THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,194 エイベッツ・バンド・カーニバル えぽあホール(LOVEGUN編)

2022-11-13 14:45:26 | Live Set List
ACT
5、16:10~16:40

 LOVEGUN(KISSのカヴァー)

後半戦の序盤に、とうとう出てきたぞ!
泣く子もお漏らししちゃう勢いで地獄の軍団が降臨だ!(笑)

ありとあらゆる意味において、インパクト絶大!

この日、派手さでは彼等の右に出るものは、絶対にいないでしょうね。

なんたっていつの間にか、観客席のあちこちに追っかけファン集団がズラリと並んで、ラブガンの開演を今か今かと待ち焦がれているではありませんか。

札幌からやってきた狂獣たち。

編成は本家本元キッスと同じ頑固一徹、絶対不動の好男子4人組み。
(この日の出演バンド中、唯一全員が男性ロッカー編成!)

ヒーロ・スタンレー(サイド・ギター&ボーカル。彼は他にもゴダイゴのカヴァーでマジック・カプセルにてサイババ名義、デュラン・デュランのカバーでズラン・ズランというバンドにてサイモン名義で、更には米米クラブのカバーバンド粉粉クラブ、ひじょうにマニアックなインストで井上尭之バンドの太陽にホェールズ、バービー・ボーイズのカバーバンドでブラック・リストでも活躍中!あちこちで引っ張りだこの売れっ子)。使用ギターはあの鏡ひび割れ変形シェイプが、やたらと目を引いてかっこいいデストロイヤー。

ノッシノッシと大股開きで威圧的にのし歩く、長い舌ベロベロ男はハニー・シモンズ(ベース&ボーカル)。
ジーン・シモンズ・モデルの斧方ベースAXE。

眼鏡姿がミスマッチでお茶目なエースK(リード・ギター&ボーカル。本物はソロでも3年前に来日したね!)
レスポール・スタンダードのチェリー・サンバースト。
3PUのセンターは低くセッティングしているからピッキングに支障はないとのこと(マサが直接に確認済み)。

そしてリーダーもつとめる人気者はピーター・エロス(オリジナルの電子ドラム。これは初期の頃に比べたらかなりシンプル化された。
最初はセッティングに3時間を要するという複雑なシステムだった・・・今では通常の入れ替え時間で完了するようになった。慣れてきたのもあるね。
毎回、メンバー達が運搬から配線に至るまで手助けをしている。)という布陣。

どうですか!

名前だけでも、問答無用のロック・ファイヤーだ(意味不明・・・・笑)。
男気溢れる心憎い奴ら。
サービス精神にあふれていて、ありがたやですね。
何らかのご利益があるかもですよ。

主催者サイドも、ラブガンの出演を大いに歓迎していた。
お陰様で、グッと華やいだライブイベントとなりましたよ。

まずは彼らからのメッセージをどうぞ。

「毎度おなじみのアメリカ伝統芸能KISSフルコピバンドでございます。
2007年(平成19年)結成。
全員が同い年で不動のメンバー、ほぼ不動のレパートリー、必要最低限の練習回数。
冗談で2,3回キッスでもやろうか・・・と言ってはじめたつもりだったのですが、いつの間にやら15年が経過。
補修でズタボロの衣装でアマチュアバンド界に君臨(!?)し続けるLOVEGUN!
時の流れを超えて、またエイベッツに戻ってきましたよ。
果てしなきアジアツアーはまだまだ続行中!!
今回でゆうに60回強のライブです。
よく聴いてはいけません。
よく見てもいけません。
感じたままに見て聴くのです。
そうすればボロも味に見えてきます。
そう、信じる者は救われるのです・・・・・今日からあなたもLOVEGUN教の信者、一緒に感じるのです。
なお、献金は受け付けておりませんので。
>>>https://youtube.com/user/LOVEGUNpeter
ステージ上での転倒事故がけっこうありますが(笑)今回もよろしくお願いします」

北海道で一番度肝を抜かれるキッスのコピー・バンドとして、すでにバンド界隈では知らぬ者などいない別格的な扱い。

もし万が一、いたとしたらその人はもぐり・・・しっかりと勉強し直しましょう。

過去に何度も解説していますが、その徹底振りは尋常ではありません。
数年前には、あの深夜のカルト番組「タモリ倶楽部」で企画された日本キッスバンド特集にも北海道代表として出演まで果たした(マサもバッチリと録画ダビングしたよ)
ヒーロはあのお姿で自宅リモートでバッチリと登場していたよ。
どうです、凄いでしょう。
音楽仲間としては誇らしい限りさ。

STAとも顔なじみ(何度も対バン経験あり)ですが、彼らが素顔で大人しく会場内にいる時は、誰もそのギャップに気がつかないのが、はたから見ているととっても愉快ですね!

毎回メイクや着替え(その殆どが手づくり)の準備に3時間以上を要するという念の入れよう(最近ではすっかりと要領を得ていますが時と場合によっては専用の部屋が必要なのだとか。今回はその点では安心だね)。

特別な場所でなければ、ライブの実現が難しいという小道具山盛り。
衣装の鱗や星型などなど細かいパーツやデザイン、カラーなどに対するこだわり具合が感動的!!

あのめちゃくちゃにカカトの高いブーツも健在(一度STA企画のヴィニーズ・ライブ中1曲目にそのカカトが剥がれ転倒してしまいカツラは飛ぶは、ギターのチューニングは狂うは!でメンバーも会場も大爆笑の渦になってしまった思い出があります)。

ワゴン車で現世に舞い降りたメンバー達。
一番乗りはピーター・エロス!
やっと最近、素顔でも判別がつくようになってきたわい((´∀`*))
やはり、ドラマーは機材が多いからなあ・・・・(-_-;)

午前中のリハーサル‥‥当然だけど、全員がすっぴんで普段着姿。
でもあの楽器類や楽曲だから、妙に違和感があって貴重なシーンだ。
本番と対比してみると新たな発見があったりしてね。

ステージ上でも、裏手の楽屋でも、メンバー4人は、あのブーツ装着だから一歩間違えたら頭がぶつかりそう・・・・デンジャラス!。

ラブガンのライブを見るのは、今年の7月16日(土)小樽・浅草橋オールディズナイト以来なんだね(トリ前だった)。
不思議と久しぶり感がないのは、ヒーロとはあちこちの会場で別口にて対バンをしたり、ハニー・シモンズも観客として会っているからさ。

この日、全体のタイムテーブルが思いのほか巻き状態で進行。

ラブガンは色々と準備があるために、ずっと楽屋にてくつろいでいた・・・。

出演時間になると余裕の表情で、満を持してゆっくりと順々に登場!

ピーター特製ドラムセットの設営が、思った以上に手間取っているところをフォローするためにヒーロが口火を切った。

「YEAH!!」

もうこれだけで会場中がヒートアップ。

唯一無二の存在感や、全身から発せられるオーラがもの凄い。
「何から何までスーパースター級の扱い。」とある観客が呟いていた。
見た目だけでも、掴みはばっちりとオーケーだ。

そうこうしているうちに、何とかかんとかセット完了。
「ウィー・アー・スタンバイ・オーケーよ!!」
ヒーロが雄たけびを上げて合図を送る。
それをキッカケにスタッフさん達は、苦笑いを浮かべつつもワイヤレスマイクを手にラブガンを豪快にアナウンス!!
ラブガンの圧倒的なド迫力に、少なからずも触発されたご様子だ。

さてさて、毎度前置きが長くなりましたので、liveレポートそろそろいきましょうか!


MCはヒーロとピーター・エロスが交互にコミカルな口調で繰り広げる。
怪しげな英語と、ぎこちない日本語(わざとに)で軽妙奇天烈な振る舞いもすでに恒例化してきたね。((´∀`*)あのサッサも多大なる影響を受けて自らのライブに導入している)
これも大きな強みさ。
受けた者勝ちの世界観。
「世界ツアーも終盤に差し掛かってきました(爆笑)!
江別シティ、サンキュー!!
大好き!
オールライト・エイベッツ~!!
ヨロシク~~~!!!」

1曲目は、ちょいひねりを加味した選曲で「デュース」
1974年リリース。
ファーストアルバム「地獄からの使者」に収録。
ボーカルはハニー・シモンズ!
ヘヴィーメタリック全開この上ない。
これはキッス初期の重要なるスキャンダラス・アンセム。
な、な、なんとザ・ローリング・ストーンズ「ビッチ」の妖しくもかっこいいべースラインに触発されて、ジーン・シモンズが書き上げた作品とのこと。
またポール・スタンレーは「ジュース」中のフレーズは、ラズベリーズ「ゴー・オール・ザ・ウエイ」から拝借したまがい物さ、とコメントしています。
ふむふむ、面白くて奥が深いコアな話題だけに思わず唸っちゃうなあ・・・・。
本家顔負けな勢いで、リスペクトたっぷりこめての暴れまくりだ。
王道路線のみで突っ切らないで、こういったコダワリをチラッとみせるところなんて、貫禄の表れ。
数年前の小樽・浅草橋屋外ライブでは時流を巧みに取り入れて、ももいろクローバーZとのコラボレーション曲も取り上げていましたっけね。
あれはとても劇レアなるライブだった。
ヒーロ・スタンレーが胸毛代わりに黒のマーカーでビッシリと書いた、セクシー(?)胸板を誇示すると大歓声が渦巻く。
ナイスな遊び心満点なアイディアが、そこいらにてんこ盛りだあ。
大人のおもちゃ箱を思いっきりひっくり返してぶちまけたような痛快なる有様。
良い子たちは、こういうシーンは観ちゃあ駄目だよん! 


2曲目はフロントの3人ががっちりと横並びに、イントロのユニゾン部分でコード音を伸ばす際に、決めの右腕が大きな弧を豪快に描くポーズで定番の「ラブガン」へといきなり雪崩込みだあ!!
そうです、このバンド名の由来ともなったキッス初期の大傑作。
ストレートでタイトでワイルドすぎる怒涛のハードロックお手本のようなナンバーさ。
1977年6月30日リリース、
6枚目のスタジオ・アルバム「ラブガン(全米ビルボード最高チャートでは4位を記録)」に収録
本家の動きそのものを不敵すぎるくらいに完コピ。
アップテンポのシャッフル・ビートなナンバー、これでバッチリ決まり。
序盤から早くも、完全に息の根を止められるほどの鉄槌を脳天に一発くらったよ。
鋼の涙腺が決壊しちゃったけど誰もが大喜びだ。
ピーターのエレクトリック・ドラム、強力なる戦慄の一撃。
ツイン・ギターソロの部分では「オールライト、江別シティー・ピープル!」とシャウトする奮闘ぶりを見せる。
一時たりとも油断がならない。
勿体ないから瞬きも厳禁だ。

いまだに本家キッスは北海道の土を踏んでいません(一度は札幌真駒内の日程が正式に決定、発表されましたが、ポールの奥様のおめでたで、残念なことにやむなく中止。その後はなしのつぶて。またもやこれで引退ツアーだとか言ってるよ)。
よって道産子ラブガンには、その分も含めてこれからも攻めの精神でガンガンと活躍してもらいましょうよ。
エンディングではお約束の、ヒーロ・スタンレーによるギター・マシンガン連射の堂々たるポーズで観客達を圧倒する!
ああ、スカッとするなあ。

「アー・ユー・ハッピー!!??
江別の皆さん、楽しんでいますかあ!!?
サンキュー!愛してます。(ファンの歓声に応えながら手を振るメンバー達(´∀`*))
はい、改めまして・・・・ラブガンです!
江別が生んだ世界のロックスター・・・・ぼくら札幌のバンドだと思われているんだけれども、実は江別のバンドなんですよ。
いやはやなんとも、鍋物の美味しい季節になりましたね((´∀`*))
鳥鍋なんてタンパク質が摂れてナベ好きにとっては喜ばしい限りですよ。
でも物価の高騰で野菜類が高くてねえ・・・・(´;ω;`)
この会場前のラルズは安いよ。
キャベツなんかも一玉が超絶に安い。
大助かりさ。
そんなわけでして、我らがラブガンはずっと伝統芸能をやっております。
それでは、次の曲・・・・・・・・・・
真ん中の変な眼鏡のギタリストが歌います!
あ・・・眼鏡がないと何も見えないんだそうですよ!・・・・・コールド・ジン」
いつもはハニー・シモンズがリード・ボーカルだけど、新趣向でエースKをフューチャー。
もちろん爆音炸裂。
実は知人のケイタちゃんはキッスの大ファンで、わざわざ東京にまで観にいくほどの本格派(キッスのラブガンから虜になったんだってさ)。
だからラブ・ガンの時には、食いつきの度合いが半端じゃあないくらい凄かった。
ギターをやっている彼は以前からラブ・ガンの噂は耳にしていたらしいんだけど、この日が生で観るのは初だとのこと。
とにかく衝撃的だったらしいよ。
「特にジーンのナリキリ完成度が素晴らしいですね」と絶賛。
と、そこへハニーとヒーロが、両サイドの階段を駆け下りて会場中を所狭しと歩いて煽りまくる。
当然オーディエンス達も熱狂につぐ熱狂。
間近で観ると迫力倍増。
想像以上だったんだね。
皆、暖かい手拍子を惜しみなくおくっていました。
アベさんもネオンスティックを振り回す。
エンディングではエースKが、仰け反りにてのギター・ソロ・コーナーへと突入。
トグルSWガチャガチャ奏法も繰り出してトリッキー。
いつもより心なしか長めのギターソロで出血サービス。
ただでさえ眩いくらいの照明も、それらに感化されたのか一段と点滅の度合いを増してきた。


ヒーロ・スタンレーによるMC
「サンキュー!
改めまして、注意事項いきます。
コロナにより感染者数がまたまた増えてきていますので声を出さないでいきましょう。
声を出していかないぞお!!
いいですかあ!!??
わかりましたか~~!!
あ、引っ掛からないね((´∀`*))
ネクスト・ソング・・・ジャパニーズ・・・あっと、ウ~ン・・・・違うかあ・・・・一人にしないでえ(爆笑)
やっぱり日本語でいきます
次の曲は舌チョロチョロの彼がタイトルコールします」
「手拍子お願いします・・・・ドクター・ラブ!!」
キッス黄金期のこいつをここにもってくるなんて、秀逸。
トドメの反則技!
嬉しき裏切り行為。
幅広い音楽層に受けることは計算済みだね。
手を変え、品を変えては妙技の連発で勝負を挑んできたさ。
その貪欲なる探究心。
もうここまできたら、これは単なるロックではなくアートの領域ですなあ。
ドスの効いた濁声ヴォイスは、まるで恐ろしい地獄の底から響き渡ってくるかのよう。
ミディアムなアクセントで重戦車のごとく、着実に襲い掛かって飲み込んでくるかのようなリフ。
息をもつかせる隙すらも与えてはくれません。
情け容赦なき波状攻撃の進軍。
エースKもアグレッシブにギターボディを天高く掲げる神々しさ。
皆、汗飛び散らかしての、はじけまくりで大合唱。
メイクが流れる汗で崩れてこようが、ドラム・スティックをポロリしようが一切お構いなし。
ノリノリでキャッチーなリズム・アクセントに、誰もがアドレナリン噴出しまくりで狂喜乱舞。
もうこうなりゃあ、下手な屁理屈やら能書きなんか消し飛んで粉砕。

クラッカーもパンパン!と盛大に音をたてて弾ける。

たどたどしい日本語で(もちろんわざとね!)
「皆さん、飲んでますか~!?
コロナ感染対策はバッチリとよろしくお願いします!
宴もたけなわではありますが、残すところ45曲となりました((´∀`*)
お約束のセリフ)
実は次ですね・・・ドラマティック・ソング!・・・・ブラック・ダイアモンドという曲をやります!」
1974年リリースのファーストアルバム「地獄からの使者」の最後に収録。
ボーカルは猫男のピーター・エロス。
この伝家の宝刀は、とっても刻みが難しいんだよね。
凝り性の彼らのこと、頑張ってキッスの雰囲気を導き出していました。
アルペジオのバラード序盤から、いきなり飛びっきりの重低音に変身する構成。

とここで、サプライズとして観客達がステージめがけて、あろうことか数個のブラジャーを投げ入れてきた!(仕込みか!!??・・・・)
悩殺系のロックバンドには、こういうことってよくあること。
ましてやキッスの曲ってセクシーな事柄をストレートに表現した内容が多いので致し方なしさ。
それをサッと拾いあげたフロントの3人は、さりげなく意味ありげにマイクスタンドへ引っ掛けていたのでした(笑)。
「まだ投げ入れていない女性の方は演奏中によろしくお願いいたします・・・・・あ、受けなかった(;^_^A・・・・」

必死にエースKは、ひざまずいて、思いのたけを込めた、歯切れ良いなりきり秘技プレイを展開。
エンディングでは、ヒーロ&ハニーが連動して体を上下に揺らすお約束パターンともいえる動きに、観客達も一緒に大きく揺れている。
この一体感こそが、ライブならではの醍醐味。
もう、たまりませんなあ!
アクロバティックなるオーバーアクション。
今後も過激なステージングをドンドンと導入していって欲しいなあ。

火吹き(これは消防法で本家も来日時に苦労していたっけ)、血吐き出し、ドラム・セットのせり上がり、火柱、3ハムバッキングPUレスポールのセンターPUからのスモーク、ギター・クラッシュ、ロープによる観客席上空遊泳、バラードを歌う時にはバラを客席に投げ入れる、グラマーでセクシーな金髪モデル達を水着姿でずらりとはべらす・・・・やるほうは大変だけどね(笑)一つくらいは実現させて。

まあ、それはともかくも最近のラブガン・ライブは、徐々にエースKへスポットライトを当てるようになってきましたね。

コンビネーションもコンセプトも、益々の相乗効果で上昇気流にのってきているように感じます。

戦慄のギター・ソロが前面にクローズアップされていて、エースKもそれに応えるかのように益々エスカレート。
滑らかなフィンガリングを、フレット上で駆け巡らせていました。

ヒーロのMC
「段々と季節は本格的な冬の到来ですね。
ええと、楽しんでいるかい!!??
アリーナ!!、
反応が遅い!!((´∀`*))
ちょっとここからだと暗くてよく見えないなあ・・・・。
もう一回いくよ~~!!
サンキュー!!スタジアム!!!
我々ラブガンは久しぶりに江別へ戻って来れて、おかげさまで楽しい時間を過ごすことができました。」
ちょっとしたトラブル発生でも「ハイハイ、今のはカットして後で編集をお願いします!(笑)時間が余ってるらしいので・・・・・残すところ、あと48曲となりました(増えてるし・・・・・笑)。いくぞ~~!!」

この曲をやらなければ彼らはステージを降りることは許されませんよ、とばかりに締めくくりは「ロックンロール・オールナイト」での大合唱。
正真正銘、最後の最後は、
「パーティ!エヴリディ!!」で決まり。
1975年3月19日にリリースされた3枚目のスタジオアルバム「地獄への接吻」に収録。
シングルは同年の4月2日にリリースされて大ヒットしたロックンロール賛歌。
ビルボードにおける最高チャートでは57位を記録。
同年10月「地獄の狂獣キッス・ライブ」からのシングルは12位まで上昇した。
キッスのキャリアを象徴する偉大なる代表曲。
正にライブの臨場感を狙って作風が鋭い。
制作の段階では、スレイドの「クレイジー・ママ」にインスパイアされたとのこと。
ロックンロールのお祭りは、そんじょそこいらのお祭りとは一味も二味も違いますよ。
一線を画する、まさに別格の境地。
ハニー・シモンズ仕様の斧型ベースは、高価なるジーン・シモンズのモデルなんだよ。
客席でライブを見つめていたマサは、すぐそばの男性に「このバンドはなんていうの?」と質問されちゃいました。
「ラブガン!」と教えてあげ、ついでにタイム・テーブル用紙も手渡したらニコリとしてイチゴのハイチュウ2個貰ったよん!
そうこうしているうちに、曲中でメンバー紹介がはじまった。

「一番の人気者はエースK。鎧のオジサンはハニーシモンズでございます。後ろの可愛い子猫ちゃんはピーター・エロス・・・・そして私がヒーロ・スタンレー!」などと一人一人を愛情込めて懇切丁寧に猛アピール。
仲の良さがこちらにまでホノボノと伝わってくる。
練りに練り上げられた演出も、早いものでもう佳境に差し掛かってきました。でもまだまだライブは終わらないよ!

続けて最早恒例ともなった「アー・ユー・レディ!ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ!!カモン!」とコール&レスポンス。

フィンガー5の「学園天国」をぶつけられちゃあ、ジッとなんかしてられないよ。
ダメオシとばかりに今度は「日本の未来は!!ウオウウオウ!世界が羨む!!ウオウウオウ!恋をしようじゃあないか!!」
モーニング娘。「ラブ・マシーン」の一節を、会場全体に向けてラブ・ガン・バージョンで投げかけてきました。
通常ならばこれでめでたくフィニッシュ・・・といきたいところなんだけど、そこは一筋縄でいかないラブガンのこと。
伝家の宝刀ともいえる秘技が、ここぞというところでお披露目だ。
それは3年前に惜しまれつつも亡くなった新御三家の一人で伝説のアイドル、西条秀樹の代表作「Y・M・C・A」。
追悼の気持ちを込めて「さあ!アリーナ!!いくぞ!!1・2・3・4!!」
例のY・M・C・Aを「L・O・V・E・G・U・N 」のスペルで、ヒーロからの説明付きにて繰り返しポーズ。(大爆笑)

全員一丸となって、真似るんだけど「Nの文字を体で表現するってけっこう難しいねえ!!(ヒーロ談)」

でも、中々ステージを降ろしてはくれなかった・・・・拍手の嵐。

「みなさん、ありがとう!!またすぐにでも帰ってきますよ・・・」

「ラブガンでした!ありがとう!!」

「14年間ずっとこのスタイルでやってきてます。
最初は2人が冗談のつもりだったところ、他の2人が本気になってきたものでして・・・・(笑)」

オフ・ステージでは、これまた恒例のラブガン写真撮影会。
出待ちができるほどに長蛇の列で大盛況。(ロビー受付横にて)
ライブ後でメンバー達お疲れの中でも和気藹々の中、執り行われていましたよ。
この後、彼らは残りのワールド・ツアーに突入するのだそうですよ・・・・・いってらっしゃ~い!!

メイクを落としたラブガンのメンバー達はニコヤカに会場後方でライブ観戦。でも周囲の皆さんは彼らが先ほどまで熱いステージを繰り広げていた4人だとは気付いていないんだろうね(笑)。

追記・・・・マサはハニー・シモンズとしばしの談笑。
長年活動していると、最近ではセットリストに煮詰まり感を覚えてきているんだそう。
これ、ベテラン勢の贅沢すぎる贅沢な悩み。
定期的に必ず勃発するのだ・・・・。
バンドと客との思い入れの匙加減。

マサはリクエストもした。
それは意外にも名曲の多いバラードだ。
「ベス」「ハード・ラック・ウーマン」がお気に入り。
実は以前にライブ演奏したことがあるんだそうだ。
ビックリ!!
しかも、ピーター・エロスによりボーカルで!!
激レアだ!
ぜひとも、再現してほしいなあ。
熱望!!

 ~~はい、ライブ・レポートLOVE GUN編はここまで!
お次のファンクバンドもお楽しみに!!
もちろんSAPPORO TRANSIT AUTHORITYは最後にドンと控えているよん!!
よろしくね~~



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