80年代の幕開けと共に、いきなり凄い影響力を発揮したのがMTVなる映像媒体。
放映第一号はバグルス「ラジオスターの悲劇」
このミュージックビデオクリップ専門チャンネルのおかげで大成功したバンドやミュージシャンが多数生まれました。
中にはビジュアル的に無理あるバンドもいたし、頑固一徹ビデオ制作を行わないミュージシャンもいましたが。
当初MTVは黒人のバンドやミュージシャンのビデオは流さなかったとか。それもマイケルの「スリラー」大ヒットで方向転換。
で、なんたってこのMTVのイメージ戦略にまんまとのっかって成功を手中に収めたのが、セクシー路線のマドンナ、メンバー全員イケメンのデュランデュラン。
そしてボーイジョージの個性溢れるビジュアルも強烈なカルチャークラブ!(漫画の題材にもよく使われてましたなあ)
ボーイジョージのソウルフルなボーカルなんて、なかなか味わい深くて実力派なんですが、どうしてもあの見た目ばかりが話題になってしまったのは致し方ない事。
私は別にボーイジョージのルックス、ファッション、言動や性格、素行には興味ありませんが、カルチャークラブが発表した多くの曲はやはり素晴らしいですね。
80年代流行の最先端を突っ走っていた代表格。
あの時代の空気感がカルチャークラブの曲を聴くだけで、全身に心地よく伝わってきます。
作り込まれた売れ線ポップと一部で言われてもいましたが、今聞いてもよくできた曲ばかりで関心しちゃいました。
「戦争のうた」では日本語で「戦争反対!」と歌って話題にもなりました。
バンドの演奏もテクニカル。
特にベースラインなんてセンス抜群です。サウンドの肝とも言える仕事をしっかりとこなしてます。意外にもドラマーはパンクバンドのクラッシュなどに在籍していたという実績の持ち主。
唐突にではありますが、ハマースミスオデオンでのカルチャークラブライブ映像を先日見ちゃった。
1983年の60分もの。
この頃が人気ピークの頃。メンバー全員が自信たっぷりにパフォーマンスを繰り広げています。ボーイジョージなんて観客をどんどんステージに上げて収拾つかなくなってるし!^_^
初来日コンサートを後輩のお姉さんが見に行ったのですが、ボーイジョージがやたらとしつこく「拍手!」と叫んでばかりで、いい加減ウンザリした…とこぼしてました。
カルチャークラブはその後、ボーイジョージの薬物逮捕やスキャンダルを繰り返して人気低迷。
解散、再結成を繰り返しています。
我ながらこんなにカルチャークラブの音源を持っていた事にビックリ。
徐々にソフトの整理に勤しんでおります。
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