「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<808>『一梅枝(イルジメ)』視聴開始

2009年06月26日 | 韓国ドラマ
 SBS制作『一枝梅(イルジメ)』(全20話)の視聴もスタート。

 『快刀ホン・ギルドン』に続き、韓国でよく知られた古典のヒーローを題材にした時代劇だ。

 ほぼ、同時期に放映されている、義賊チームが活躍する韓国版「必殺仕事人」と言うふれ込みのエリック主演の『必殺 最強チル』と、何かと比較され話題を呼んだが、放送開始より、同時間帯ドラマの中で視聴率トップを記録し、平均視聴率20%を超えを維持、最終回は31.4%を記録したそうだ。


 このところの韓国ドラマは「史劇」と呼ばれる時代劇ブームだ。

 『朱蒙』『太王四神記』『イサン』などなど・・・歴史上の英雄の人生を描く超大作(長編だったり、巨額の制作費だったり・・・)物がヒットしている。

 そんな流れの中で、↑で挙げた庶民派ヒーローを取り上げた時代劇は、衣装や小道具、ストーリーにさえも、現代的な要素を取り入れ、歴史的考察よりも娯楽要素をふんだんにも盛り込んだ「フュージョン時代劇」の路線を確立していった。

 確かに『イルジメ』第1話に登場したイ・ジュンギ君演じる義賊イルジメの盗賊ファッションやアクションは、これまでの時代劇とは大いに異なるものだった。

 


 このドラマ、制作サイドのSBSは、若手スタッフによる「新感覚の時代劇」を旗印に臨んだ作品だったそうだ。

 演出は、大ヒットした『銭の戦争』を共同演出したイ・ヨンソク監督が手掛けた。

 また、脚本を手掛けたのは、畑違いのドキュメンタリー番組の構成作家だあるチェ・ランssi。

 ドラマの脚本は、もちろん初めての挑戦だったそうだ。

 しかし、これまでの専門分野で培ってきた知識や構成力は、見事なドラマを作り出している。

 チェ・ランssiは、本格的に時代検証をして、イルジメの生きた時代背景を設定した上で、現代にも通じる人間ドラマを描いている。

 監督と脚本の二本柱が揺るがない状況の中で、様々な冒険が行われている点が、更に人気を呼んだのかもしれない。


 主役のジュンギ君を一躍有名にした映画『王の男』や主演作ドラマ『犬とオオカミの時間』など、いくつかの映画やドラマのパロディをストーリーに上に盛り込んでいるそうだ。

 どんなパロディーが、どこで盛り込まれているのか、視聴の新たな楽しみとなりそうだw

 また、韓国放送時、韓国の社会的問題として取り上げられていたアメリカからの牛肉輸入問題をネタに絡めたエピソード(13~14話に登場するらしい)は、大いに話題になったそうだ。


 また『オールイン』『朱蒙』などの大作を手掛けてきた「チョロクベムメディア社」が共同制作として参画した事により、10億ウォン(約1億1400万円)が投じられたと言う提川(チェチョン)のオープン・セットや、大小道具、衣装そして音楽に至るまで様々な面で制作上のサポートを受ける事が出来たと言う。

 音楽では、映画『冷静と情熱のあいだ』やドラマ『プライド』などで、韓国での活躍も知られている作曲家・吉俣良さんが抜擢された。

 吉俣さんの作り上げたオープニング・テーマソングを含め、『イルジメ』のOSTはドラマと同様大ヒットしたそうだ。

 You Tube動画で → こちら

 挿入歌も → こちら ・ もう一つ

 ↑の挿入歌のMV、イルジメと関わる二人の女性、ボムスンとウンチェとのそれぞれのシーンが上手く編集してあってお薦めw

 中でも、ドラマの主題歌『花信/화신(ファシン)』では、『ごめん、愛してる』の挿入歌だった中島美香の『雪の華』をカバーして人気となったパク・ヒョシンssiが、甘く切ない歌声を再び披露している。

 → こちら


 『イルジメ』のヒットにより、歴史に興味を持つ小・中学生が増え、学校などで、ドラマのの舞台となった第12代王、仁祖(インジョ)の時代やドラマで扱われた両班(ヤンバン)社会の腐敗についてなどの関心事を質問する生徒が急造したそうだ。

 これらの状況を受け、中にはテストに『イルジメ』問題を取り入れた先生もいたそうだw

 幅広い年代の視聴者を得た『イルジメ』だった事を反映してか?SBSは、全26話のアニメ『イルジメ』を制作w

 

 5月5日の「子供の日」に1~3話までを一挙放映し、以降4話から、毎週火曜日の16時に放映しているそうだ。

 このTVアニメ版『イルジメ』は、日韓合作なんだそうだ。
 
 韓国のアニメ製作で有名なキム・チュンPD(「オリンポスガーディアン」「ラクナロク」「マスクメン」などを製作)が監督し、『ケロロ軍曹』の彩色チームと『ナルト』のスタッフが参加しているそうだ。

 

 3D効果を加味した2Dデジタル・アニメーション作品だと言う。

  
 『イルジメ』で年末のSBSの「男性最優秀演技賞」を受賞したイ・ジュンギ君の演技は高く評価されている。

 アクション・シーンもほとんど代役なしでこなしたそうだ。

 撮影中、過労で2度倒れ、点滴を受けながら撮影に望んだと言うジュンギ君。

 韓国のドラマ撮影の過酷さは有名だけど、このドラマの撮影はジュンギ君自身、想像以上のハードさだったようだ。


 その他の出演者も、今がんばって視聴中の『善徳女王』出演とかぶっている俳優さんがたくさんいて、個人的うけているw

 本腰を入れて視聴する初めての「フュージョン時代劇」

 つっこみ所もたくさんありそうだw


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アンニョン~^^ (ハル)
2009-06-27 00:17:15
またまたご無沙汰しています~^^;

ここ数日暑い日が続き・・・ちょっと疲れ気味
なのに痩せ魔しぇ~んヽ(・、 .)ドテ 

イルジメ見ましたよ~☆
はい・・・話が面白かったデス^^v
時代劇は、殆んど見てないのですが・・・
オープニングの音楽から・・・チョア❤
雪の華を歌っている人だったんですね。
何も知らずダウンードして聞いていました♪

↓「ソッテ」の話・・・そんな意味があったな
んて・・・^^
いつも深い意味も考えずサラリと見てしまって
ぐるくんさんの探究心は凄い! 勉強になりま
した。

今雰囲気視聴で「トリプル」を見ています。
ジョンジェにソンギュン、ゲサン・・・これは
見るっきゃないっしょ(*σσ*)エヘヘ♪
視聴率は裏に「シティーホール」をやっている
のであまりよくないようですが・・・面白いで
す~♪ 早く字幕で見たい作品です^^;

ではヾ(´∀`)マタネ 
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アンニョン♪ (ぐるくん)
2009-06-28 09:02:11
 ハルさん、コメントありがとうございます。

 サイもカフェスタも閉鎖で、WEB業界もいろいろ厳しいのかなぁ~と・・・

 私はドラマに登場するイケメンより、その他諸々の事が気になって・・・w
 ついつい、しょうも無い事をほじくってますw

 殆どのドラマが週2日で進行するので、次々と新作が発表されますよね。
 何を見ようか迷う所・・・

 『トリプル』視聴予定リストに入れておきま~す!!
 
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