主人に事の次第を説明して待つこと1時間。
意外にも早くW先生から電話がかかってきました。
まだ検査の途中ですが、お話ししたいことがあるので病院まで来て下さい。
というのです。
検査の途中。。。という言葉に不安になりながらも主人と病院に向かいました。
W先生はレントゲン写真を見せながら、この胃に写っている線は胃捻転です。
緊急手術をします、、間に合えばいいのですが。
私は、えっ?と一瞬頭が真っ白に。。。というより。
何故今頃?とか だから言ってるじゃん朝からとか こんなに時間が経ってて大丈夫なの?
とかいろんなことが頭を駆けめぐり、「それはいつからなっているのですか?」と聞くのが精一杯。
先生は、それはお腹を開いてみないとわかりません。
とにかく、今は腫瘍どうのこうのより、胃捻転を直さないと命に関わります。
もし、手術で腫瘍も取り除く事ができれば取ります。
そして更に、フレーズが血液検査でひっかかり、GDI(だったと思う)という合併症の危険性がある事を
知らされました。
GDI の5つある項目のうち2つにひっかかり、更に詳しく検査をして1つはクリアになったが、
あと1つは半分疑わしいと説明されました。
合併症に一旦なってしまうと、もう良くなることは無く、最後は全身から血が吹き出して死に至る怖い症状
なのだそうです。
その為には輸血をし、さらに凝固剤を入れながら手術をする必要があります。
今日は緊急な為、ウチの犬の血を輸血します という先生。
この時、よくブログで白血病の犬の為献血を募集している記事があることを思い出し、
もし、先生の犬の血が足らなくなったら困るのではないかと思い、
ウチにも犬が2頭います、その犬の血が使えますか?
と聞くと、血液型が違っても一度の輸血なら使えること、一つだけ使ってはいけない血液型があるけれど
その血液型でなければ大丈夫だと言われました。
そこで急遽、家まで戻りディノとエルファを連れてくることになりました。
一刻を争うという胃捻転、早く連れてこなければと焦る気持ちの私。
なのに、主人 途中でガソリンなんて入れてる。。。
行って帰っても大丈夫なくらいは残ってるのに、どこまで几帳面な奴なんだ。
やっと病院まで戻り、ディノとエルファの採血が始まったのが8時20分は過ぎていたと思います。
この時ちょっと笑えたのは、ディノの血液の流れがめちゃ遅かった事。
その為中々血が溜まらずイライラ。
その点エルファはディノの半分の時間で採血でき先生から、あなたは早いねとちょっと褒められて?いました。
1頭200ccずつ計400ccの血を取り、ご褒美におやつをもらった2頭。
あーー、多頭飼いしていて良かった! 心から思いました。
それでは今から手術を始めます。
そう先生が言い、よろしくお願いしますと頭を下げ、全てをW先生に託し家路に着いた時には
すでに午後9時になっていました。
家に帰り、ディノとエルファにご飯を食べさせていなかった事に気づき、
餌をやるのですが、我が家はお座りをしてアイコンタクトの取れた犬から順番にやるというルールがあり、
いつもなら食いしん坊のフレーズが、まっ先に座って必死にコンタクトを取ってくるのに、
この日はフレーズがいない為、2頭とも中々お座りをしない。
その姿が妙に悲しく、フレーズがいない寂しさが急に襲ってきて、初めて涙がこみ上げてきました。
W先生から手術が無事終わったと電話があったのは、午後10時半を過ぎた頃でしょうか。
電話には主人が出ました。
胃は完全に一回転しており、変色していた部分もあったそうです。
そして驚いた事に、腫瘍だと思っていた塊は捻れた胃がカチカチになっていたものだったのです。
腫瘍などでは無かった、となれば朝から胃捻転を起こしていたことになります。
最初の病院で腫瘍と診断されてしまったが為に、本来の病状が見過ごされ、
先生たちも、頭から腫瘍と思い込み手術がこんなにも遅れてしまったと言うことでしょうか。
私がもっと、フレーズの苦しみを訴えていればよかったのかもしれません。
それでも、不思議なのは朝の10時から夜の9時までよくもフレーズの体が持ちこたえたなと、
一刻を争うという胃捻転、1,2時間で手遅れになることもあるのに。
あんちょんさんが、フレーズは強い子だから大丈夫!と言った言葉通り、危険な手術を乗り越えてくれたことに感謝です。
それにしても、A病院で撮ったレントゲン写真とW病院の写真では鮮明度がまるで違い、
W先生は、この写真を見て胃捻転じゃないと言う医者はいないと断言したのです。
レントゲン一つ取っても技術の差がある事がわかりました。
A病院の写真を持ってこなくてホントに良かった!
その後、心配した合併症も無く順調に回復しているフレーズです。
あぁ、またフレーズに会えて本当に良かった。
次の日、お見舞いに行った時のフレーズ
まだ念のため輸血中
エルファの血ですが、名前はエルバになってました(笑)
夕方にはお散歩も可能に!
心配してくださった皆様、フレーズの為に祈ってくださった皆様
本当にありがとうございました。
心より感謝、御礼申し上げます。
フレーズの為にわざわざ、お守りを届けてくれたルイプーさん。
ありがとうございます。
どうか、皆さん普段からご自分の犬の体調を良く観察してください。
ちょっとの変化も見逃さないように。
そして、お医者様には少々強引と思われても、犬に代わって病状を訴えてあげてください。
犬は自分で訴える事はできません。
フレーズには長時間、苦しい思いをさせてしまい、可哀想な事をしてしまいました。
私も深く反省しなくては。。。
+++追記+++
次の日、最初に診てくれたA先生から電話があり、その後どうされましたかと聞かれました。
手術に至るまでの経緯、最初に腫瘍と診断されてしまった為に胃捻転の発見が遅れたのでは
ないか、そして腫瘍ではなく捻転した胃だったと言うことを伝えました。
A先生曰く、普通私達が見る胃捻転の犬というのは体型が2倍になるほど、体が膨らんでいる、
そして息遣いも荒く、チアノーゼをおこし舌が紫色に変色している、なにより絶えず嘔吐している
。。。ので、フレーズの胃捻転を見逃してしまったと。
あの症状で、おかしいことに気づき病院に連れて来る飼い主さんは、普段よっぽど自分の犬の事を
よく見ている飼い主さんなのではないか、とお世辞なのか言い訳なのか分からぬ事を言っていました。
まぁ、すみませんでしたと誤ってはくれましたが。
今回の事は先生たちにとっても、いい勉強になったのではないでしょうか。
これを教訓に、もっと飼い主の声に耳を傾けて誠意を持って診てほしいものだと思いました。
意外にも早くW先生から電話がかかってきました。
まだ検査の途中ですが、お話ししたいことがあるので病院まで来て下さい。
というのです。
検査の途中。。。という言葉に不安になりながらも主人と病院に向かいました。
W先生はレントゲン写真を見せながら、この胃に写っている線は胃捻転です。
緊急手術をします、、間に合えばいいのですが。
私は、えっ?と一瞬頭が真っ白に。。。というより。
何故今頃?とか だから言ってるじゃん朝からとか こんなに時間が経ってて大丈夫なの?
とかいろんなことが頭を駆けめぐり、「それはいつからなっているのですか?」と聞くのが精一杯。
先生は、それはお腹を開いてみないとわかりません。
とにかく、今は腫瘍どうのこうのより、胃捻転を直さないと命に関わります。
もし、手術で腫瘍も取り除く事ができれば取ります。
そして更に、フレーズが血液検査でひっかかり、GDI(だったと思う)という合併症の危険性がある事を
知らされました。
GDI の5つある項目のうち2つにひっかかり、更に詳しく検査をして1つはクリアになったが、
あと1つは半分疑わしいと説明されました。
合併症に一旦なってしまうと、もう良くなることは無く、最後は全身から血が吹き出して死に至る怖い症状
なのだそうです。
その為には輸血をし、さらに凝固剤を入れながら手術をする必要があります。
今日は緊急な為、ウチの犬の血を輸血します という先生。
この時、よくブログで白血病の犬の為献血を募集している記事があることを思い出し、
もし、先生の犬の血が足らなくなったら困るのではないかと思い、
ウチにも犬が2頭います、その犬の血が使えますか?
と聞くと、血液型が違っても一度の輸血なら使えること、一つだけ使ってはいけない血液型があるけれど
その血液型でなければ大丈夫だと言われました。
そこで急遽、家まで戻りディノとエルファを連れてくることになりました。
一刻を争うという胃捻転、早く連れてこなければと焦る気持ちの私。
なのに、主人 途中でガソリンなんて入れてる。。。
行って帰っても大丈夫なくらいは残ってるのに、どこまで几帳面な奴なんだ。
やっと病院まで戻り、ディノとエルファの採血が始まったのが8時20分は過ぎていたと思います。
この時ちょっと笑えたのは、ディノの血液の流れがめちゃ遅かった事。
その為中々血が溜まらずイライラ。
その点エルファはディノの半分の時間で採血でき先生から、あなたは早いねとちょっと褒められて?いました。
1頭200ccずつ計400ccの血を取り、ご褒美におやつをもらった2頭。
あーー、多頭飼いしていて良かった! 心から思いました。
それでは今から手術を始めます。
そう先生が言い、よろしくお願いしますと頭を下げ、全てをW先生に託し家路に着いた時には
すでに午後9時になっていました。
家に帰り、ディノとエルファにご飯を食べさせていなかった事に気づき、
餌をやるのですが、我が家はお座りをしてアイコンタクトの取れた犬から順番にやるというルールがあり、
いつもなら食いしん坊のフレーズが、まっ先に座って必死にコンタクトを取ってくるのに、
この日はフレーズがいない為、2頭とも中々お座りをしない。
その姿が妙に悲しく、フレーズがいない寂しさが急に襲ってきて、初めて涙がこみ上げてきました。
W先生から手術が無事終わったと電話があったのは、午後10時半を過ぎた頃でしょうか。
電話には主人が出ました。
胃は完全に一回転しており、変色していた部分もあったそうです。
そして驚いた事に、腫瘍だと思っていた塊は捻れた胃がカチカチになっていたものだったのです。
腫瘍などでは無かった、となれば朝から胃捻転を起こしていたことになります。
最初の病院で腫瘍と診断されてしまったが為に、本来の病状が見過ごされ、
先生たちも、頭から腫瘍と思い込み手術がこんなにも遅れてしまったと言うことでしょうか。
私がもっと、フレーズの苦しみを訴えていればよかったのかもしれません。
それでも、不思議なのは朝の10時から夜の9時までよくもフレーズの体が持ちこたえたなと、
一刻を争うという胃捻転、1,2時間で手遅れになることもあるのに。
あんちょんさんが、フレーズは強い子だから大丈夫!と言った言葉通り、危険な手術を乗り越えてくれたことに感謝です。
それにしても、A病院で撮ったレントゲン写真とW病院の写真では鮮明度がまるで違い、
W先生は、この写真を見て胃捻転じゃないと言う医者はいないと断言したのです。
レントゲン一つ取っても技術の差がある事がわかりました。
A病院の写真を持ってこなくてホントに良かった!
その後、心配した合併症も無く順調に回復しているフレーズです。
あぁ、またフレーズに会えて本当に良かった。
次の日、お見舞いに行った時のフレーズ
まだ念のため輸血中
エルファの血ですが、名前はエルバになってました(笑)
夕方にはお散歩も可能に!
心配してくださった皆様、フレーズの為に祈ってくださった皆様
本当にありがとうございました。
心より感謝、御礼申し上げます。
フレーズの為にわざわざ、お守りを届けてくれたルイプーさん。
ありがとうございます。
どうか、皆さん普段からご自分の犬の体調を良く観察してください。
ちょっとの変化も見逃さないように。
そして、お医者様には少々強引と思われても、犬に代わって病状を訴えてあげてください。
犬は自分で訴える事はできません。
フレーズには長時間、苦しい思いをさせてしまい、可哀想な事をしてしまいました。
私も深く反省しなくては。。。
+++追記+++
次の日、最初に診てくれたA先生から電話があり、その後どうされましたかと聞かれました。
手術に至るまでの経緯、最初に腫瘍と診断されてしまった為に胃捻転の発見が遅れたのでは
ないか、そして腫瘍ではなく捻転した胃だったと言うことを伝えました。
A先生曰く、普通私達が見る胃捻転の犬というのは体型が2倍になるほど、体が膨らんでいる、
そして息遣いも荒く、チアノーゼをおこし舌が紫色に変色している、なにより絶えず嘔吐している
。。。ので、フレーズの胃捻転を見逃してしまったと。
あの症状で、おかしいことに気づき病院に連れて来る飼い主さんは、普段よっぽど自分の犬の事を
よく見ている飼い主さんなのではないか、とお世辞なのか言い訳なのか分からぬ事を言っていました。
まぁ、すみませんでしたと誤ってはくれましたが。
今回の事は先生たちにとっても、いい勉強になったのではないでしょうか。
これを教訓に、もっと飼い主の声に耳を傾けて誠意を持って診てほしいものだと思いました。