****さあ、早いものでちょうど半分が終了しました!時の流れはあっという間だ。
勢いもそのままに後半戦へと怒涛の突入だあ!皆、準備はいいかな?それではoh,yeah!!!****
5,17:20~17:55
「mie-chan impossible」
踊れるポップスが基本的なコンセプトなんだそうですよ。
初出演の5人組。
といってもすでにおなじみの顔がチラホラなんだけどなあ・・・・・。
この日、掛け持ちが2人も在籍しているし。
全員がお揃いの黒いTシャツ姿で胸にはなんと「暴れん坊将軍」のロゴマーク入り(写真参照)。
バンド名から推測するにトム・クルーズ主演の大ヒット映画「ミッション・インポッシブル」に対するオマージュなのは火を見るよりも明らかだ。
映画の「MI」型四角いバックステージパスを首からさげているところなんて思わずニンマリ。
メンバー達の名前も遊び心満点だよん。
ここまで徹底して気持ちよくやり抜くところが彼ららしいところ。
メンバーの紹介をば・・・・・
みい(VO)
いつでもどこでも元気いっぱいにチャーミングな紅一点。彼女のみキュートなサテン地の黄色いスカートを常にヒラヒラとなびかせていました。
キムサンハント(KB)
私は彼のことを密かに教授と呼んでいるのだ!膨大なる掛け持ちバンド男。誰からも好かれる天然性の人気者。ここでは愛器のクロノスではなくヤマハを使用。
アラサンハント(G)
名器PRSを使用。シースルーブルーのタイガーストライプが美しい。メイプル指板。2ハムバッキングPU仕様
オーサンハント(B)
ESPの5弦ジャズベースを使用。パープルボディカラー。メイプル指板。右腕のタトウが神々しい。
グラサンハント(DR)
男性陣は全員がサングラス、もしくは眼鏡を着用
ねっ!とってもユニークでしょうよ!
もうこれだけでも期待に胸ワクワクしちゃうよん。
更にはドラムとベースのリズム隊のみアフロヘアを装着。
マサはミーちゃん本人にも言ったんだけど、会うたびにバンドが違う。目まぐるしく変わるんだもん。
一体全体いくつこなしているんだい?
もしかしたらこれからもまだまだ増える予定なのかなあ??
いつでもどこでも全く違う音楽をプレイしているし。
しかもパートがリードボーカルだったりコーラスガールだったり、時にはキーボードプレイヤー、ダンサー、MCまでをも披露するスーパーレディ。
観客としても旗振りしたりして、常にはじけまくってるし。
そこいら辺にゴロゴロと転がっているヤワな野郎どもなんて、彼女にかかったら一瞬で蹴散らかされちゃうぞ。
ワーカホリックなんてもんじゃあない。
ミーちゃんにはジャンルなんていう狭いカテゴリーなんて意味をなさないのだ。
どんな音楽にもどん欲なまでにチャレンジ。しかも心底エンジョイしている。これこそが音楽の基本スタンスだよね。わかりやすいお手本を提示してくれてもいる。
私にはとてもじゃあないけど真似はできません。すっかりお手上げさ。
とっても勉強になるよ。
それでは早速華麗なるミーちゃんワールドに誘ってもらいましょうか!
賑やかに流れたSEに導かれての開演
てっきり「スパイ大作戦のテーマ」に突入するのかと思いきや・・・・・序盤から嬉しい裏切り行為!
道産子漫画家モンキーパンチ先生の大傑作テレビアニメ「ルパン三世のテーマ」が始まった。
こいつには全くもってやられたなあ。
いつ聞いてもスリリングで最高にかっこいいね。アタック感満点。
すでに掴みはオーケーさ。
大野雄二氏による作詞、作曲。
様々なバージョンが存在するけれども、やっぱりこのテイクに尽きるね。
メンバー達も嬉々として演じきっています。
フロント中央に位置するミーちゃんを的確に完全フューチャー。
それでいて自己主張は忘れない渋いテクニック集団。
クールに淡々と進行する安定感も抜群だ。
ミーちゃんもステージ狭しとばかり、前後左右アグレッシブに動き回って観客を魅了しっぱなしさ。
いやはやなんとも疲れ知らずで大したものだ。そのステージ度胸には脱帽。
「皆さん、こんばんは!ミーちゃんインポッシブルです。
今日は私たちのデビューコンサートです。
次々に訪れる難しいミッションを克服しながらも一生懸命ガンバっていきますのであなたも、あなたも、あなたも~よろしく応援のほどお願いいたします!
はい!いいよ~~!!
それでは次の曲に参りたいと思います。
しっとりとした味わい深い曲調で魅了します。
ここにいるアベさんも踊ってくれると思いますよ‥‥・安全地帯で・・・じれったい」
1987年4月21日リリースの15枚目シングル
オリコンチャートでは2位を記録
最前列でネオンスティックを一心不乱に振り続けていた名物人アベさんも即座にその呼びかけに呼応する。
グッと雰囲気一転しての演出効果を狙う。
それもバッチリと的中だ。
軽快な疾走感に満ち溢れたリズムで幕を開けたと思えば、しっとりとムーディーで大人の落ち着いたミディアムなサウンドを醸し出す。
非常に心憎い配慮。
やや抑え気味のシンプルでタイトなバッキングも味わい深くて素晴らしい。
何といっても肝は歌姫ミーちゃんとキムキムとのコンビネーションに尽きる。
まさに阿吽の呼吸。
百戦錬磨の猛者たちだけに説得力が段違い。
ミーちゃんは男性シンガーの作品でもなんら違和感なく歌いこなす。
まるで己の楽曲かのようにスムーズで嫌味なくね。
万雷の拍手が沸き起こる
「ありがとうございます!」
「可愛い!!」「うれしいなあ(笑)前半戦は男性歌手の曲中心でお送りしております。
次の曲はですねえ・・・・私からちょっと皆さんにお願いがあります」
といって持参してきた秘密兵器第一号(!!)ミイコ団扇を取り出す
「私が、心から好きだよ!と歌ったら皆さんにミーコ!と返してほしいのですよ。
それでは練習してみましょう!・・・・なんか冷たい空気がそこはかとなく漂ってきていますね・・・・(笑)」
軽いリハーサルをこなしつつも「ミーコの海岸通り」
と、いきたいところだったんだけど、キムキムがピアノの音色変換をオルガンのままで弾いてしまった!
「間違えました・・・」
仕切り直して再度演奏の開始。もちろんこれはサザンオールスターズ「チャコの海岸物語」のこと
決めセリフのチャコをミーコに入れ替えているんだね。
1982年1月21日発売。14作目のシングル。
アルバム「シャウト!」に収録
週間オリコンチャートでは2位を記録
ここでのミーちゃんはボーカルだけに飽き足らず今度は(秘密兵器第二号)隠し玉カズーまでキュートに吹き鳴らしてきた。
まるでドラえもんのポケットのようだ。
次には何を取り出すのかなあ?と見どころも増えた。
ミーちゃんはどこまでも果てしなくチャレンジ精神旺盛な子だね。もちろん観客との掛け合いも堂々たるもの。大成功!
見ているこちらまでもがホッコリと癒されてきたよ。
そうなんだねえ・・・・ミーちゃんが今まで積み上げてきたものに対するこれは一時的なる集大成なのかなあ、と勝手に判断させていただきました。
御見それいたしました。
「イエー!!ありがとう!おかげさまで掛け声がいっぱい聞こえたよ。
そうそう、このTシャツに注目。後ろのオーちゃんがプレゼントしてくれたのですよ。
先に出演したアンクルキャッツのベーシスト、ムッチャンが本業だけにデザインを担当しています。
前半のラストです・・・・カモン!ドラムス!!」
ミーチャンの合図に導かれるようにヘヴィーなドラミングが轟き渡る。
重量感溢れる分厚い音壁。
そこから追随するかのように今度は唸りをあげてベースが這いずり回るようにフレーズをランニング。
まだまだ続くよ。今度はギターがけたたましいくらいにヒステリックなリフで襲い掛かってくる。
4番手に控えしはキーボード。全体を覆いつくすかのように空間をプログレッシブな神秘的ベールで覆いつくす。
準備万端整った頃合いを見計らったかのように「モンキーマジック」が出現だ。
ゴダイゴの楽曲。グループ8枚目のシングル。
1978年12月25日発売。
アルバム「西遊記(マジックモンキー)」に収録
テレビドラマ「西遊記」のオープニングテーマ
週間オリコンチャートでは2位を記録
ミーちゃん達の良く練り上げられたアレンジの勝利だね。
メンバー達も嬉々としてプレイしている。
表情をみているだけでそれは明瞭だ。
血沸き肉躍るとはこのこと。不覚にも全身が不思議とムズムズしてきちゃうよ。愉快痛快の極致に達してしまった。
程よくロックと歌謡曲がブレンドされていて、誰もが心地よく気に入るような仕掛けが散りばめられている。
一見地味なギターのカッティングが㊙ポイントなんだよね。
故・浅野孝巳さんはもっと高く評価されるべき崇高なる職人だ。
グルーヴィーに絡みつく不気味なベースもセンス良し。
メロディアスな歌が最大の聞きどころだけど、落とし穴が随所に存在するひじょうに難易度強な作品。
これをいともあっさりとやり遂げるこのバンドはシタタカすぎるぞよ。
ゴダイゴのカバーバンドといえば盟友「マジックカプセル」を真っ先に思い浮かべるけど、このバンドも全然負けてはいないよ。
折り返し点だよ。
ミーちゃんお得意のコケティッシュでミステリアスでJ-ポップなコーナーです。
ミーちゃんは喉が渇いてきたのでドリンクを飲もうとした・・・・ところがもうあまり入っていなかった・・・(泣)
「誰かに飲まれちゃったのよ・・・・あとでお代わりしますね」
と言ったところ、機転をきかせた堺マスター。
すかさず美味しいドリンクの差し入れ。
やることがスマートだもんなあ。
ミーちゃんも大喜び。「ありがとうございます!!いただきます!皆で乾杯!!」
水分を補給したおかげで、ミーちゃんのキラキラ度が戻ってきたよ。いやもっと輝いてきた。良かったね。
「キャッツアイ」(杏里の大ヒット曲)
テレビアニメのオープニングテーマ。
13枚目のシングル。
1983年8月5日発売。アルバム「タイムリー!!」に収録
オリコン週間チャートでは堂々1位を記録
ミーちゃんのキャラクターにはうってつけのベストセレクションじゃんかあ。
ミーちゃんパワーが復活を遂げた。強靭なる体力の持ち主。
心なしか体もほぐれてきてリラックスしてきたのか、序盤より動きも機敏におしゃべりも饒舌になってきたよ。
やっぱり女性はここぞという場面ではとことん強いのだ。
アップテンポなシティーポップをスタイリッシュに演じてくれます。
ミーちゃんのように歌えたら、さぞかし爽快な気分に浸れるんだろうなあ。
最近、スリムになって好評のキムキムの切れ味鋭いシンセサイザーが、ある面ではこの曲の要なんだよね。
ますますのってきたミーちゃん。もうこうなったら抑えなんかきかない。
突っ切るところまで突っ走ってしまおうよ。
「今日は第40回サンデーミュージックプログラムということではありますが・・・・決戦は金曜日!(ドリーム・カム・トウルー)」
これって発表当時、ちょっと違った意味で話題独占しちゃいましたね。
中村氏が大ファンのEW&F「レッツ・グルーブ」にそっくりなんだもん。
というかメインのリフがそのまま。
これは中村氏も認めているところ。
パクリではなくリスペクトなんだそうですよ。愛を込めてのオマージュ。
両曲共に素晴らしい傑作なのは紛れもないことだけど。
ディスコでも歌謡界でも散々にもてはやされた。
話をドリカムのほうに引き戻そう。
1992年9月19日にリリースされた11枚目のシングル。
初のミリオンに輝いてもいる記念すべき作品。
アルバム「ザ・スインギング・スター」に収録
週間オリコンチャートではなんと3週連続1位を記録。
ミーちゃんは北海道出身のスター歌手、吉田美和さんに心底なり切っているかのようだ。
偉大なる先輩に一歩でも近づくため、相当なる精進を重ねてきたのでしょう。
腰振り連続ホップステップを踏みながらも頑張っての熱唱だ。
個性的なバンドマン達も、それぞれに汗飛び散らしての熱演を繰り広げる。
お別れの時がそろそろ近づいてきたようだ。
「欲張ってSEを含め9曲もやろうとしちゃいました(汗)。次の曲をしっかりと覚えて帰ったら”お爺ちゃん、そんな曲を知っているの?”って驚かれるかもしれませんよ~!
ちょっと難しくて踊れないかもしれないけど・・・・・紅蓮華」
去年から今年現在までコロナ禍にも関わらず、ずっと社会現象と化しているテレビアニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマ。
とうとう世界にまで進出しようとしているこのアニメ。
LiSAは一躍時の人になっちゃったね。
彼女15枚目のシングル。2019年7月3日発売。
アルバム「レオ・ナイン」に収録
各ヒットチャートの上位を総なめにしたのも記憶に新しいところ。
この日本人ならば誰もが耳になじみのある旬の曲を、ここぞとばかりにミーちゃんインポッシブルが狙い撃ちだ。
みーちゃん、かなり歌いこんできたご様子だ。
こなれ具合が自然だもん。反応も注目度もかなり大きいはず。
確実にあちこちのバンド達が必死にカバーしているんだろうね。
でも軍配は「ミーちゃんインポッシブル」にあがることでしょうよ。
「こんなハイカラな曲をやっちゃいました。
メンバーの彼も、彼も(と指差し)16キロ痩せました
痩せ痩せバンドで~す。
最後もアニソンで締めくくってみたいと思います・・・・・タッチ!!」
これもテレビアニメ「タッチ」のオープニング曲
岩崎良美20枚目のシングル。彼女の代表作
1985年3月21日発売。
アルバム「ハーフ・タイム」に収録
第27回日本レコード大賞金賞を受賞
オリコン週間チャートでは12位を記録
ここぞとばかりに第三の秘密兵器がミーちゃんの手により飛び出した!
漫画のヒロイン南ちゃんは新体操部に所属していたということで、ヒラヒラリボンの演武をミーちゃんが披露。
ただ単純に振り回すのではなく、ちゃんと曲調に合わせてクルクル延々とまんべんなく飛び跳ねながら回転させているところなんて芸が細かい。
すっかりと観客のほとんどは、曲よりもその舞に見入ってしまったではないか!?
これも計算ずくなのかなあ?!
いずれにしても派手なフィナーレになったことは間違いない。
ミーちゃんの独壇場。
「ミーちゃんインポッシブルでした!!」
目いっぱいに持ち時間を活用して和みのひと時を提供してくれました。
お疲れさま。
****いよいよ残り3バンドとなりました。
御次に控えしは遠路はるばる静岡県から駆けつけてくれた常連のシンガーだ。見ごたえ、聞きごたえあるよ~~!!****