THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,134 小樽雪あかりの路 オールディーズライブ9(PART,2)

2017-02-18 13:56:22 | Live Set List

ライブ・レポートPART,1からの続きです。

BGM「ユア・ソング(エルトン・ジョン)」

「ミスター・マンディ(オリジナル・キャスト)」

「ラブ・ミー・トウナイト(トム・ジョーンズ)」

 

後半は都合により、大幅に出演順が入れ替わりました。

10、パーティーズSP

6:20~6:40

いよいよ残すところ、3バンドとなりました。

小樽からこのイベント主催者のサイトウ氏率いる大所帯グループが、ありそうでなかなかない懐かしのシャネルズ・ナンバーをお届け。ひじょうに貴重な存在です。

全6曲がヒット曲で網羅されているんだから、たまりませんね。

あらためて、シャネルズって名曲が多いなあと痛感。

3年連続3回目。

編成は紅一点のナオちゃんがキーボード、テヅカくんは塗装が年季の入ったフェンダーUSAジャズベースをプレイ(3トーンサンバースト。ローズ指板)。

ギタリストは、エンペラー会場の正面ビルにて「モンプチ」というお洒落なバーを経営しているヒトシさん。

使用ギターはおなじみいつもの愛器、フェンダーUSAカスタムショップ・エリック・クラプトン・モデル・ブラッキー・ストラトキャスター(メイプル指板)。

リードヴォーカルにサイトウ氏。バックコーラス4人を従えています。

そしてドラマーが加わるという総勢9人組。

「ランナウエイ」

シャネルズの衝撃的デビュー作にて、代表曲でもありますね。当然これで掴みはオーケー。

全員がサングラス&白手袋&白黒の服装&ポーカーフェイスで統一。

本家同様に今度、フロントシンガー達は顔も黒く塗って欲しいなあ!

「街角トワイライト」

華麗なる振り付けも、ライブの回数を重ねるごとにグレードアップ。

ファッショナブルで、賞賛の声があちこちから聞こえてきます。

「ハリケーン」

途中で歌われる低音ヴォイスでは、一際やんやの喝采が沸き起こる。

考えに考え抜かれたパフォーマンスも、シンプルでわかりやすいんだけど、観るとやるとじゃあ大違い。

過酷で気の遠くなるほどに動画で研究した事でしょう。でもご心配なく!サイトウ氏はダンス教室を経営しているので、このジャンルは手馴れたもの。

会場にはそのダンス教室の生徒さん達も、大挙応援に駆けつけてくれています。

淡々とノンストップで進行していたライブですが、ここでサイトウ氏のMC

「今日は調子がいいね。間違えないでここまでいってるし。ちょっと失敗もしたけど可愛い!という事で・・・次、皆さんのようなスタイルを歌った曲です・・・・憧れのスレンダーガール!」

曲によってキレッキレに両手両足を駆使して、色々なダンスが繰り出され賑やか。鈴木雅之に迫るくらいの勢いでハスキーヴォイスに思いを込めるカリスマ・サイトウ氏の、一挙手一投足から一瞬たりとも目が離せません。

これだけの数が出演するライブイベントなのに、時間がかなり巻きの状態で進行しているので余裕も感じられます。

「真冬だけど・・・・め組のひと!」

バンド名を地でいく、パーティーバンド。

小樽名物のお祭りバンドだけに、あちこちの催し物にも引っ張りだこ。

ライブ前にはファン達が会場の人々へ、事前に用意しておいた黒いサングラスを配っています。もっとこだわっている人MY白手袋持参で参加。

コーラスの一員、ミナガワさんはパーカッションも兼任。

「あれ?アンコールかかってなかったっけ?(笑)はい、大人の対応ありがとうございます・・・ハリケーン!」

各自のキャラクターもユニークなくらいにたっていて、ジャパニーズ・ドウ・ワップお手本のよう。

最初から最後まで贅沢極まりない一級品オンパレード。

BGM「チキチータ(ABBA)」

11、ザ・パーティーズ

6:50~7:20

トリ前は、小樽から7年連続・・・って、今更説明するのも野暮ですなあ。

先ほどのシャネルズ・ヴァージョンから引き続いてのライブ。よってメンバーのほとんどが、ステージ上にそのまま残ります。ただし、今までコーラス担当をしていたニシやんは、ヒトシさんとのツイン・ギター。インプット・アンプはマーシャルで、ヒトシさんは、当然フェンダー・アンプ。

今回お送りするジャンルは、オールマイティーにはっちゃけます!

もう飲んで歌って踊り狂ってるオーディエンスも、イキまくりのぶっ飛びまくりです。

バンドの入れ替えがない分、更に時間が巻きになったね。

「レイジー・ママ(キング・オリバー&ヒズ・ディキシー・シンコパターズ)」

ノリノリのダンスナンバーで、和気藹々。

どの顔も見慣れた面々ゆえに、アットホーム感溢れるいい意味でのユルユルでの無礼講。

「星降る街角(敏いとうとハッピー&ブルー)」

もうこのあたりに差し掛かると、会場後方からではステージ全く見えないくらいに、前方フロアがグチャグチャ状態。

「暑い?・・・・ストーブ消しますか?寒い場合はストーブ点けます。それしかできません(笑)

この会場のエンペラーは昨年が最後ということでしたが、建物を所有するオーナーから雪明かりに是非!という事で再び今回利用復活です!

まあ、今後はここも存続がどうなるかなんとも言えませんが・・・・・ダンシング・オールナイト(もんた&ブラザース)」

ダンシングっていうくらいだからねえ、老若男女、国境や言葉・宗教の壁をも遥かに凌駕する定番中の定番ライブ曲。

語りかけるような序盤から一挙にヒート・アップするサビのボーカルを、たくみに歌いこなすサイトウ氏に興奮を禁じ得ません。

もんたよしのりの声にそっくりだという利点をフル活用。

「WON’T BE LONG(バブルガム・ブラザース)」

4曲目では、ちょっと手法を変えてクラブ系の様相を呈しています。曲ごとに一貫している部分があれども、時代ごとの美味しいトコ取りでライブをノンストップで突っ走ります。

「東京(やしきたかじん)」

ほらね!感極まって悲鳴に近い声をあげているファンもいますよ。

数多くの多種多様なるステージを経てきて、組み立てられたセットリストだからこそ、どこに出演しても臨機応変に対応できるバンド。重宝されるわけです。

ここでサイトウ氏が一旦さがって、インストウルメンタルのコーナーで・・・・・さすらいのギター(ザ・ヴェンチャーズ)。

主役の座に躍り出てきたのはスーパーギタリスト・ヒトシさん。

サイトウ氏はソファーに座っているマサに「STAのメンバー揃った?」と確認に来ました。

もう次のSTA出演時間が間近に迫っているのだけれど、数人のメンバーがまだ到着していないので心配しているようですよ。

ステージ上ではヒトシさんのギターが、マシンガン連射にようにフレーズを弾き飛ばしています。

「イエ~イエ~!皆さん、盛り上がっていますね。次は・・・・すごい男の唄(三好鉄生)」

この三好鉄生さんは赤平出身なのですよ。 

「おもわず上手いビールが飲みたくなっちゃうような歌です。これはね~ジャンルでいえば、ドドンパです」

ナッシュビリアン・キッズとモロにかぶってしまった「朝まで踊ろう(舘ひろし)」

酸いも甘いも噛み分けた、人生観が滲み出るオーラを発するサイトウ氏は、会場を見渡して心から満足そうに雄叫びをあげます。

「アンコール!」の声が繰り返し発せられて再登場!

「ハウンド・ドッグ(エルビス・プレスリー)」

思いの丈を込めて、はち切れんばかりに全力投球で魂の叫びで大団円。

個人的にはクイーンの「愛という名の欲望」も聞きたかったけれども、時間切れということで、楽しみは次回に持ち越しとしましょう。

BGM「ココモ(ビーチ・ボーイズ)」「ロンリー・ハート(イエス)」「スタンド・バイ・ミー(ベンEキング)

 

12、THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)

7:30~8:00

4日間にわたる小樽・名物、冬の壮大なるライブ・イベント「雪明かりの路」もいよいよ佳境に差し掛かってきました。

オオトリの大役を任せられたということで、いつもの数倍気合注入です。

全体のタイム・テーブルも実は二転三転して、最終決定でS・T・Aがオオトリになっていてビックリ。

今回も全員が野郎集団の8人編成。この形態もそろそろ板に付いてきた感ありですな。

STAは連続8回出演と、記録上は2番目に多いバンドとなりました。

といってもメンバー入れ替わりの激しきバンドなので、フル出演は2人のみですが・・・・(声を大にして言い切っちゃいますが、一度たりとも同一メンバーでのS・T・A出演はありません)。

エンペラー初体験のメンバーもかなり在籍しているので、新鮮でしょう。

さて、スタジオ練習はメンバーのスケジュール都合がつかずに1回でまとめあげ。限られた時間内で事細かに打ち合わせしたけれども、まだまだ不安要素満載。無謀極まりない暴挙でライブに臨みます。

しかも難易度強な曲も新たに加わり、かなりテンションの高い状況。

でも残酷にも出演時間は刻々と迫ってきます。

紙に曲ごとの解説をビッシリと書き込む者、スコアだけでは不安なのかYOU TUBE画像をイヤホン接続で解読している者、落ち着きなく楽器を取り出してチューニング&ウォーミングアップしている者、ストレッチに励む者、質問してくる者、スコアを曲順にファイル・セットしている者と様々・・・。

パーティーズのライブ残り曲が減るにつれて、S・T・Aメンバー達の動きが忙しくなるのがはたで見ていてもとても面白い。

いつものことながら、この崖っぷちに追い込まれた感覚が最近は快感となっているのです(笑)

さあ、今回は鬼が出るか,蛇が出るか・・・・泣いても笑ってもやるっきゃあない。我々も楽しみだ!と開き直りの燃え上がりが強みだ。

そして、なんと驚いたことに、タツが超久し振りにSTAと合流!

マジにぶっつけ本番という、絶対彼にしかできない芸当披露で周囲の度肝を抜いてくれました。

マサが出演数時間前の会場で2曲分トランペット・スコアをタツに手渡し、そこで初めてMDとチェックしていましたよ。

さすが昔とった杵柄。役割は期待以上に果たしてくれました。タツが加わったことで、ホーン・セクションの連中もピリッと引き締まった感ありです。

ホーン隊のステージ・セット・アップは比較的早めに完了。時間は20分ほどの巻き。ミキサー主任のミワくんとのやりとりで管楽器1つ1つの調整を終え、事前に司会のシンちゃんとマサとで綿密に仕込んでおいたナレーションでGO SIGN!

 

***MEMBER***

MASA・・・B VO CHO WHISTLE

JUN・・・AS VO CHO

KUNI・・・TP PER VO CHO

NOBU・・・G

SEKKIE・・・DR

EBI-CHAN・・・TB

TATSU・・・TP

MD・・・TP

===GUEST===

VO・・・SUBARU(GET IT ON)

 

***SET LIST***

1、INTRODUCTION・・・CHICAGO

2、VEHICLE・・・IDES OF MARCH

3、FUNKY STUFF・・・KOOL&THE GANG

4、~THT’S THE WAY・・・K・C&THE SUNSHINE BAND

5、GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE

6、~GET AWAY・・・CHICAGO

7、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

===ENCORE===

8、GOT TO GET YOU INTO MY LIFE・・・THE BEATLES

 

マサからのアイコンタクトで、ノブによるシャープなギター・コード・カッティングが、延々と不気味に刻み込まれます。

司会のシンちゃん「長年出演を続けている小樽・真冬のビッグイベント。今年もやってきました。札幌唯一無二の ブラスロックバンドです。

ド迫力ホーンセクションによる熱きサウンドを、心ゆくまでドップリとご堪能ください!メンバー一同この日、この時、この瞬間を待ち焦がれていました。それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」

司会のシンちゃん、さすがのアナウンスですね。バッチリだよ。

間髪入れずにマサ「1・2・3~!!」「ズッドーン!」とマグナム級の爆音炸裂「イントロダクション」

これ一発で、ショッキングなほどのインパクトを与えます。ここ最近の反省材料を、メンバーが真摯に受けとめて取り組んだ2017年ライブ。

幕開けともいえる1月の夕張も、まずまずの出来で終える事が出来ましたが、今回はいかに・・・・?

結果を申し上げますと、手前味噌ではありますが更なる成長、進化を遂げたと自負しております(と気を緩めるとすぐに脱線するのも、まだまだ甘い部分・・・)。

確かにあちこち、ほころびや事故も勃発したりはしましたが、それはそれで今後の糧としておきましょう。

クニのカウベル音が、着実にリズムへ輪郭を与えています。

それを横目にマサが最前線でモニターに片足乗せて、大股開きで快調に勢いよくワイルドなボーカルを飛ばしまくる(ガクッと傾いちゃったので即座に元の位置へ)。

序盤から例の変拍子変態(!?)パートに突入。

ホーン全員が目一杯体力の限界に挑むかのごとく、吹きまくっているのですが、ステージ上にはヒリヒリとした緊張感が充満しています(観客は気づいていないけれど・・・・)。

もうすでに熱気ムンムンで、汗を滴らせているメンバー数人早くも出現。

ごくわずかなズレも発生しないで、奇跡的に難関を次々にクリアしながら、突然のブレイク・タイム。

息を呑むほどの空間に、クニがウィンドウ・チャイムで甘美な調べを演出。

ここもバッチリと決まり、気持ちよく切り込み隊長エビちゃんが、トロンボーン・ソロを華麗にプレイ。

今回はエビちゃんも、十分に満足そうだ。

若いからある意味、怖いもの知らずで頼もしき存在。

バッキングも好サポートで支えています。う~ん・・・いい感触だ。

お次はMDのトランペットが、高らかに吠えまくる。抑揚のつけ方が絶品で、美しく流れて官能的。

ここでのクニは、クラベスに持ち替えてアクセント。セッキーもリムショットで、いい仕事しています。

随所に散りばめられたアイディアが、着実に反映されていますね。

ここからは更にヒートアップして、ノブのサイケデリック調なギターが唸りをあげる。

とどめはセッキーによるドラム・ソロだけに、圧倒的迫力に観客が歓喜の渦。

この日1番多くのホーン・アンサンブルを要するバンドだけに、面食らった人も多かったと思います。

でも絶大なる衝撃を与える事には、成功したでしょう。

エンディングでは背中向きのマサが、右手をグルグルと回してジャンプ一閃。

「イエイ!改めましてザ・札幌トランシット・オーソリティです。皆さん、楽しんでいますか!?イエ~!!

早いもので我々で最後のバンドですが、そうとうに巻きらしいですね。

STAはどこでやっても浮いているバンドなので、皆さんがこの時間まで残ってくれていて感謝しています。こんな感じで最後まで頑固一徹ブラスロック街道まっしぐらに貫いていきたいと思いますので、よろしくお願いします!NEXT NUMBER・・・IDES OF MARCH,VEHICLE!!!」

ボーカルはエモーショナル部門担当のジュン。

アルト・サックス吹きつつの熱唱で会場を煽ります。

マサも負けじと、アクション連発でクルクル回転。観客も真似てクルクル~!

セッキーのドラム台にまで駆け上がってバスドラムに片足乗せて、シンバルを手でアタック!

ベースのネックも上下に激しくグラインド。

エディット・バージョンなので、1番を歌い終えるとすぐにノブのギター・ソロ。

それを見計らったかのように、観客もドッと雪崩れ込んできます。

決めのフレーズでは、皆が拳を振り上げる。

ジュンに「可愛い!」の声援があちこちから飛んでくる(笑)

「こんな感じでコテコテのブラスロックが2曲続いたので、ここいらでS・T・Aとしては珍しく、パーカッシブなファンク・ナンバーをお届けしたいと思います。クール&ザ・ギャングですが、MTV時代のポップス路線のものではなく、1970年前半のディスコでもてはやされた

ファンキー・スタッフ!」

ベースとバスドラムのシンクロするグルーヴが肝。

一種独特なひねりのカウントから、耳がつんざくほどのマサによるホイッスルがけたたましく轟く。

今回一番の鬼門とも言える曲。纏め上げるのにメチャクチャ苦労した3分足らずのモノ。

全員かなりテンパッていたけど、本番がはじまった途端にスムーズに馴染んだようで、自然と体も動いてジュンとクニはアドリブのフレーズやフェイクも連発。掛け合いも絶妙に発しています(ここでのクニはタンバリンの打ち鳴らし。痒いところに手の届く、心配りの行き届いたメンバーだね)。

こいつら、やはり只者ではない。大したものだ。

実質ホーンはMD&エビコンビのみなんだけど、彼等も頑張ってスコアと睨めっこしながら、必死に食いついていましたね。

結果、この曲を今までにライブ・プレイした中でも出色の完成度(幾分怪しき箇所もありだけど・・・・協力しあって牽引)。

「ザ・パーティーズに俺たちも負けてはいられません。

マイアミの帝王、K.C&ザ・サンシャイン・バンドといえば・・・ザッツ・ザ・ウエイ!!」

やはりこういうタイプの曲は理屈抜きに誰でも瞬時に溶け込めるし、ウケがいいということはわかっているので、あえてひねくれ者S・T・Aはリストから外しているのですが(笑)今回は特別に大出血サービス。

皆ステップを踏むだけでは飽き足らずに、一緒に歌っています。

誰が約束したわけでもないのに、突如として発生するコール&レスポンスもライブならではの醍醐味。

左手を高く振り上げてジュンのダンディズム溢れるボーカルに絡む、マサ&クニのコーラスも掛け合いバッチリ。

けっこう喉が張り裂けそうなくらいにキツイ作業です。何度も試行錯誤を繰り返しただけあって、なんとか乗り切れたかな・・・・?

追い討ちをかけるように、暑さもシャレにならないくらいに迫ってきます。

ステージ周囲ではベスト・ショットを虎視眈々と狙ってカメラを構える人々が点在。

MC中、マサに向けてティッシュで丁寧に包まれたオヒネリまでもが飛んできた!

ロック・コンサートにオヒネリなんてクールだよなあ(笑)ありがたいことです。

「スペシャル・ゲストをお迎えしたいと思います。エゴイズム・ラッピンや乙!!帝國ゆるゆる団を率いて今、大注目の札幌からやって来た歌姫、スバルに盛大なる拍手を!」

「わあ!パチパチパチ!!~」

スバルちゃんに熱い視線が注がれる中、彼女が手にしている物は・・・・何とリアルな鮭のオモチャではないか?

それを天井高く掲げて左右に振りつつも、腰振りジュリアナ・ダンスを色っぽく披露。

おいおい、聞いてないよ(笑)俺等、がっつりと喰われそうじゃんかあ。ファッションもマサ仕様でオメカシしてテンガロン・ハットを被っているし。嬉しいハプニングだ。

「邦題は黒い炎・・・チェイスで・・・・ゲット・イット・オン!!」

1・2・3・4~1・2・3~!!

観客も一緒になってカウントとっている人がいるよ。

スバル嬢は歌い出しから悩殺ポーズで、男性陣一人一人をご指名ポーズで誘惑シャウト。

ノブのワウペダル奏法あたりから、マサもモニター前に駆け出してのけぞり挑発。

それに呼応するかのようにスバル嬢も、阿吽の呼吸で絡みを演じてきます。

「もう一度スバル嬢に拍手!!・・・・次はシカゴの・・・ゲッタ・ウェイ!!」

はじめてS・T・Aがライブで演奏するシカゴ16からのナンバー。

1分足らずなんだけど、案の定ご多分にもれず最初から最後まで全力疾走で、気の休まる部分が微塵もない残酷すぎるほどに厳しい、それでいてクセになる魅力的な曲。

まだまだ練りこみ不足で不安定な部分だらけだけど、これからのライブにおける重要なターニング・ポイント。

また一つ試練が追加されました。

それをプレリュード代わりに「最後の曲です!極上のミッドナイト・ソング・・・25OR6TO4!!」

マサは定位置を真ん前に固めて咆哮。

メンバー全員そろそろエネルギー残量も僅かなはずではありますが、そこはそれで火事場の馬鹿力で奮起。

クニはトランペット、ヴォーカル、コーラス、パーカッションにと一番パートが多いのにニコニコ笑顔で余裕綽々。

タツも即座に勘が戻ってきたみたいで、ブランクも消し飛んでスムーズにバンドへ溶け込んでいます。

MD&エビちゃんも今までのS・T・Aライブを研究した結果、クセの解読や対処法を新たに発見。

マサがエンディングでゆっくりとベースを垂直に持ち上げて振り下ろしたところで

観客達に向けネックを突き出す。

皆が皆、先を争ってベース弦を掻き毟って大喜び。

バックではメンバー達が、アヴァンギャルドでノイジーな重低音から、ヒステリック・サウンドでマサの合図を待っています。

本編はマサの掛け声一つで終了しましたが、すかさず「アンコール!」

このイベントでアンコールとは珍しい・・・しかも北国では認知度の低いブラスロックで。

「ありがとうございます。それではお言葉に甘えてもう1曲、ビートルズの曲でしめてみたいと思います!」「イエー!」

「でもあえてヒット曲はやりません(笑)我々ひねくれているもので・・・・ブラスロックの原点をお届けしましょう!リボルバーから・・・

GOT TO GET YOU INTO MY LIFE !!」(シカゴ、BS&T、EW&Fもカバー)

スモークがモクモクと焚かれて、あたり一面が真っ白に煙る中、幻想的な情景が演出されていて痺れてきちゃうね。

スバルちゃんも鮭の模型を、リズムにあわせて振り回しています。

マサとクニのハーモニーも息がピッタリ(マサは手を突き出した途端、ピックを落としてしまい即フィンガー・ピッキングにチェンジ)。

「ありがとう!小樽最高!雪明かりの路最高!!」

もはや、精も根も尽き果ててヘトヘト・・・・。

司会のシンちゃんが、締めくくりにイベント全体の終了を爽やかに継げて、無事幕引きとなりました。

皆が感謝と喜びとお疲れ様の握手とハグ。

セッキーも3バンドの掛け持ちでご苦労様。

BGM「ライク・ア・ヴァージン(マドンナ)」

出演者、スタッフ、観客が一丸となって盛り立てたライブというお祭りも、終わってみたらば無性に淋しいね。

再会を約束してお別れ、小樽を後にしました。

春ももうすぐ、そこまでやってきているよ!

 

VERY SPECIAL THANKS TO・・・MATCHAN&KODAMA-KUN&KOBA-CHAN&YOSSIE&WHEAT TEA&SHOW-KO&MR,KUDOH&MR、KENNY&STUFF&IKU-CHAN&HITOMI-CHAN&KYON KYON&TACKY&NISHI-YAN&COCA-COLA&MR,TEZUKA&MON PETIT&MR,MIWA&SHIN-CHAN&MR,MINAGAWA&ABE-SAN&MR,SAITOH&CHOCOLATE&RICE BALL&PARTY’S !! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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