大統領が決まったニュースを見て、真っ先にナイアルラトホテップを連想しました。失礼に当たるなら、ごめんなさい。
ナイアルラトホテップ。
二次創作系の「普及したイメージ」はよく知らなくて、大昔に呼んだラブクラフトの「よくわからない」短編のうろ覚えの記憶と、三次創作系の(デモンベインとか)何でもありなのでしか知らないのですが、「長身痩躯で演説が達者でカリスマな黒人」というとどうしても思い出さずにいられません。
ラブクラフト全集とか今手元になくて、Webはノイズが多くて上手に調べられなかったのですが、「ラブクラフトの時代(1920前後?)の黒人がどんなだったか」とか、「White Angro Saxon Protestant属性の人がマルコムXに描いた幻影がどんなだったか」とか、「当時の人は何が恐かったのか」とか、「当時、目前にあった恐怖は何だったのか」とか、「オカルト系ホラー小説として成立できたのはなぜか」とか、ちゃんと調べたり考えてみると、いまのアメリカ人が、宗教的というか象徴的な解釈として、次期大統領をどんな風に見てるのかとか、ラブクラフトの時代と何が違ってなにが同じなのかとか、想像できたりして、おもしろいのかも知れません。
日本のテレビニュースでしか知らないのですが、「何をやると言ってるか」よりも「いかに人気があるか」が先に出て来てみたり、人々の反応が「熱狂的な支持者」とか「なんとなくよさげ」とかばっかり取り上げられるあたりも、ナイアルラトホテップ的なきがします。
イマドキの選挙ってみんなこんなですか。
延長として、ヒーローものの悪役の素材にどんなものが選ばれてきたかとか選ばれているかとか見ていくと、人が不安に思うものが何かとか、よく知らないものは何かとか、あるいは踏み込んで、何が意識されてて意識されてなくて、何が共有されててされてなくて、何が無意識に恐れられてるのか期待されてるのか、とか、いろいろ見えて来たりとかするかも知れません。
恐怖の象徴は、「長身痩躯のカリスマ黒人のひっさつわざシャイニングトラペゾヘドロン」とかじゃなくて、それに「踊る無名の仮面のヒトビトの集合」の方なのかも知れません。「顔のない神」とは言い得て妙なのかも、とか思いました。
Diska
ナイアルラトホテップ。
二次創作系の「普及したイメージ」はよく知らなくて、大昔に呼んだラブクラフトの「よくわからない」短編のうろ覚えの記憶と、三次創作系の(デモンベインとか)何でもありなのでしか知らないのですが、「長身痩躯で演説が達者でカリスマな黒人」というとどうしても思い出さずにいられません。
ラブクラフト全集とか今手元になくて、Webはノイズが多くて上手に調べられなかったのですが、「ラブクラフトの時代(1920前後?)の黒人がどんなだったか」とか、「White Angro Saxon Protestant属性の人がマルコムXに描いた幻影がどんなだったか」とか、「当時の人は何が恐かったのか」とか、「当時、目前にあった恐怖は何だったのか」とか、「オカルト系ホラー小説として成立できたのはなぜか」とか、ちゃんと調べたり考えてみると、いまのアメリカ人が、宗教的というか象徴的な解釈として、次期大統領をどんな風に見てるのかとか、ラブクラフトの時代と何が違ってなにが同じなのかとか、想像できたりして、おもしろいのかも知れません。
日本のテレビニュースでしか知らないのですが、「何をやると言ってるか」よりも「いかに人気があるか」が先に出て来てみたり、人々の反応が「熱狂的な支持者」とか「なんとなくよさげ」とかばっかり取り上げられるあたりも、ナイアルラトホテップ的なきがします。
イマドキの選挙ってみんなこんなですか。
延長として、ヒーローものの悪役の素材にどんなものが選ばれてきたかとか選ばれているかとか見ていくと、人が不安に思うものが何かとか、よく知らないものは何かとか、あるいは踏み込んで、何が意識されてて意識されてなくて、何が共有されててされてなくて、何が無意識に恐れられてるのか期待されてるのか、とか、いろいろ見えて来たりとかするかも知れません。
恐怖の象徴は、「長身痩躯のカリスマ黒人のひっさつわざシャイニングトラペゾヘドロン」とかじゃなくて、それに「踊る無名の仮面のヒトビトの集合」の方なのかも知れません。「顔のない神」とは言い得て妙なのかも、とか思いました。
Diska