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読む日々

テーマばらばらの読書日記

ウエハースの椅子

2011-12-14 | 
江國香織「ウエハースの椅子」


おとなの恋愛小説。
ウエハースの椅子という題は38歳の主人公が子どもの頃、薄い薄いウエハースで椅子を作るのが好きだったところから。
子どもの頃の両親や周囲との関わりから今の主人公や妹が出来上がっているから、今を語りながら、過去をたくさん振り返る設定の小説でした。

主人公には「絶望」が時々訪ねてきます。そして付き合っている彼(既婚)との世界があまりに完璧すぎて「閉じこめられている」と感じ、そのことで「絶望」がちょいちょいやってきて、そのことで彼との別れを決意します。

その後は「自然に死ぬのを待つ」みたいな状態になり・・・でも結末は「絶望」からしばらく逃げる事ができたのかな
って感じでした。

本当に本当に人を好きなってしまった切なさ、みたいなのが文面からずーーーん、と伝わってきます。
でも重いな。。


満足度80

老嬢は今日も上機嫌

2011-12-13 | 
吉行和子「老嬢は今日も上機嫌」


文庫です。会社の方より借りました。


昔から好きな女優さんです。可愛いから。
70歳過ぎてるとは思えない可愛さです、現在も。

最初に「認識」したのは大河ドラマ「徳川家康」のねね役。その2年前が「おんな太閤記」で佐久間良子がねねを主役で演じてて、「同じ人物」を「別な人」が演じる事が衝撃的だったなあ、子どもとしては。
で、佐久間良子のねねより可愛いと思い、以来、なんとなくテレビで見かけると嬉しい、と思うような女優さんです。

お母さんが、連続テレビ小説で話題になった吉行あぐりさん。まだ100歳過ぎて御健在なんですね。すごい。
お兄さんは吉行淳之介さん。
で、家族の事やら日常の事などが書かれたエッセイで、「吉行家」の事なんかもいっぱい書かれてます。


なかでも、骨折して入院中だったお母様に妹さんの死を伝えた時のお母様の様子には泣かされました。
100歳近くになって子どもを亡くす哀しみ。しかも末っ子。
自分よりも子どもが先に死ぬことだけは絶対に避けたいな。

私の叔父も30代で亡くなっていて、その時の祖母も可哀想でしたが、その夫である祖父は50代で亡くなっていて、当時80代だった曾祖父母はどんな気持ちだったのかなあ。当時5歳の私には、みんな同じ「年より」に見えましたけどね・・

あと、吉行和子さんの幼馴染の男の方が、初恋相手の当時の担任の先生と再会するお話もじーーんと来ました。
へんな言い方だけど「アタリ」な先生だったんですね。子どもの時に大人から受ける影響って本当に大きいので、先生の当り外れは重要です。

私は大抵アタリだったけど、(というか普通はアタリなんでしょうけど)高校2年の時はひどかった・・・まあ、もう子どもじゃないですが。
小1~小3まで受け持ってくれた先生は本当に色々な事を愛情持って教えてくれて、今でも思い出しても懐かしさでいっぱいになります。うちの親よりも10年は年上だったと思うけど、お元気なのかしら。
就職した時にお知らせの手紙を出して返事をいただいたのに、いつから音信不通になっちゃったのか。今更手紙も出せないですしね・・。息子もいまのところアタリが続いてますがずっと続くといいな~。

だいぶ、話がそれました
本は面白かったです。満足度80

けやき通りイルミネーション

2011-12-11 | 雑感
昨日?おととい??から始まった、新潟駅近くのけやき通りイルミネーション。
たまたまさっき通ってきました。久々に見たらキレイだった~








でかけて帰ってきたら息子がマグカップもって固まってた。
何かと思ったら、炭酸飲料人生初体験中でした。
オトーサンからコカ・コーラを少し分けてもらい、飲もうとしても勇気が出ない・・
小3まで炭酸飲料飲めない人、かなりレアだよ・・・

結果、舐めただけで次回繰越。