読む日々

テーマばらばらの読書日記

家族さがしの夏

2014-11-22 | 絵本
「家族さがしの夏」ニーナ・ボーデン作 西村じゅん子訳



訳者さんのお名前の漢字、スマホでは出ませんでした。写真を参照してください。

イギリス、ロンドン近郊に住む13才の女の子が主人公。
産まれたばかりで母を亡くし、船員の父は滅多に帰らず、父の又従姉妹2人に育てられている。13才の5月、帰港した父の船室で見つけた写真から、父には新しい家族がいたことを知る。

妹、弟に会いたい!と思いつめた女の子は、ボーイフレンドの力を借り、一家の近くへ出没する。

なんだか切ないお話でした。父の再婚相手は裏表があるんだ。幼い日、一度は引き取られたけれど帰された事がだんだん記憶に蘇ってきます。
母が亡くなったことは仕方がないけれど、子供がいての再婚って個人的には熟考してするべきだと思うわ。

最後何気にハッピーエンドっぽいけれど、切ない気持ちはずーっと心に流れっぱなしな物語で、面白いとか楽しいとか、得るものがあった、とは言えないかな。

おはぎ

2014-11-20 | 雑感
春より秋にまだ近いのでお萩でいいのかな。



先週、母よりもち米数キロもらい、なににしようかなあ、と考えていたところに、昨日会社へ農家の方が置いていく無人販売の野菜の中に小豆を発見したので「これはお萩を作れということに違いない」と天啓(大げさ)を感じ購入。


うまく炊けた。
今朝味見として「あんこトースト」。その後もち米炊いてお萩作りました。


なかなかの出来栄えと自画自賛。
旦那には「火が強すぎて粒が崩れてる!」と叱られましたが、だったら自分でやれよ、で終了。

その後学校へ読み聞かせの見学へ行き今帰宅~。もう1個たべようかなあ~。

大正の后

2014-11-19 | 
植松三十里「大正の后」
 
大正天皇妃、貞明皇后のご生涯。

九条の黒姫様と呼ばれた節子妃が、高円寺の農家で育てられた少女時代から、華族女学校で学び、東宮妃となり、大正時代を経て終戦後亡くなるまでの、まさに一生を書ききった一冊。

大正天皇はおつむが…と聞いたことがあったけど、大人になって色々な本を読む中に「そんな感じじゃないなぁ。気さくで素敵な帝じゃん」と感じていたので、この本はその裏付けがなされたようで嬉しかった。
ご自身が幼い頃より見聞きして感じられた、弱きものへの慈愛、父に託された、会津の「朝敵」との汚名を晴らせとの言葉を守るべく強い意志で次男に会津の姫を娶ったこと、長男との溝と、根底の情愛、戦争反対のお心を天皇家では持ちつつも政治の力には逆らえなかった事など、今までうっすらあちこちで見聞きしてたことがスーッと一本の線に繋がった気がする本でした。

会津の血を引く勢津子妃と秩父宮との間に子供が無かったことが残念だったようですが、いまちゃんと、会津藩士の血を引く紀子様にお子様がいらっしゃること、貞明皇后はきっと武蔵野の御陵にて喜んでおられるのでしょう。と思ったら涙が止まりませんでした。

ビックラコイタ箱

2014-11-18 | テレビ
しょうこおねえさん出演。新潟でも見れた。

タメ年のゲストそれぞれに縁のある方から箱が届き、それにまつわるトーク。

しようこさんにはお母様から



宝塚予科生最後の日にお掃除してた黒板の黒板消し。

いい話だけどトーク自体短いし、なんだかよくわからない番組でした。
が、髪型と衣装が激カワでした!!これで歌もあればまだよかったのに。

ロッキーリッジの小さな家

2014-11-17 | 絵本
新大草原の小さな家1「ロッキーリッジの小さな家」ロジャー・リー・マクブライド作 谷口由美子 訳




ローラの娘、ローを主人公にした物語。ローズの養子が原作です。
ローラシリーズの最後の旅の本とかぶる内容ですが、そこは子ども目線なので十分楽しい。

ローラのかあさん、キャロラインの子ども時代から読み始めて3代目、ということに感慨が。
そして一人の一生なんて短いというかなんというか。

赤ちゃんがあっという間にママになる。特にこの時代は15~16歳で結婚するから、初子が女子だと30そこそこでおばあちゃんになるケースも??私はその頃やっと母親になりましたが

「作り上げる」事の大変さと面白さ、人と人との協力の素晴らしさ、質素ながらも「足るを知る」事の大切さ、などいろいろ感じました。

続きも読むぞ