんだけどね。
疾走感があってスリリングだし。
ただホーン隊が、それについていくのが必死だったらしい。
それがライブだ、ブラスロックだあ!。
フィルインの差し込み具合がかっこいいぞ、サエグー!
素晴らしいドラマーを紹介してくれたアキちゃんには、足を向けて寝られないなあ((´∀`*))。
タカジュンも負けてなんかいられない。
ムードメーカーとしてのポジションも軽くゲット。
意気揚々と吹きまくっているよ。
最初のソロが何たってトロンボーンだもんなあ。
責任重大なのに、余裕の表情で切り抜ける。
シタタカなるバンドで鍛え上げたテクニックがここで陽の目をみた瞬間。
トランペットがいないからサックスでチラッと吹いてくれた。
火を噴くギターソロ。
それをバックでグイグイと牽引するサエグーのドラミングが、見違えるほどに攻撃的でドライブ感満点。
刺激的でこちらサイドまでエキサイトしてしまう。
いいなあ、こうでなくっちゃあねえ。
メンバー達も感心仕切りだ。
ベルトーン部分は次回全員が揃った時に取り決めることにした。

ピアノの旋律でメドレー。
ここはマサのMCとの息があわないと滑稽になっちゃうから要注意。
ああ・・・・素敵なコーラスとパーカッションがほしいなあ。
それも近々実現する予定さ。
サエグーいわく「この曲がムズイ・・・」とのこと。
回数を重ねるごとにみるみる良くなっているよ。

ここでツッツー登場でツッツーコーナーに突入。
参加するごとに曲が増えています。
決して誰一人として楽はさせないのだ((´∀`*))。

定番のソウルフルなスタンダード2連発。
ツッツーにかかったらこの辺はお手の物。
水を得た魚のごとくボーカルが活き活きしている。
雰囲気が一変して、時折センスのいいフェイクやアドリブまで差し込むし。
マサとのハーモニーも冴えわたる。
サエグーの決め部分も板についてきた。
タカジュンとのヤングコンビが加入したおかげで、グッと明るく活性化してきたね。
エンディングのお約束も滅茶苦茶にわかりやすい。
これもオリジナルの音源を何度も聞き込んだマサが、逐一ツッツーにライン伝達した結果。
ツッツーも呑み込みが早いし。
あまり合図ばかりだとカッコ悪いんだけど、ここは目印としても効果面でも最高の結果を得られたという稀な例。
息があってくるとケミストリーも度々生まれてくるものさ。
何故か、この場面のみニシヤンがキースリチャーズに変身。
アクションをオーバー気味に演じていて話題に。
調子にのったニシヤンが更なるアクションをやろうとしたら、シールドかエフェクターかギターにトラブルが一瞬勃発して冷や汗・・・・。

さてさて、最大の鬼門。
この曲はドラマティックにアキちゃんとツッツーの絡みが導入部分。
何故か「いくわよ」「いいわよ・・・」とアキちゃんにのせられてツッツーまで女言葉に((´∀`*))
和気藹々だ。
素早いパッセージで鍵盤上を指先が滑り落ちる。
エモーショナルなボーカル。
思い切りタメをきかせてパーカッシブなベースライン開始。
この入り方をサエグーが質問してきたので、ニシヤンが懇切丁寧に説明。
自信と思い切りが肝心と、腑に落ちたご様子だ。
見違えるほどに迷いから吹っ切れた。
潔いテンポもバッチリじゃあないかい。
この曲はじっくりと回数を重ねて熟成させていかないとダメだね。
でも今までのテイク中、出色の出来。
自負して良し。

後半の曲でニシヤンがおどけてTーREXのリフを弾く。
ツッツーはニヤニヤとわかってらっしゃる。
マサは呆れて仕方なしに「バングアゴングではないよ」と告げると
「おお、わかってくれた!?嬉しいなあ」と満足気・・・・。
アキちゃんのキーボード・ソロは2つの音色を同時に弾くと、種類によっては音量がダウンしてしまうらしい。
その問題点は今後どうする?
せっかくのソロが台無しになっちゃうし。
聞かせどころなんだからね。
サエグーの把握力も相当な域にまで達してきたね。
貫禄まで漲ってきたさ。
もう余計なアドヴァイスを言う必要もなくなってきた。
信頼関係が築かれれば、あとは阿吽の呼吸で克服さ。

鉄板のラストソングでは事故ってしまった・・・・。
ホーン隊がずれて入ったために、そのまま進行してしまった。
ファニーがいるといないとでは、こうも違うものか・・・・。
簡単な箇所だし、何度もライブで経験しているんだけどなあ・・・・。
シンプル過ぎる曲だとメリット、デメリット共にあるから気を引き締めていこう。

予備の曲はもうすっかりと、カウントがはまるようになってきた。
でもホーンの入り方に迷いが生じたので、すかさずやり直して小休止。

残り時間が少なくなってしまい、2回目のリハは最後までできず・・・・。
苦肉の策で、あの不安要素満載の曲でラスト。
じっくりとトライして各自の宿題としましょう!

外はすっかりと雪が溶けだして砂利も見えてみた。
春の到来、コロナの終息、そして戦争も早く終わってくれ!!
次回は最終リハです。

STAは今年いっぱいの予定がほぼ見えてきました。
夏ライブまでは確定、秋には初場所や15年ぶりの会場もあり。

ワクワクするねえ。
シティジャズにモロ被っているライブもあるけど、なんとかやりくりするさ。
いつものことさ。
何たって今のSTAメンバー達はバンド結成後、すべてにおいてグレートだからね。





PUPPY(chicago)

2022-03-21 20:17:23 | CHICAGO
子犬は幼い犬です。一部の子犬の体重は1〜1.5 kgですが、大きい子犬の体重は7〜11 kgです。すべての健康な子犬は出生後急速に成長します。ヨークシャーテリアなどの品種でよく見られるように、子犬の成長に伴い、子犬のコートの色が変わる場合があります。 ウィキペディア

masa's art chicago logo respect gallery

warhorse&red sea

2022-03-21 19:16:19 | free form space
https://youtu.be/rDtWAWR1yiE

第一期ディープパープルを解雇されたロッドエバンスとニックシンパー。
2人共、バンド側と、それぞれにスッタモンダあり印税収入を失ったんだね…、嗚呼…( i _ i )

ロッドは伝説のキャプテンビヨンドで気を吐いていた!
実際、アルバムは名盤の誉れ高い!

で、ニックも負けてはいなかった。
あの「インロック」がリリースされた数ヶ月後、こちらもwarhorseにてデビュー!
何と編成はパープルと全く同じ。
サウンドも中々にハードでプログレッシブ。
曲のあちこちがアートロック時代のパープルに聞こえてニンマリ😉
ギターもそれっぽいし、ドラムは手数多し。
ボーカルは好き嫌い分かれそうだけどブルージーでパワフルシャウト型!
キーボードが縦横無尽に様式美していてご機嫌さ。
そして、パープルから離れたニックはイキイキとベースを弾きまくっている。

たった2枚で解散してしまった…。
よほどのパープルマニアにしか知られていないバンドだけど、もっと評価されるべき。
残念ながら、何人かのメンバーは他界してしまったけど、たまに再結成して元気に活動しています。

VOL,186 小樽GOLDSTONE FRIENDS LIVE62(SAPPORO TRANSIT AUTHORITY編)PART,3

2022-03-21 11:55:04 | Live Set List


****さあ!このライブ・レポートも遂に最終章へと突入だ!!名残惜しいところだけど、思う存分に堪能して頂戴な。いくぜい!!****



「サンキュー!ツッツーちゃんに盛大なる拍手を・・・・!!」

もちろんドッと湧き上がる拍手の波。

堂々たる物腰でブラス隊の前に佇むツッツーちゃんも、手を振りその声援へこたえる。

美味しいところ独り占めの状態で、気持ちよさそう。

全身から発せられるオーラが半端ない。

マサから・・・・・。

「どうです、皆さん、楽しんでいますか!!?・・・・ってあまり大きな声を出しちゃあダメなんだよね(笑)

でも手拍子ならばいくら叩いてもオーケー!

これからもう一曲、ダメ押しとばかりにモノ凄いのをぶっ放してみせますのでどうぞよろしく!!

毎回、STAは色々なタイプの曲を用意していますが、シカゴの強力なるライバルバンドで、ちょっとノリのいい過酷この上ない曲をお送りしたいと思います・・・・シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。

ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。

それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。

このメンバー達でなければ実現不可能と言われた強烈な、ディスコでも人気だったというわずか3分足らずの過激な曲です。

ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにどよめく会場内)。

ツッツーちゃんが情熱的に思いの丈を込めて歌います・・・・燃え上がってください(と、ここでオーディエンスの方を指差すと皆が大きく手でリアクション・・・・)。

日本歌謡界にも多大なる影響を与えた、すこぶる燃費の悪い曲です。

皆、聞いてね!・・・・・邦題は黒い炎・・・・チェイスで・・・・・GET IT ON~~!!!」 

焦らしに焦らされたオーディエンスのキョウコちゃん達が待ってました!とばかりに色めきだつ。

燃える闘魂がメラメラ!!

サエグーによるカウントで・・・「1・2・3~!」

すこぶるアグレッシブなる「黒い炎」。

会場内の熱気は沸点に達した感あり。

脳天がメラメラと炎上しているようだ。

歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻め。

このようなやさぐれたボーカル・スタイルのツッツーちゃんを聞けるのも貴重。

ハードロックも歌いこなせる器用なシンガーには脱帽だ。

さりげない仕草が板についてるね。

ほぼ1か月をこれらに費やしていた。

だから熟考に次ぐ熟考で逞しく鍛え上げている。

それもツッツーちゃんにかかったら全く問題なし。(密かに和田アキ子さんのテイクを参考までに聞き込んできたらしいよ!なるほど、わかってらっしゃるね。)

マサは後方にて、とびっきりのアクションを絶え間なく繰り広げている。

ステージ狭しと前後左右を休みなく駆け巡る理想のエンターティナー。

時には真横に陣取るアキちゃんとの、がっぷり四つによる絡みまで演じちゃうもんね。

調子に乗りすぎて珍しくもピックを落としてしまった・・・・・仕方ないから滅多にやらない苦手なフィンガーピッキングに即行でチェンジ。

会場内では大きく手拍子を打っている人々の姿が方々に見えますよ。

それに感化されたのかSTAのメンバー勢も、積極的に観客へ向けてMORE,MOREと要求。

マサ折り紙つきの、ニシヤンによる隠し味的ジャジーなWOWOWペダルがこれまた秀逸。(名器VOXを使用)

ニシヤンはアドリブをこなしながらも、嬉しそう。

全編にわたって捲くし立てるように掻き鳴らされるストロークも絶妙なるスパイスだ。

ジャズのエッセンスをふんだんに含んだ超絶技巧なギター・バッキングがドライブしていて光っている。

これがあるとないとでは雲泥の差。

ここでもマサはアッキー嬢に、ファンキーなバッキングリフとアヴァンギャルド・ソロいう二重苦ともいえる過酷なる試練を求めたのですが、またもやサラッとこなしてくれました。

実は彼女ならば平然とやってくれると信じての、確信犯なんだけどね。

大喜びで軽く受け入れてくれる、輝かしきスーパーレディだ。

どや顔での素敵なソロや極めつけ振り上げたお手てをダイナミックに鍵盤へと振り下ろしてのグリッサンド連発(ちょくちょく指に怪我を負うのがタマ

休むこともなく煽りをかましていますよ。

普段はポーカーフェイスな佇まいのタカジュンも、適材適所、要所要所でしのぎを削るかのように攻め立ててくる。

ここでも絶え間ない位に、益々の活況を繰り広げています。

マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージ床に倒してしまった・・・・。

その一挙手一投足全てがものの見事、様になっている。

けたたましきホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。

メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる超絶悶絶なるハイノートヒッターは、アキ嬢によるシンセ・ブラスによる真骨頂サウンド(この日、残念ながら欠席のファニーからいただいたスコアを参考にした)。

ホーン・セクションとシンセブラスともなると当然ながら厚みが段違い(オリジナルはトランペット4本なもので・・・)。

後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。

サエグーちゃんが必死に会得した転調箇所と、ランニングラインでガッチリと埋め尽くしたマサの捌き方も惚れ惚れするほど。

みゆきちゃんを筆頭にホーンが競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか?と、これには心配になってしまったよ。

突き抜け感が尋常ではない。

4管編成の面目躍如。

やはり群を抜いてる。

ミキティお得意のヒステリックなるブローも効果覿面。

スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。
体力の温存が課題だね、ここでは・・・・。

ツッツーちゃん、入魂のシャウトが神がかっている。

感無量の極致。

想像していた以上、期待を遥かに超越したボーカルワークには観客も「かっこいい!」と絶賛していたくらいだ。

細かな節回しや絶妙のイントネーション、骨っぽい歌いっぷりには関心しながらも腰を抜かすほど。

ニュー・フェイスの2人も、一種独特なるSTAワールドに今更ながらずっしりと手ごたえを感じているはず。

それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルでもあります。

なるほど・・・と世界観がガラッと変化するのです。

ここにはいないけれども、マッキーちゃん曰く「スポーツジムに通っているようだ」とのこと。

なるほど、ユニークでうまい表現をするもんだねえ。

ニシヤンに至っては、ここへきてもスパイスがピリリと効いていて燻し銀の光沢を放っていたのでした。

決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたサエグーが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。

マサとのリズムコンビネーションも、ピッタリ絶好調。

ブラス隊含めて全員が合図の残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。

燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?

まあ、いずれにしても、一丸となっての勇壮なるハードロック直撃弾逆落としは鮮やかだなあ!

「もう一度盛大なる拍手を世界のツッツーちゃんに贈ってくれ!よろしく!(笑)」

ツッツーちゃんも完全燃焼とばかりに手を振りながら満足げにステージの上手へ。

ひじょうにいい汗をかいたね。

爽やかな表情にそれらが集約されている。

添付された写真を見てもらえればそれも一目瞭然。

たった2回のスタジオ・リハでよくぞここまで成し遂げたものだ。

正直な話、歌い足りなかったそうだけど、今回はまあ肩慣らしということで。

これで終わりではなく、今後もっともっと面白いコラボレーションを策略中!

皆さん、彼が現在所属しているカバーバンド「ビア・プリーズ」でも堪能して頂戴な。

これを見た観客たちは大げさではなくラッキーだ(実際、その後の反響にこちらサイドがマジ驚愕したくらい。この曲はいつの間にかゲスト用になっちゃったけど、それだけに数多くの男女問わずシンガーを招いてきました。その中でも1,2を競う完成度とハマリ具合だった。これに異論を唱える人はまずいないでしょうね)。


****さあ、残すところ、あとわずか1曲(((´∀`*))!・・・余力を振り絞ってフィナーレに突入します。

もう少しの間、お付き合いくださいな。
極上のブラスロックワールドは果てしなく続くよ。

もう泣いても笑っても正真正銘、お約束の展開であれが飛び出しますよ!

覚悟のうえでご用心。
ぜひとも心してね。****

 

残響音が不気味に支配するその様を引き摺る様に

「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)・・・・程よい頃合いだね・・・・・・それでは極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」(EDIT VER)

マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから

「ガガガガガーン!」

アキちゃん、ミキティ、みゆきちゃんらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!HEY!HEY!」

驚いたことにメンバー全員がそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。

その上、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかアキ、タカジュン、エンちゃんはパーカッションを手にシェイクしながら元気一杯に飛び跳ねているではないか。

ギターも、これ以上ないほど過激に攻め立てる。

マサも一緒にメインリフを弾き始めると、サエグーも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い!

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストは上手いし、いい音を出していますね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。

この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

各メンバー達も負けじとフォーメーションを維持しつつ大奮闘。

なるほど心強き存在感。

マサのリードボーカルにツッツー&アキちゃんを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。
キュートなミキティを筆頭に拳を突き出すタイミングが絶妙。

アッキーも伝家の宝刀・鈴を手に、セクシーポーズでエキサイティングなプレイを披露しての挑発。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って

「イェーッ!!」アベちゃんをはじめ観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしの拳突き上げ体制)。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャでどこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサはツッツーちゃんと背中を合わせて仰け反って、コミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて中央フロントで両膝つき、気迫のヴォーカルを続行。

ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。

締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前(本家のソロをほぼそのままに再現。これも究極のフィンガリングで完成形とみた。オフステージの時にマサは西やんに言った。

テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。

そう言われた西やんもまんざらではない様子で思わずニンマリ)。

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。

トドメはきっついハイノートで息の根を止める。

ウォルター顔負けなサックスで対等に渡り合うミキティ。

パワフルなレディがホーンセクションに在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめでキャピキャピ((´∀`*))な彼女も、いざステージに立つと存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、野郎どもよ!

マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。
サエグーのところまで駆け寄ってバスドラムに足をのせて煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはみゆきちゃん、タカジュンのところへも訪れて一緒に爆笑ダンシング。

恍惚の領域に到達したのではないか!?

これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。

どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。

我々にも皆目見当がつきません。

まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴ならではの持ち味のひとつだね。

やはり役者が違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーにと希望提出しておきました。無理難題だよなあ・・・・・笑)。

エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。

ベースギターを肩からはずして、ボディー上面にパンチを「ガツーン!」と食らわせるポーズ。

いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、去年の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?

もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。

まずはベースギターのネックを目前のモニタースピーカーに擦り付けた・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。

「カリフォルニア・ジャム」かあ、ここは!!??

さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし・・・・当たり前だよ(爆笑)

とどめはベースを高々と掲げて腕を伸ばしダメ押しとばかり、PAスピーカーに右足を添えてしつこく張り付ける。
最前列に陣取ったサッサ、セッキーらカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。

ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワンギュワーン!」。
可愛い弟分のサッサは「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれる。

ホーン隊は必死の形相で、血管ぶち切れ寸前まで吹き続ける。

極めつけのフィニッシュは片足上げて思いっきり床に振り下ろした。

「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

というわけでしてノリが最高!

やはりライブはこうでなきゃあね。

正真正銘のライブバンド面目躍如だ。

疾風のごとき出来事で恍惚状態。(サエグー、タカジュンは改めて度肝を抜かれたようだよ。まあ、その内に慣れるさ・・・笑)

心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくる。

「ありがとうございました!また会いましょう!!」

身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。

アッという間の幕切れで、30分が過ぎ去った・・・・・



いい汗かいたね。

 

この会場は初のメンバーらもいたけれども、なんとかかんとか無事に終えることができました

十分に満足してもらえたかな!!??・・・・・YES I CAN!!

実はまたすぐ来月の3日、STAはここでのライブのために戻ってきますよ。((´∀`*))

それまでしばらくはこのワクワク感をお楽しみとしてとっておこうよ。

痺れるような極上のかっこいい曲をたくさん用意しておきますよ。


VERY SPECIAL THANKS TO・・・SASSA&SAKAISAN&HIKOCHAN&SUGICHAN&ABESAN&TOMOCHAN&KOBACHAN&TETSU&TOMOMICHAN&NABESAN&XOCA-COLA&GREEN TEA&DORAYAKI・KOBASA&TOMMY&MIKIMIKI&SEKKIE&IKU&KEI&KYOHKOCHAN&SUZI QUATRO MODEL GRECO BASS&CHIEMISAN&ONCHAN&STAFF&MINORIN&TSUTTSU&KILLERCHAN&AKICHAN&LENNON SENSE&KUDOHSAN&WAKASAIMO!!!!



VOL,186 小樽GOLDSTONE FRIENDS LIVE62(SAPPORO TRANSIT AUTHORITY編)PART,2

2022-03-20 22:15:39 | Live Set List


****大好評につき早速STAのラブレポート第2弾に突入しますよ。それでははじまり、はじまり!!~~~********


「ありがとうございます。改めまして・・・・・sapporo transit authorityです!

皆さん、楽しんでいますか?YEAH!!」

アキちゃんの秘密兵器、鍵盤による大歓声がここで炸裂。

「今のコロナ禍による打撃がライブイベントにも表れているのですね。

でもそんなSTAに頼もしき救世主が現れました。

この後に華々しくオオトリをつとめるズリーとストリッパーズのツッツーちゃんがスペシャルゲストとして参加していただけることになりました!

(再びアキちゃんの秘密兵器!!((´∀`*))でドッと沸く)

更には麗しきレディ・トリオも交えてお送りしたいと思いますので、最後まで楽しんでいってください。よろしく!!
ALLRIGHT?ALLRIGHT??
NEXT NUMBER ・・・・珍しくもブラスロックではありません。
滅多に取り上げないんだけど、今日は特別だ!
皆さんはキャンディ・ダルファーのカバーでお馴染みなんじゃあないかな?

STAのミキティを全面的にフューチャーしますよ。今回限定で彼女をキャンディーと呼んであげてください!(笑・・・・実は最近あくびちゃんとも言われている・・・・そういえばYプロでもマッツはキャンディと紹介していたね)」
すかさずあちこちから「キャンディ~~!!」のラブコールが飛び交う。
ホワイト・ファンクの代表格アヴェレージ・ホワイト・バンドで・・・・ピック・アップ・ザ・ピーセス!!!!!」
マサがタイトル・コールをした途端に会場から「わあ!!」「いいねえ!!」

ドッと湧き上がりました。

(1・2・3・4!)

ジャスト・タイミングから、サエグーによる軽快な4カウントが即座に空間を打ち破る。

 この曲もドテッパラに炸裂する一撃が狂おしいくらいに激しく、やはりイントロが常に豹変、それでいてゴリ押し感なくスッキリとスマートにまとまっているところがやたらと発揮されていて痺れます。

セクシーな響きが伴う、たまらなく官能的。
イントロに入っているタンバリンをマサがサエグーにシンバル類で再現して、と要望を提出。
即座に奏でてくれてグッとゴージャスに華やいだ。

今回、このオリジナル曲のスタジオ音源が数種類あり、それぞれに耳コピやスコアに違いがあることが発覚した。
もう15年以上演奏しているのにねえ・・・・((´∀`*))
で、一番有名なテイクに統一してすっきりした。謎が解明だ。
これも今のメンバー達だから妥協しないでジックリ取り組んでまとまったのだ。

ニシヤンはお得意の必殺ワウペダルを踏み込んで独自の音色アレンジを施しています。
ただ単にベタベタ踏むだけではなく、ペダルを駆使しながらも足元が歌っているのですよ。
脅威だ!
ピッキングタッチもより滑らかでソフトに艶やか。

S・T・A新生面がここでも露に。
全員が慎重にプレイしているのがビンビンと伝わってくる。
アキちゃんいわく「この曲は数パターンの構成で同時進行しているからとても難しい。ジックリと煮詰めていかないと形にするのは微妙・・・」と述べていました。
そのとおりだよね。
毎回、メンバーが変わるんだから、そろそろ真剣に取り組んでいくのも悪くない。

一種独特のタメがクセモノなんですよね。
サエグーくんもじっくりと噛み締めるようにグルーヴィー。

カラフルな間合いを解き放ってビシバシ跳ねています。

かと思えば、千手観音のごとき素早いバチ捌きも繰り出すんだからね。

向かうところ敵なしの完全無欠ドラミングで魅了してくれます。

ニシヤンは黙々とコードカッティングに専念。
味わい深いブラス・セクション。

印象的で逞しきリフのコントラストで皆、ガッチリ無難に頑張っています。

タカジュンが横で構えるキャンディを指差す!

キャンディのアルト・サックス・ソロが彩を添えてくれた。
見るからに気持ち良さそうで、やっぱり役者が違うねえ。

これに一番賭けていただけに鬼気迫る雰囲気。

YOU TUBEを見てドハマリしちゃったらしいよ。

曲の表情にチラホラと変化を与えている西ヤンは、相当に聞き込んだ痕跡が随所に見え隠れしています。

これも努力の賜物だ。
報われたね。

曲ごとに花形スターがちょくちょくと変わる、ユニークで贅の限りを尽くしまくったバンドです。

沈着冷静なミユキ嬢と、アットホームで人懐っこいタカジュンとの異色のコンビネーションも、お互いの信頼関係により相乗効果が現れて、それがバンドに波及、何倍ものケミストリーが生まれるわけであります。

怒涛の拍手が渦巻く中、マサのMC「ありがとうございます・・・・・キャンディ!!」もちろん温かい歓声が送られた。

「ミキティかわいい!!」

このラブコールが誰かは、すぐにわかったよ(笑)
ソフトクリームのキョウコちゃんは「この曲が聞けると思わなかったから得しちゃった!」と大喜び!



「そうきあ」のMIKIMIKIちゃんいわく「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。

正にその通りだ。

さあ、ここからは中盤戦。

ちょっと捻りを加えて実験的要素も盛り込んでみたよ。

マニアならば思わずニンマリだ。
皆、全身汗まみれながらも、気持ちがよさそう。

 去年、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン」の再現なんていかすよね、ってさあ。

曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。

トークも交えてね。

焦らしに焦らした挙句に・・・・ていうあれ。

それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、とふんだ。

結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまくかみ合わないと悲惨。

スタジオではまあまあの出来だった。

ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。

別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。

その場の空気感で進行。

タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。もう1周弾いてもらう!?

ところがアッキーちゃんが機転を効かせて見事にクリア。

かえって効果が倍増したよ。

「それでは、ここまでは吹き荒れる初期シカゴのブラスロックやAWBのインストが続きましたが、お次はメローな響きが・・・・。

(不敵な笑みを浮かべつつも)特に人気の高い曲をやります。

あれ!?どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!

今日は日曜日だけど、土曜日の曲をやるよ!・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」

と言った途端にアッキーが寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!

後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。

ありがたいことに大正解だよん!

 
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くとミュージシャン冥利に尽きるね)

シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。

(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)

マサが踵の高いヒールを履いているアキちゃんの方向へ向き直った瞬間、絶妙のシンコペーションを基調としたあまりにも超有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)。

当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキーちゃん。
彼女の真骨頂。

(アッキーちゃんの根性の入り方は半端ない。メイクもバッチリと施しアメリカ製のデニム・テンガロンハットと全身を黒ファッションで統一。首にはごついベルト風のネックレスと立派なロッカー然としている)

こんな素敵な曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。

なんたって長年キーボード不在だったんだからね。

当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。

ところが機転を効かせた久留氏、次いでニシヤンがギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」と主張。

半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。

もはや手慣れたもんだよ。

これはこれで、すこぶる斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。

西やんもこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇る心持ちだったことでしょうねえ。

加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。

感心しきりだった。

それも参考にアキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。

その結果がここに結実したんだよ。

文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。

大役を果たしたね。

涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。この感動がずっと欲しかったのさ。本物だ。(近年は本家のロバートラムさんがショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。これが生命線なんだから。シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。

サビにも奥の深い部分が垣間見えます。

マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

サエグーは特にこの曲でのドラミングが冴えわたっていた。
彼が言うことには「イントロダクションよりもこの曲のほうがムズイ・・・」
でもリハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。
西やんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

ほとんどの人々がニコニコしながらも手拍子!

腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている人も発見。

会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?

数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。

ステージ手前では、ある女性が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

西やんも時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らす。

笑みを湛えたアキちゃんは目の前の観客達の笑顔にもすこぶる癒されたそうですよ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。

まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。

愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

他のミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングのハミングに至るまでマサのアイディアが見事に実を結んだ(これもスタジオ入りしてみっちりと真面目にトレーニングしたもんね。過去にここまでこだわって突めた人は皆無だ。今後ももっともっと煮詰めまくろう!!)。

歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ「WOWOWOW~!!」

うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクトに完奏。

普段はホノボノと佇んでいるミユキちゃんではありますが、やる時は綿密にバッチリ決めてくるところなんかさすがですよね。

タカジュンは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
STA往年のOBでもある中ちゃんは「タカジュンのプレイスタイルがジミー・パンコウを彷彿とするね」と評していた。これって最大の賛辞。

肩の力も抜けてきて爽やかな疲労感がかえって心地よい。

いつも艶やかなる着こなしのミキティ。

今回も超ド派手なピンクのハイヒール、白いジャケットとミニスカートで気を吐いている。

マサが「それどこで見つけたの?」「もうこの店はなくなっちゃったのさ。またどこかで見つけたらすぐに教えるね」

と約束してくれたさ。

きっとだよ~~(笑)


「サンキュー!!

ありがとうございます。

対バン達は色々と華やかムード満点な取り組みを仕込んでいますが、我々は相変わらずいつものノリです((´∀`*))

それではSTAは滅多にやらないんだけど、他のバンドにならってメンバー紹介などをやってみたいと思います。

人数が多いのでちょっと時間がかかるよ。さあてと、どこからいこうか・・・・・」とステージ上を見渡しながら懇切丁寧に愛情のこもったやりとりをマサが一人一人指さしながら行う。

「男顔負けのキーボードの魔術師、ジョン・アッキー・ロード!」と、アキちゃんを紹介した時には一同ビックらたまげた。

定番ともなった鍵盤操作による歓声や拍手には、もうそろそろ慣れっこになっていた矢先の出来事。

また新たな秘密兵器が炸裂した。

な、な、なんと銃撃シーンを再現した。

「バーン!バーン!バーン!!」と指でピストルを型作って不敵な笑みで四方八方に向けての乱射攻撃。

目前のマサ含め観客たちを撃ち殺してしまったのだ。

眼光鋭くって不覚にも氷ついてしまった。

マサがよくベースでこのマシンガンポーズを決めてアキちゃんらを撃ち抜いていたんだけど、この度めでたく報復されてしまった次第。

心の準備をしていなかったから、不覚にもボウッとしてしまった。

アキちゃんファンの男性は駆け寄ってきて「俺も撃って!!」とおねだり。

もちろん強烈な一発をくらって身もだえしていました((´∀`*))

テンガロンハットをかぶっているから、なおさらのこと女ガンマンがお似合い。

まったくもってアキちゃんにかかったら油断大敵だね。

この次にはどんな仕込みをしてくるのか楽しみは膨らむ一方。

ホルスターにモデルを忍ばせる手もあり。

斜に構えてガンスモーク漂わせ、心憎いばかりの美魔女だ。

 お次はニューフェイスのサエグーも紹介。
「新しい俺のリズムセクション相棒、サエグー!」
ひときわ大きな拍手が彼に贈られていましたよ。

もう一人の初顔、タカジュンも「ラテン系、ジャズビッグバンドでも大活躍のタカジュン!」と紹介!

「テナーサックスには小樽音楽界の姉御が帰ってきたよん、みゆきちゃん!!」
「アルトサックスも久しぶり・・・・STAのキャンディー・ダルファー、俺は保科友里と呼んでいうミキティ―!!」

「マルチなロックンローラー!オン・ギター・・・・ニシヤン!!」
「50人編成のバンドをリーダーとして率いてもいるハイノート・ヒッター、エンちゃん!!」
「はい、そういうわけでして・・・・」
と、マサが話し始めたところで、みゆきちゃんから突っ込みが入った。
「あれ!?自分は・・・・」
「俺は謙虚だからなあ、そういうのは・・・・・・髪を切りました!リーダーをつとめさせてもらっているマサです!!( `・∀・´)ノヨロシク((´∀`*))!!!」

 その最中、上手からステージに上がってマイクとスコアの準備に勤しんでいる男が・・・・。

「最後に・・・・・恒例のスペシャル・ゲスト、ツッツーだ!」

STAの後にもズリーとストリッパーズのステージがバッチリ待っている。

2本をこなす。

でも本番中はそんなこと微塵も感じさせなかったよ。

大した男だ。

彼とマサとは15年前からの知り合い。スタジオやライブ会場ではしゅっちゅう顔を合わせて対バンも多数組んでいれど不思議と一緒に演奏したことがほとんどなかったんだよね。

ずっとラブ・コールを送り続けていたけどなかなかタイミングが合わずじまい。

ところが去年のクリスマスライブイベント以来、この度やっとその夢も実現したというわけだ。

「大きな拍手で迎えてやってくれ!!!」

盛大なる歓声にこたえる貫禄たっぷりのツッツー。

余裕の表情で満足そうだ。


スタジオでのリハはたったの2回。

でも彼のお得意ジャンルとして長年お蔵入りしていた曲をこの機会に再び蘇らせたよ。

(アッキー、西ヤンもテイクやキー違いではあるけど他のバンドで演奏経験あり)

STAの曲ってどれもこれも毛色が変わっているけれども、こいつはこの日特に異色なナンバー。

ブラスロックではないから当たり前か。

サエグーの4カウントから間髪入れずにソウルフルな、その名も誉れ高き「ソウルマン(サム&ディブ。STAはザ・ブルース・ブラザースで披露。記録によると2021年12月25日の土曜日、ススキノ・ウイズ・ユー以来のお披露目)」
サエグーも器用に、色々なスタイルで叩き分けるものだね。

昔取った杵柄、職人気質の面目躍如だ。

ツッツーは日本人離れした節回しで、センターを陣取り片腕伸ばしての熱演。

期待以上の貢献度さ。

神々しきスポットライトを一身に浴びながら、もはや独壇場と化しています。

「リッスン!」の合の手も抜群さ。

マサもしたたかに、バック・アップ・ハイトーンコーラスで参入。

もちろんエディット・バージョンゆえ、あっという間に転調パートへ突入。

サエグーが一番こだわりぬいたという、ホーン隊と一体となってのフィルインも寸分の狂いなくバッチリ。

ここで遂にでた!!

アッキーがブルースハープの音色をシンセサイザーで初披露。
これは直前になってからの彼女自身の冴えたアイデア。

チラッと横目で見たけど、かっこよく弾きまくっていてご機嫌な表情だったよん。

今は器用で多才なメンバーばかり所属しているから大助かり。

単なる興味本位の楽器コレクターとは雲泥の差さ((´∀`*))

タカジュンだってツッツー同様にスタジオ・リハは2回きりだとは到底思えない手さばき。

万雷の拍手が鳴り止みません。

正直に申しまして、この曲、今までのライブでもそこそこの受けだったのですが、この日の盛り上がりは異常でしたなあ。

ヴォーカリストによって、こうも違うのかと痛感したよ。

バックの演奏にも良い意味で刺激を与え、次々と連鎖していくし本当に計算ができない。

まだまだ修行が足りない。
これこそがライブならでは真剣勝負の真髄。

やっぱり取り上げて大正解でしたなあ。

一致団結の賜物。
ツッツーの知り合いもたくさん見えていたんだけど、意外にも彼のサックスやコーラスは目撃していても、ここまで堂々フロントでリードシンガーとしての姿を見たのは初めてだ、という人が多数いて衝撃的だったらしい。もちろん想像以上のパフォーマンスと歌声に話題騒然だったことは当然でしょう。


「はい!ここからは後半戦に入ります。

次もブラスロックではない曲。

シカゴもデビュー前からずっとライブで取り上げていたソウルのスタンダードナンバー。

日本公演ではいまだにプレイしていないのでブートでしか聞く事が出来なかったのですが、50周年記念としてやっとオフィシャルライブ音源として日の目をみたのです。

そこで是非STAでもやりたいなあ、とファニーに一昨年末にかけあってみたら、正月に2時間ほどでブラススコアを書きあげてくれたのです。

そんなわけでして後はトントン拍子に事が運んで、2020年3月8日の日曜日、白石区ピグスティーにて初披露となりました。

STA数年ぶりのニューレパートリーだった・・・・。

オリジナルはエディフロイドですが、ブルースブラザーズのバージョンで!

本日が2度目の・・・・・・・ノック・オン・ウッド!」

再びサエグーのスティック4カウント。

マサもツッツーも感無量です。

長年の念願が叶ったわけだからね。

おいおい、この日のセトリ中、一番出来がいいではないか?!

確かにタイトでストレート、シンプルな3分程の曲だし、ボーカルがメインだけあってグルーブが半端ない。

少ないコードで淡々と進行する構成ながらも、全員一体化した音の壁がエクスタシィへと誘う。

事故も無く最終コードへ。
エンディングの合図を請け負うツッツーは責任重大。
オリジナルのライブバージョンを聞き込んで、「なるほど・・・・ボーカルのオールライト!HEY!!が目印なんだ」
マサとツッツーでトコトンまで追求して究極の総決算で固めた。
全員が安心して取り組むことができ、快感だ。

マサはジミヘンのサードストーンフロムザサンのリフをサービス挿入。

「この曲を俺は伝説のブルースギタリスト、バディガイをペニーレインで見た時に演奏していたのを聞いていつかやりたいなあ、と思っていただけにこれは快挙だ!

この曲、誰か知ってるかなあ?」

観客から「知ってるよ!わかるよ!」

「あらら、怒られてしまったあ!(笑)」

メンバー達も大爆笑!

「かなり古い曲なのに、知ってる人がいてとても嬉しいです!」


****さあ、もうこのライブ・レポート、泣いても笑っても最終章に突入だよ。一気にいくから心して読むように。
覚悟はいいかなあ!!それではレッツラゴンだ((´∀`*))****

VOL,186 小樽GOLDSTONE FRIENDS LIVE62(SAPPORO TRANSIT AUTHORITY編)PART,1

2022-03-20 20:08:23 | Live Set List


****さあ、このライブレポートも最終章に突入!

泣いても笑ってもこれで最後だよ。

意外にもこのSTAブログを楽しみに読んでくれている嬉しい人達が多くいることを最近知ったよ。

励ましのメッセージも度々いただいています。

もちろんここに出演している対バンたちからも感謝の言葉をもらってもいるしね。

時には辛辣なことを語る輩も、ごく少数ではあるけどいたりして・・・・・・。

まあ、色々なことがあるけれども、すべての愛する仲間たちよ、共に「手を取り合って」とくとご覧あれ!!まずは時間を巻き戻して・・・・・****

 

6, 18:45~19:15

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)

いよいよこのブログの主人公でもある、STAが堂々の降臨。

非常に程好くも美味しい時間帯。

頑固一徹結成から17年に渡ってシカゴを中心とした硬派なブラスロック一筋を基本コンセプトに掲げて、毎月ライブを敢行(もうじき通算190回を迎えます!我ながら驚異的な数字だ)。

活動拠点はバンド名が示すとおりに札幌なのですが、今回は2021年10月以来の小樽ゴールドストーンです。

まあ、小樽という坂の多い港町は、皆お気に入りなので毎月でもやりたいくらいなのですよ(実は調子に乗って来月の3日にも、ここへ戻ってくるのだ!)。

大所帯ゆえの宿命ではありますが、恒例ともなったメンバーの顔ぶれに今回も入れ替わりあり。

ご他聞に漏れず若干のパート変動もあります(4人が管楽器メンバー!凄まじいなあ・・・・・・)。

 

今回のSTAは話題が満載!

まずは超久しぶりに9人編成が復活だ。

やっぱり吹き荒れるホーンセクションは圧巻。

playしている我々でさえ、圧倒されてしまう迫力。

 

そして小樽が誇るミユキ姉御と、妖艶なる美魔女のミキティが復帰した。

度々ライブがコロナで流れていただけに遂に念願成就したよね。

やっぱりお祭り役を一手に担う彼女たちがいるといないとでは大違い(スタジオリハ時には常に井戸端会議へと洒落込むコンビ)。
みゆきちゃんは体調が万全ではなかったみたいだけど、全力で一生懸命に頑張る姿は感動的でさえあったよ。

 
そしてもう一人、STAマサとは15年来の付き合いでもあるツッツが2度目の合流を果たしたことです。

数えきれないくらいに対バンを組んできた仲なんだけど、一緒にプレイしたことはあまりなかったのさ。

以前からSTAがライブごとにゲストを迎え入れていたことに、ツッツが触発されてきたんだね。

遂に意気投合して、去年のクリスマスライブでSTAスペシャルシンガーに至ったというんだから、運命とは面白いものですね。

やっと夢が実現した次第。
長きにわたるラブコールが実った瞬間さ。
ただあの12月ではツッツ、ひどい風邪をひいてしまい残念なことに本調子ではなかった・・・・。
で、今回!?・・・・・もちろんバッチリだったよん。
大好評さ。
曲も増えたしね!!

彼は驚いたことに、たった2度のリハのみでの本番という怖いもの知らず(膨大なるバージョンの音源を聞き比べながら独自のカタカナ歌詞カードを制作してアレンジを施すという離れ技をも披露したという超人。1ステージ入魂が彼のポリシー。ほぼ一か月をかけて相当に集中しながら頭と喉に叩き込んだ模様。ただひたすらに真面目なナイスガイだ)。

よほどの自信とやる気と高度なテクニックが備わっていなければ、こんな無謀な決断は下せないでしょう。
しかもだよ‥‥忘れてはいけないのが、この後に「ズリーとストリッパーズ」のオオトリ出演も控えていたのだ。
超人だ。

まあ、いずれにしても、これで、またまたSTAのバリエーションの幅がグッと広がったよん!

 
ドラムスは急遽STAで叩くことになった若きサエグーだ(アキちゃん率いる東京事変のカヴァーバンド「マ・シェリ」の元メンバー)。
アキちゃんからの紹介で、即行受けてたってくれた。

彼、STAとは初のジョイント。

それでも短期間でよくもまあ、あれだけの難攻不落で厄介極まりない変態すぎる((´∀`*))セットリストを覚えてきたものだ。
(自宅には練習用の電子ドラムセットがあり、YOU TUBEで見事なテクニックを拝見させてもらった)

あれを見てから内心では絶対に余裕の表情でやってくれるものだと、信頼はしていたけどね。

記憶力が抜群で呑み込みも早い。
機転もきくしセンスも光る。
パワーも衰え知らず。
「そうとう個人で鍛錬したんでしょう?」と尋ねてみたところ「真剣勝負!」と不敵な笑み。
案外、専門分野の活動から一旦距離を置いて、心身共にリフレッシュしたのが功を奏したのかもしれませんね。
とにもかくにも、頼もしい存在だ。
しばらくブランクがあったそうなんだけど、かえって新鮮に響いたことでしょう。
元々R&B系は大好きな男だけにね。
平均年齢をグッと下げてくれたナイスガイ。

もう一人の初参加はトロンボーン・プレイヤーのタカジュン。
小西さんのジャズバンドやエンちゃんのラテンバンドにも所属しているエネルギッシュな奴さ。
実は今年の1月STA企画ライブでの出演が決まっていて、1度だけスタジオリハした時点でコロナで延期になってしまったという悔しい経緯あり。
彼もやっとこさお披露目が叶った次第。
ここに辿り着くまでが滅茶苦茶に難産だった・・・・・。
でもねえ、ホーン隊中、一番積極的に意見を出してくれるのがタカジュン。
彼だと性格が明るいから嫌味にもならず、角が立たなくてドンドンと良い方向にまとまっていくんだから不思議と大助かり。
あれは、持って生まれた才能なんだね。羨ましい限り。
もちろん技術も知識も抜群で、サエグー同様に若い。
最近のSTAには心強き戦力が次々と加入してきた。

 
STAも相変わらず紆余曲折色々とありましたが、アッキーの加入で本格的なオーケストレーションサウンドやドラマチックなサウンドも盛り込み放題ですね。
時には掟破りのシンセブラスも炸裂(今回も1曲だけあり)
たまにはマサが無茶ぶりするけれども、心の底から加入おめでとう、と叫びたいくらいだ!

ファニーはスタジオで思わず「やっぱりキーボードがいるといいもんだなあ」とつぶやいていたくらいだもん。

アッキーもこの味を体験したら、もはや病み付きになること請け合いさ。
もう 抜け出せないよん。

やる気満々だけに、大歓迎しますよ。STAの信者がまた一人増えた。

 
そのアッキーを含めてエンちゃんもかなり馴染んできたSTAライブだ。

去年7月の小樽・浅草橋屋外イベントでは強烈な突風に見舞われてスコアが暴れまくり、半分もプレイに専念できなかっただけにその反省も含めて今回はリベンジだ、と意気込んでいた!

室内だけに風の心配はいらないから、思う存分ライブに挑めるぞよ。



どいつもこいつも北海道音楽シーンの全てを見つめ続けてきた生き証人。

各自が培ってきたジャンルこそ違えど、酸いも甘いも噛み分けた大御所揃い。

さすがの超絶技巧派ゆえに短いリハーサル期間でも一切の不安要素なしで、一発目の音からエンジン全開でノリまくっています。

 
ざっとメンバーの詳細について触れてみますと・・・・マサ&サエグーがド迫力のロックリズムセクションとして鉄壁なる屋台骨を支える。
ズリーとストリッパーズを代表してゲストにツッツ。
いついつまでもキャピキャピギャルで眩しすぎる、お久し振りのミキティ。

グルーヴのカリスマご意見番は、クールガイのニシやん。

小樽音楽界隈での女ボスとして燦然と君臨しているミユキ嬢。

ムードメーカーで売れっ子の人気者タカジュン。実はミキティと由緒あるオーケストラグループに所属しているのだ。

男顔負けのテクニシャンは、キュートで元気印のアッキー嬢。

トランペット担当はラテン系フレイヴァーの巨匠エンちゃんという体制。

 
そうなのですよ・・・・

どいつもこいつも曲者揃いだけど、和気藹々と賑やかに進行しましたよ。

以前ならばSTAは大所帯の面倒くさいバンドとしてミキサー泣かせでちょっとは名を馳せていたんだけど、本当にこの頃はホーン在籍の大型バンドが当たり前のように増えましたねえ。

STA結成時には、ほとんどそんなバンドはいなかったんだけどなあ。(今回STA以外のバンドではベリージャムのチエミさん、ズリー・・・のツッツのみだけど。ヘッドセットマイクも増えてきた)

それはそれとしてブラスロックというジャンルを冠しているだけに、STAは恥ずかしいライブはできませんよ。

皆が皆、一人2人分の働きで意気揚々と乗り切りました。

この辺が現在のSTAの、臨機応変なる強みでもあります。

1人1人が経験豊富なだけに、誰が指示したわけでもなく堂々たるステージングを展開。

開演と同時に練習不足なんて不安要素は、遥か彼方に消し飛んでしまいましたよ。

これもニューフェイス2人を含む、ホーン4管とアキ嬢のキーボードが大きな仕事をしてくれたおかげ。

それが大半を占めているのは誰が見ても明らかだ。

音楽に対し細部にわたって滅法うるさ型のある方でさえ「流動的な編成だという違和感が全くないほどの迫力!」と嬉しいコメントを述べていたほど。

もうこうなったらば期待に胸がワクワクときめくものです。

テンションマックス状態。

それはメンバー各自も同じ心境だっていうのだからこれまた面白い。

面倒なる垣根を軽く超越して、多方面の分野からSTAコンセプトに共感した奇跡の集合体がここに誕生したわけです。

さあ、どのような化学反応が勃発するか?!
予測不可能。

はたまたどこに魔物が現れるか?!(残念ながらやっぱり出現してしまったさ・・・その事件の概要は後ほどに)

そこがまた音楽の魅力でもありますね。

 

そして特筆すべき点は、ほぼ毎月のように「フレンズ・ライブ」を開催してきた彦ちゃん。

これだけの規模にて長年運営してきたのですから、理屈抜きに頭の下がる思いです。

いろいろと苦労も多かった事とは思いますが、未来のスーパー・スター登竜門としての輝かしい足跡を確実に刻み続けています。

今後も益々プロデュース・ワークに手腕を発揮してくださいね(今回もマサは盟友と会話を交わしまして、久しぶりにグッと親しみが湧いてきました!)。

 

実を言いますとSTAが初めてゴールドストーンの舞台を踏んだのは「北運河の夜」なのです。

ずっと出演したいと思っていたのですが、何のツテもないため、マサ自ら直接電話を入れての交渉。

その際に親切丁寧に対応してくれたのがカウンター嬢スタッフのオンちゃん。

彼女共、それ以来の付き合いです。

今回もその時の事をお互いに思い出し、感慨深くなっちゃいました。

でも実のところ、マサは「北運河の夜」はゴールドストーンが主催しているものと思い込んでいたのです。

サワケンくんが企画運営していると知ったのは、かなり後のこと。

まあ、初ゴールドストーンの時は、リハに管楽器は新人アルト・サックスの若い女の子のみ。

トランペットもトロンボーンも欠席。

彼女は1人で本番も吹くものと思い込んじゃったらしいです。

で、ライブ直前にトロンボーンが出演不可能となり2管編成で乗り切った・・・という苦いお披露目でした。

今となったらこれはこれで笑い話なのですが、その時は全くもって冴えないゴールドストーン・デビューでした・・・・。

それだけにゴールド・ストーンに賭ける気合の入れ方はメンバー一同、言葉で言い表せないほど気迫に満ちたものでした。

「リメンバー・ゴールド・ストーン!」を旗印に掲げたい心境だ。

決して人数に頼ってはいけない、という教訓を胸に刻み付けました。

量よりも質がモノをいう。

どうですか!このアクティブなるフットワーク。

 

このたびのライブイベントはジャパニーズ・フュージョン・カバーの「そうきあ」を手始めに、ワイルドなるシンガーをフューチャーした「ザ・ワイルド・ストーンズ」から、ご存じラルクアンシェル・カヴァーの「ショックス」にベテランの「ベリー・ジャム」、そしてクリームのカバーで「ソフト・クリーム」、ジュリー・カバーの豪華絢爛「ズリーとストリッパーズ」とバリエーションも豊富。

女性プレイヤーが占める割合がめちゃ高く気恥ずかしくて、あまりコミュニケーションは取れなかったけど、こういう雰囲気も中々に悪くはないものだね。


****MEMBER****
MASA・・・B VO
AKI・・・KB CHO
NISHIYAN・・・G
EN-CHSAN・・・TP
TAKAJUN・・・TB
SAEGUE・・・DR
MIYUKI・・・TS
MIKITTY・・・AS
TSUTTSUE・・・VO CHO(SPECIAL GUEST!)

****SET LIST****
1,INTRODUCTION・・・CHICAGO
2,PICK UP THE PIECES・・・AVERAGE WHITE BAND
3,SATURDAY IN THE PSARK・・・CHICAGO
4,SOULMAN・・・THE BLUES BROTHERS
5,KNOCK ON WOOD・・・THE BLUES BROTHERS
6,GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE
7,25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO


ステージに颯爽とのぼったメンバー達。

大人数が多いからポジションの確保だけでも一苦労。

でもセッティング表に事細かくマサが記載して提出済みだから全然安心。

マサ使用のワイヤレス2機(シュアーのヴォーカル用とレクサーのベース用)周波数、ギタリストはどのメーカーの設置アンプで弾くか、ホーンセクションの立ち位置とマイクスタンドや持参マイクの云々等々・・・・。

しかもミキサーSTAFFは以前にもSTAを担当していたので概ねは酸いも甘いも熟知しているのだ。

シュアーのワイヤレスシステム、キーボード、ホーンのマイクスタンドと順々に効率よく接続していく。
去年の10月はシュアー受信機たコンセントがマサの足元に置かれて、2曲目で即座に蹴ってしまいユルユルなプラグがスルッと抜け落ちた痛い経験があった。
そのことをスタッフに伝えたら、ちゃんとボード上に設置dしてくれた。これで安心したよ。

その素早き手際の良さといったらもう惚れ惚れするほどだ。

アッという間に準備万端整ったよ。

おいおい、ホーンセクションの4人は写真撮影する余裕ありかいな(ピースサインでポーズ・・・・笑)

予定よりも相当に早くスタンバイ完了。

特に一番もたつきやすいドラムセットに陣取るサエグーは、いつでもどこでも関心するくらいに素早い。

モニタースピーカー、アキちゃんのキーボード、エンちゃんのポジションは若干移動・・・。

ほぼ打ち合わせ通りに進行。

マサが一人一人から再度了解をとり、スタッフへとアイコンタクト。

 

それではミキサーの指示にしたがいサウンドチェック。
ステージ上のスタッフとミキサーとの打ち合わせ。

ホーン隊が順々に音出し。

これが各メンバーのプレイだけで場が和んできちゃった。

それぞれに持ちネタがあって個性がよく出ているのだ。

セクシーで官能的なソロ、アニメソング、競馬のファンファーレ、映画のテーマまで飛び出した。

ベース、ギター、ボーカルとどんどん音がまとまっていく。

オーケーサインをもらい、全てが万全な態勢に。

 

それでは遠慮なくいくぜい!

 

まずはアキ嬢がプログレッシブでスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる

(彼女は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。

その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!頼もしい。

このミステリアスなるSEも事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

もう各自は本編へのプレイが待ちきれないというご様子。

マサがすかさずニシヤンらに手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らい会場後方から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。

「ハーイ!たいへん長らくお待たせいたしました。

いよいよはじまりますよ!

今か今かとお待ちかねの皆さん。そうですよね。

これから極上のステージをお届けして参りますよ。

もはやお馴染みの大所帯バンドが登場。

小樽のビッグイベントに今年も我々はやって来ました!

北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!

ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!

メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!

それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけに勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

普段はクールなサエグーもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに変身するのです。

マサからの丁々発止なフェイントから刺激を受けている御様子。

如実にドラミングの随所からその成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が飛び出した途端に、観客達がいっせいにステージ方向を注視しはじめた。

その中には、団扇やホイッスルを持った常連組が参戦。

手拍子や写真撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と舞台上から失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。

メンバー一同が愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。

何故だかいつまでも飽きがこないのさ。

その中でもこの日ほど迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!

出色の出来と自画自賛。

しかしメンバー全員あの少ないリハ期間で、よくもまあここまでガッチリと固めたものだ。

各自は多くを語らないけれどね。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠える。

(実は最初のこのポージングで貼り付けていた虎の巻がビリビリに破れてしまった。

そこのところはどうにかこうにか切り抜けたけどね)

マサはアグレッシブなアクションを巻き起こす。

ニシヤンの計算されつくした独特なるシャープな音色のギターが、サエグーのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(このギターは謎多き怪しいメーカーの貴重なる高級品。

コンディションも良好な光沢を放っていますが本人は詳細を決して語らず・・・・)

看板ともいえる4管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。

舞台両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。

後方からは、ドラムが遠慮なしに音壁を構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、キーボードの音色。

なんという高揚感であろうか。

鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??

さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。

デリケートなシンバルが奏でる残響音の余韻で幻想的なトーンを漂わせる。

切り込み隊長はいきなりタカジュンちゃんによる、やや食い気味なトロンボーン・ソロ。

 彼は初のSTAライブだから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。

大した度胸の持ち主だ。

さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成し得る技。

何事もなかったかのように涼しく振舞っていたよ(アキ嬢による縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

ここがタカジュンちゃんの凄いところ。

なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!

能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。

ねえ、タカジュン君よ!(2回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。

すさまじき探求心。)

水先案内人に扮したアキちゃんはオルガンからピアノにチェンジして橋渡し。

マサによる流麗なる美しきオクターブベースに導かれての場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのサエグーが猛然と先導しつつ、お次は伊達男エンちゃんによるトランペット・ソロだ!

安定感抜群で、時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で・・・・・ホーン・セクションの音色が揺らめく中、鳥肌が立ちっぱなしだ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいくらいに物凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

西やんは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。

そして第3の男、西やんのワイルドなギターが火を噴いた。

サエグーに「もっともっとテンポアップを!」とジェスチャーで煽り続ける。

ホーン隊もサッと花道を作ることを決して忘れない。

映画「十戒」での海が割れるシーンを彷彿とさせるくらいに神々しい。

いきなり過激なハーモニクスを導入部分に最前列へ一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
ただひたすらにエキセントリック(と後方に陣取っていたアキちゃんが評していたよ)。

序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを再現。

へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。

身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。

チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
陶酔の表情も程よくゆがむ。

あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?

ビブラート、グリッサンドに至るまでね。

極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるサエグーが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるサエグーもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。

大歓声が沸く中で、すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。

いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ(ここの機材を絶賛していた)。

エンディングにおけるベルトーンも、アキちゃん渾身の1音を筆頭にニシヤンへと見事な連携で繋がった。

更にはミキティ嬢からホーンセクションへと渡る流れへ。

ここで繰り出した西やん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。

これぞまさしくロックの原石。

いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが右手を頭上に掲げてピート・タウンジェント風にグルグルと何度も素早く回転。

メンバー達と呼吸合わせて、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えてジャンプ一閃フィニッシュ。

 

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサと西やんは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていました。

恐ろしく強烈だった。・・・・・

いい加減コロナ禍の日々続きにマサは、その鬱憤をそれからのステージングに注ぎ込んだ。
思う存分に叩きつけた。

万雷の拍手を全身に浴びる・・・・・・ありがたいことだね。


VOL,186 小樽GOLDSTONE FRIENDS LIVE62(ズリーとストリッパーズ編)

2022-03-19 21:28:29 | Live Set List



****本来ならばここで6番目のトリ前に出演する我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYの

ライブレポートではありますが、そこは最後にどっさりとお届けしたいと思いますよ。

去年11月の「ピグステイ―」ではSTAがトリで「ズリー・・・」がトリ前でしたが、今回はクリスマスWIZZ YOU時と同様に逆パターン。

お返しとばかりにSTAがじっくりとステージを温めておきましたよ。

それではいきましょうか!よろしく!!****

 

さあ、いよいよもって大トリの時間帯となりました。

もうコイツらしかいない、というくらい、ここにふさわしいバンドの登場です。

札幌が誇るロックンロールの兄貴分、テツ率いる「ズリーとストリッパーズ」が遂に、ゴールドストーンで神秘のヴェールを脱ぐ日がやってきた。

 

7,19:30~20:00

ご存じ、あのお祭り野郎が、またまたぶちかましてくれたよ!

いつもならば革ジャンにリーゼント姿でブイブイいわせて、3コードを武器に忍ばせ、強引なまでのイケイケ状態で暴れまくるところ。

彼が在籍しているバンドの数を上げていっただけで、眩暈をおこすほど。

まあ、それだけ人気者の引っ張りだこで、人望が厚いということの証。

そんなマルチプレイヤーのテツが、またまた新しいプロジェクトを画策中だと噂に聞いたのがちょうど1年ほど前。

期待感に胸が高鳴るさ。

 

早速、去年の1月にスギちゃん企画のライブイベント「ウィズ・ユー」にてSTAとの対バンが決定したものの、このコロナ禍により幻となってしまった・・・。

あの時は心底ガッカリだった。

それならばとマサが「リブレーション」を去年の夏に立ち上げて再度対バンが決定したものの、またもやコロナで延期の憂き目にあっちゃった。

で、3度目の正直とばかりに、めでたく11月「ピグスティ」12月「ウイズ・ユー」にてそれが実現した次第。
ようやく彼らが白日の下に降臨した瞬間であった。

ジャーン!!!なんてね((´∀`*))

いやはやなんとも、ここまでの道のりは長かったね。

でも待ち焦がれただけのことはあったよ。

彼らもやるからには、中途半端なことをするはずがない。

期待して以上のものを遥か彼方にしのぐ勢いでぶちかましてくれたさ。
あっぱれ、たいしたもんだわい。

鼻歌混じりにこなしていたようなご様子。

まだまだ、もっとすごいことを画策しているのでしょう。

恐るべし「ズリー・・・・」

そんなわけでして、さっそく

日本音楽界が誇るスーパースター沢田研二ことジュリーのトリビュート。

何という無謀なチャレンジ!?と思うなかれ。

蓋をあけてみたらテツの歌声がジュリーにクリソツなんだもん。

もうこれだけでも大発見。

意外だよね。

それならばと怒涛のステージに引き込まれ、身を任せてしまいました。

これは大事件だ。

というか、ずっと鬱積していた憂さなんか、いっぺんに消し飛んでしまったよ。

やっぱり格の差を見せつけられた。

最初から最後まで、これぞ「ザッツ・エンターティント」極めつけ一色に塗りつぶされていた。

おみそれしました。

私が悪うござんした・・・・・(((´∀`*))。

生粋のパフォーマーだね、テツは。

何といっても、演じている当人達がめちゃくちゃにはじけまくって楽しんでいる姿を見ていると、おのずと無意識のうちに頬がほころんできちゃう。

これこそ皆が忘れかけていたライブの神髄。

初心忘れるべからず、さ。

ノリノリに笑って歌って踊って手拍子の連続。

一瞬たりともだれることなく、夢のようなショータイムはあっという間に過ぎ去ってしまいました。

それはMCも含めてね。

大所帯なんだけど、全員のチームワークも和気あいあいにまとまりが良かった。

それぞれに超ド派手ギンギラなサテン地などの衣装を着こんで登場。

もうこれだけでも賑やかさが垣間見えてくる。

あれ!?よくよく見てみたら、知ってる顔ばかりじゃんかあ。

あの煌びやかなる魅力は、到底私のへたくそな文章では半分も伝わらないと思うよ。

生体験に勝るものなし。

全身で体感してほしいくらい。

でも頑張って書いていきたいと思いますので、皆さん、しばらくの間おつきあいよろしくお願いいたします。

うっかりと前置きが長くなってしまった。

それではいきましょうか!!

レッツ・ゴー!!

 

まずは7人のメンバー編成をば・・・・・

ギターはミノリン(ホットタイムでSTAが企画したライブで国籍を超越したアヴェンジャーズとして出演。

他のライブ会場でも観客としてよく合っていましたね。

彼は女性顔負けなほどの見事なスタイルと美貌の持ち主。タイトでラメが目にも鮮やかな水色のふわふわフリル付きミニドレスと網タイツをファッショナブルに着こなして自己主張していました。腕輪も水色。更に金髪のさらさらロングヘアをなびかせていた。使用ギターは愛器ブラウンサンバーストのフェンダー・ストラトキャスター。メイプル指板。ラージヘッド。黒い布製フェンダーストラップを装着。以前にはディープパープルを演奏していたし、このギターだけに絶対その筋モノがお好みなんでしょう、と問い詰めてみたらそうでもないらしいのさ。意外だよなあ・・・・。顎にはマスクを装着)。

ベースがブッチ(眩しすぎるくらいのサテン地紫シャツを着用。使用楽器はフェンダージャズベース。白ボディカラーにローズ指板。ミノリーと同じフェンダー黒の布製ストラップを使用。眼鏡姿でのフラットピッキングが鮮烈)。

ドラマーはベリージャムのノリちゃんが担当していた(青のサテン地シャツ着用)。

目のやり場に困っちゃったセクシーなレインボウ・ミニでドレスアップしたキーボード&コーラスはトモミちゃん(ローランド07を使用。ミノリー同様に金髪のロングヘアー。白いロングブーツ)。

サックスとコーラス担当で大熱演だったのがツッツ(カツラとサングラス姿で和風デザインの黄色いサテン地シャツ)。
サッサ曰く「色気満載のエロいサックスソロが絶品」とのこと。

コーラスガールはチエミ嬢。驚いたことにお色直しを施していた。
トモミ嬢とお揃いのレインボー・ミニドレス。
白ブーツ。
1ポイントとして頭に大きな白フレームサングラスを引っ掛けている。
ズリーの両サイドにチエミ&トモミのご両人。名前も似ている、スタイルも髪の色、髪型、そしてファッションも統一とめちゃくちゃにビジュアル申し分なし。心憎いくらいさ。
それがまた、よくお似合いさ。写真参照。

そして伊達男のズリーがリードボーカル&パーカッションだあ(髭とサングラスとリーゼントがトレードマーク。

明るい赤のサテンシャツ(ネットにて購入。たまにマサもサテン地シャツを着ていると購入先を質問されるさ)と白パンツ、白ベルトでバッチリと決めていた!
初ライブの時にはテツもウィッグを被っていたのさ。
まあとにもかくにもずっと両手に花の状態は羨ましい限り。
時には怪しげな絡みまで演じちゃうしなあ・・・・マサは密かに女性陣をイエイエガールズと呼んでいます)
ちなみに弟分のサッサはズリーの影響で数か月前からリーゼントヘアに変身している。罪な奴さ(顎鬚まで蓄えているし。彼女が教えてくれた。
マスクで隠れているけどね)

どうだ、参ったか!!

そうなんです、トモミチャンとチエミちゃんは先に出演していたベリー・ジャム、テツ&ツッツーは、かのビア・プリーズのメンバーでもあります。

更にはチエミさんはラ・フリーク、ツッツーはSTAでも登場していたさ。

ワーカホリックのごとく守備範囲も手広く活躍中。

 

ライブは持ち時間30分をフルに活用しての2部構成で進行。

前半戦は往年のGSサウンド攻勢。

もちろん伝説のタイガース特集。

で、後半はジュリーのソロになってからの歌謡曲路線で網羅。

何たって1曲1曲が極端に短いので、間髪入れず次々と流れていく。

一瞬でも気を抜いていたら置いてきぼりを食らうよん。
例によって今回もとんでもない仕込み芸が挿入されているのだからね((´∀`*))。
慌てて見落としたって知らないよん。

要注意!!

 

「こんばんは!
今日もノリノリでいきますよ!!!

まずは、オープニングにふさわしき飛びっきりのをぶちかましてます!!!・・・・・・シーサイド・バウンド」

1967年5月5日に発売されたザ・タイガース2枚目のシングル。

アルバム「ザ・タイガース世界はボクらを待っている」に収録。

最高チャートは2位を記録。

40万枚を売り上げ人気を決定づけた。

開巻のギターリフから遠慮なしにはじけまくったよ。

「ア~ア~ア~!!♪ラ~ラ~ラ~!!!」

皆でズリーの掛け声に合わせて「ゴーバウンド!」

コーラスも合いの手も分厚くってゴージャス。

ミノリーのギターカッティングと歌メロのリードギターも効果覿面。

早くも会場中が一体化。

60年代に淡い青春時代を送った若者たちならば、知らない人はいないであろう元気いっぱいの合言葉。

甘くホロ苦いあの頃が鮮明に蘇る。

もう序盤から情け容赦なきスパークの連続。

な、な、なんとテツはミニティンバレスも担当して、アクセントをつけるために強烈なるスティックワークを披露。

軽快にステップを踏みながらも観客の💛はすでに鷲掴み。

さすが勉強になるステージングだなあ。

 

カメラマン達がベストショットを狙うためにドッと詰めかけてきてポジションを競うようにごった返している。

ファン達も殺到してきて凄まじい光景。

「2曲目はお客様参加型です・・・

前回のピグスティやウィズユーでもやったんだけど、またチャレンジしてみようかなあ。

君だけに愛を、を歌いますので失神してください(((´∀`*))

ちょっと練習してみようか。

指さす・・・・失神する‥…違う、違う・・・・本当に床へぶっ倒れてなくてもいいからね(爆笑・・・・実際に転倒していた輩続出。皆のリアクションが最高だ)

オーケーかな?

わかりましたか!?」

ザ・タイガースの代表曲で4枚目のシングル。

1968年1月5日発売。

オリコンチャートでは最高2位を記録。

公称では100万枚超のセールスといわれている。

こちらもアルバム「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」に収録。

テツは最前列に歩み寄って囁きかけるように歌い出す(再び写真を参照のこと)。

ギターのアルペジオやバッキングが淡々と刻み込まれる。

思い切り抑え気味の雰囲気から、満を持していきなり演奏が炸裂。

ズリーは左右中央にと振り分けて何度も指差しポーズ。

「君だけに~!」をキッカケに爆発するのは最早お約束。

もうたまりませんなあ。

失禁寸前。

御本家は「黄金の人差し指」の異名をとりほんとうに失神者が続出したそうだ。

当時まだ小学生だった私は「失神」というものの意味が全然分からなかったものだ(((´∀`*))

ズリーと入れ替わりにミノリーが中央にせり出してソロを華麗につま弾く。

手拍子に迎えられて腰振るダンシングギャルズの振付に目が釘付け。

あちこちから「ズリー!キャーッ!!」の歓声が沸き起こる。


次に一体全体、どんなアイデアが飛び出してくるんだろう?と想像が膨らんできちゃうよ。

ビックリ箱のようで愉快痛快。

「おっとっと・・・・手で触れないようにね~~~それ以上の行為にはイエローカードを出すよ!!((´∀`*))」

 
今では名バイプレイヤーの称号をほしいままに大活躍の岸部一徳さんは、このザ・タイガースのベーシストとしてデビューしたんだ。

愛称は「サリー」

リトル・リチャードのスタンダード「のっぽのサリー」からの命名なのは火を見るよりも明らか。

長身だもんな。

その後は伝説のピッグ(短命だった・・・・)を経て井上尭之バンドに加入。

そしてキッパリとミュージシャンを廃業して俳優に専念。
現在に至ります・・・・。でも、たまにはあの名演を繰り広げてほしいものだ。

 

「ミノリー、飲みすぎなんじゃない?」

「飲んでるのは酒ではなくてヨーグルトだよ(((´∀`*))」

「ザ・タイガースを2曲続けてお送りしました。

一旦解散した彼らは、再結成もしたんだよ。
シングルもポロポロと出していたしね。

メンバー紹介も絡めて、その時の曲をやります。

・・・・・色付きの女でいてくれよ」

通算17枚目のシングル。

1982年2月5日に「ザ・タイガース同窓会」オリジナル盤として発売。

オリコン週間チャートでは最高4位を記録。

この曲はカップ麺のコマーシャルソングとしてタイアップしていたね。

お湯を注いでから1分で食べられる、が謳い文句だったけどすぐに製造中止になっちゃった。

やっぱり人間の食事待ち時間は、3分がほどよい目安なんだそうです。

せっかちな私はよくこれを食べてお世話になったものだ。

話を戻そう。

この曲はもうすでにGSの華やかだった若々しさが失せてしまって、しっかりと落ち払った80年代している。

それでもやっぱり、心にシミジミと残る名曲であることに間違いはない。

MCでも述べていたとおりに、ズリーが懇切丁寧コミカルにメンバー達を紹介。

ツッツーにはサックス吹きを強制的に要求。

「いいよ!また吹いてね~!!さっきSTAでもボーカルを担当していたよ!!」といじりまくる。

「ベースのブッチは大復活。

ドラマーのノリちゃん。

彼は超絶なる売れっ子ゆえに今日はこれで2バンド目。((´∀`*))

チエミちゃんをコーラスに使うという贅沢さ。
そしてトモミちゃんを加えての2人はお色気担当。

「そしてヴェリー・スーパーヴォーカルの・・・・ズリーです!ありがとうございますYEAH!!!
転んでいた人は誰・・・・・?」
万雷の拍手を全身に浴びて気持ちよさそう・・・ああ、エクスタシー・・・・。

そのズリーは歌い以外にも、ここではタンバリンも担当。これけっこうなアクセントなんだよ。

 
「はい!タイガースの特集はこれにて終わり!

ここからは沢田研二のソロ・コーナーに突入!!
究極の歌謡ワールドで踊るわよ。
暑いよねえ、ってわかってるくせに、おもむろに白いジャケットを着込む((´∀`*))・・・・・本当は寒いんだよ。
当たり前だけど、外も相変わらず寒いね。

曲のためのお着替えなんだもん。仕込みの衣装替え。

今年の冬は雪が多く降るって言われていたね。実際の話、大当たりだった。
次のナンバーは人前で初めて披露する曲で・・・・憎み切れないろくでなし!!」
1977年リリースのアルバム「思い切り気障な人生」に収録。
同年9月5日発売の21枚目シングル。
オリコン最高順位は3位。
マサとアキちゃんはてっきりクリスマスの時にリクエストして上機嫌でズリーがカラオケでも取り上げていた「君をのせて」が有力候補だと思い込んでいたけれども外れちゃったさ・・・・(´;ω;`)
また次へのお楽しみとしてとっておこうっと。
ミノリーはこの新曲に対して非常にナーヴァスになっていたようだけど、思いのほかうまくいったと自画自賛してた。
良かったなあ!
ここではツッツーのエモーショナル過ぎるサックスの音色を導入部に迎えての開始だ。
ベース、ギター、そしてズリーの三位一体化したフォーメーションもバッチリ。
コーラスガール達との振付と絡みもバッチリ。
とにかく屁理屈抜きにグルーヴィで強烈なユニゾンリフやメガトン級のアクセントがパワフルだ。
もちろん決め台詞一発でやられちゃうね。
中性的なジュリーになり切る堂々たるズリーの振る舞いにも要注目。
けっこう伸びやかな歌い回しは難易度強。
それを微塵も感じさせずに酔いしれている、ズリーのふてぶてしさは絶賛に値する。
また一皮も二皮も向けたな。
エンディングではそれまでキーボード・プレイに専念していたトモミ嬢が立ち上がってズリーの側面にて片膝ついてポージング。
そのシーンで大テレしちゃったものだから、ズリーから警告が発せられた。
「ダメ出しだあ。照れたらダメだって!!」
「ちゃんとやってたよ~~!!・・・」

「じゃあ2曲目の新曲なんだけど、なんと40年前の作品で・・・・・酒場でダバダ!!」
1980年9月21日発売の31枚目シングル。
オリコンでは最高チャート14位を記録。
それまでの弾けまくったパーティ路線とは一線を画す厳粛なる雰囲気に酔いしれよう。
なるほど、シブイセレクションだね。
中々にマニアックなツボを押さえている。
ミノリーの切れ味鋭いギターのフレーズが肝。
そこからハードボイルドを気取ったズリーがクールに妖艶な歌唱を響かせる。
余裕と貫禄を漂わせたメンバー達の振る舞いがバンドの好調さをにじませている。
調子も上々だ、とばかりにリラックスしてきたバンドのオーラが不敵にこちらサイドにまで迫ってくる。
イントロからエンディングまでテンション・マックス状態をずっと維持し続けている様は圧巻。
本当にこの時代のジュリーは向かうところ敵なしですさまじかったもんな。
さて、次には何をやらかしてくれるんだろうかと、常に注視の的だった。
ジャパニーズTOPアーテイストの鏡。
ビジュアル系シンガーの走り。
ところでさあ・・・・ちゃっかりとズリーは「泳げ、たいやきくん」の一節を挿入していた。あれに気が付いた人は会場内で何人いただろうか?・・・・。


「ついやってしまったよん。やらないで、っていわれていたのにねえ。ごめんなさい・・・・・ワッハッハッハ!!」
キーボードのそばに掛けていたハットを、歩み寄って行き受け取り被るズリー。

「YEAH!
さて、ズリーとストリッパーズといえば?・・・・・さっき間違えちゃったのを今度こそはいくぜえ!!

バンド名の由来ともなったやつだ・・・・・・ストリッパー」

1981年9月21日に発売された沢田研二34枚目のシングル。

同名のアルバム(同年6月発売)に収録。

オリコン週間チャートでは最高6位を記録。
チエミ嬢はテインバレスとカウベルを連打。
普段は「札幌のティナ・ターナー」の異名をとっているんだけど、今は「シーラE」みたい。

当時流行していたネオ・ロカビリー調のアレンジ。

ここでは中央に3人が陣取って、なにやら怪しげなる営みをし始めた。

歌詞のストーリーに合わせた子芝居を披露。

「俺のすべてを見せてやる~♪」の部分で、両手に花のズリーはジャケット胸元をはだけ露出して見せる。

「お前のすべてを見たい~♪」では、横にはべらせていたコーラスガールからビンタをくらうというジェスチャー!(笑)

しょっちゅうこういうことを考えながらも、虎視眈々とほくそ笑んでいるらしいよ(テツ談)

 

「それでは説明!。

お客様参加型なのでまたもや練習しますよ。

手の平を前に伸ばして、振付はこう目を隠す感じです・・・大丈夫だね。

もう指導はこのくらいにしておきましょうか!

皆さん、やってください。
間奏のところで気軽に私たちと一緒にスイスイ宇宙遊泳と洒落込みましょう!

次の曲でラスト・・・・」

「え~~っ!!??」

「オーケー、そんなわけないか(((´∀`*))いい歌ですね。いくぞ~!・・・・・・TOKIO !」

沢田研二29枚目の大ヒット・シングル。

1980年1月1日発売。

同名のアルバムに収録。

オリコン週間チャートでは最高8位を記録。

約34万枚の売り上げを記録。

ジュリーの曲の中で最も人気の高い曲の1つ。

ズリーは予算の関係上、ジュリーのような電飾紅白パラシュート衣装が実現できなかった・・・・。当たり前かあ(((´∀`*))

(この超絶に派手なジュリー・アイデアによる色物小道具セットにいい加減嫌気がさした井上尭之が決別するキッカケになったともいわれる曰く付きの曲。でもそれもあり語り草になるほどのインパクトを与えた。まあ賛否両論ありますが・・・・)

しっかし、先にも述べているが、ズリーの声が益々ジュリーに聞こえてきた。

器用に口パクなんじゃないの!?って疑いたくなるほどだ。

でも正真正銘、やっぱりズリーが歌っているんだよね~!

中盤で曲調がゆらゆらとゆらめくサウンドに豹変。

会場内は宇宙空間に様変わり。

これはトモミ嬢が操作している、シンセサイザーのみで醸し出されている効果音。

専門のスタッフも照明で本領を発揮。

薄暗がりにミラーボールがクルクルと回転して幻想的なムードを醸し出す。

ステージ上のメンバー達はス~イ、ス~イと宇宙遊泳の真似。

あららら・・・・?!ドラムもギターもサックスも泳いでいる・・・。

それだけにとどまらず、おいおい、客席に降りてきて客の隙間をゆっくりと漂う。

皆、一緒にね。

観客もミュージシャンもフワリ、フワリ~と気持ちよさそう。
ズリーなんて、自分のテーブル席にまで行き、ドリンク一飲みしてからミキサー卓手前で手まで振っちゃってるし。

頃合いを見計らってメンバー達はシュワ―~~~・・・とステージに戻って「1・2・3~!」のカウントから演奏再スタート!

こんなの見たことない。

なんとも表現できないインパクト。

よくぞまあ、思いついたものだ。

感心しきり、脱帽モノ。

ある意味では、敬服しちゃうぞよ。

 唐突にドラムがバスドラのアクセントビートをはじめた。

これってアドリブなのかい!?

それをキッカケに「電線音頭」開始。
これは超絶のサプライズ!

 

当然アンコールの声が鳴りやみません。
正真正銘、最後の時が訪れた。

「はい、やったー!強要しました~!!何をやらかすのかとんとわからない。なんか口も回らなくなってきたけど。
多分ね、次回からは、もうちょいセット・リストも変わると思うよ。・・・・・・
もうね、コロナにはうんざり・・・・・
プランを立てては中止の連続。
このようなイベントを主催してくれる方々の心労は計り知れない。
頭が下がる思いだよ。
今日は出演させていただきましてありがとうございました。

それでは、頑張っていきます!!!
あと少し付き合ってくれるかい!?

本日、最後のパフォーマンス!

マンボ―延長も解除されるとか・・・・モヤっとしたその気持ちを込めて・・・・勝手にしやがれ!!」

これって、セックスピストルズのアルバム邦題そのものだと思っていたら、実は映画(1959年公開)のほうからなんだよね。

百恵ちゃんの「プレイバックPART2」、ドリフの志村けんコントからサザンのデビュー曲と関連性あり。

ジュリー19枚目のシングル。

1977年5月21日発売。

オリコン週間チャートでは堂々5週にわたっての1位!

89.3万枚の売り上げを記録。

最後を締めくくるのにふさわしい、ロックテイストよりのポップソング。

もうぐちゃぐちゃのヘトヘトなんじゃあないかい?

汗だくで持てる力を使い果たしてしまったっていうアンバイさ。

全くもって欲張りなんだからあ、もう!!((´∀`*))

ズリーの「ア~ア~ア~ア~ッ♪」と悩ましげに訴えてくる箇所では、皆で手を横に揺らして応戦。
示し合わせたわけでもないのに、耳に体に染み込んでいるんだね。
そして秘技が炸裂。
斜に構えたズリーが気取って被っていたハットを会場に向かって思い切り放り投げた・・・・と思ったらゴム紐が付いていて「ビョ~ン!」と手元に戻ってきた。
気味はテツ&トモかあ!!??(彼らを見に行ったら高級ジャージでそれをかまされた経験あり!((´∀`*))
これにはアキちゃん、腹がよじれるほどの爆笑でしばらく収まらなかった。
ここぞという場面で放り込んでくる練りに練られたギャグ。
よくわかっていらっしゃる。
いやはやなんとも、今回もすこぶるやられたよ。
お手上げさ。


他にもリクエストしたい曲は山のようにあるよ。

あれも聞きたい、これも聞きたい。

それだけジュリーは偉大な楽曲群を生み出したということ。


最後は彦ちゃんが締め括りに上手から登場してマイクを手に何のトラブルもなく無事にライブ・イベントが終了したことに対して感謝のご挨拶。



お疲れさまでした!

心底、いいものを見せてもらったよ。

 

****泣いても笑っても、もう残すところ1バンドのみ。

それはスケールアップした、このブログの主役SAPPOROTRANSIT SAUTHORITYのブラスロックが爆発だ。
波状攻撃開始の狼煙をあげた!!****

 






sagrada familia(chicago)

2022-03-19 19:09:58 | CHICAGO
サグラダ・ファミリア(カタルーニャ語: Sagrada Família)は、スペインのバルセロナにあるカトリック教会のバシリカである。聖家族贖罪教会(カタルーニャ語: Temple Expiatori de la Sagrada Família)という正式名称を持つ。日本語では聖家族教会と呼ばれることも多い。
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