愛の挨拶
2011-12-23 | 本
本岡 類「愛の挨拶」
ものすごい面白さ。大感動。これは大当たりだ
26年連れ添った、ヴァイオリン弾きの妻が、若いころ留学していたオランダへ旅行に行き客死した。
亡くなったホテルの部屋では、若いころよく一緒に演奏していたオランダ人男性がいた。
もしや浮気?と疑う夫。
証券会社で働く夫は、妻に、「早く定年して、いつかエルガーの愛の挨拶を合奏しよう」と持ちかけられ、大人のピアノ教室に通っていた。妻を亡くし、続ける意味はあるのか、と思うが、ある出来事がきっかけで、ビルマの政治亡命者家族と関わりが生まれ、教室のメンバーと講師の5人がそのことで少しずつ変わっていく。
妻の死の謎がすべて解け、ラストは圧巻でした。
教室の生徒一人ひとりの抱える事情も人間味があってよかった。
ビルマの政治情勢も、何読むよりもよくわかったかも。
これはオススメです。満足度100。
ものすごい面白さ。大感動。これは大当たりだ
26年連れ添った、ヴァイオリン弾きの妻が、若いころ留学していたオランダへ旅行に行き客死した。
亡くなったホテルの部屋では、若いころよく一緒に演奏していたオランダ人男性がいた。
もしや浮気?と疑う夫。
証券会社で働く夫は、妻に、「早く定年して、いつかエルガーの愛の挨拶を合奏しよう」と持ちかけられ、大人のピアノ教室に通っていた。妻を亡くし、続ける意味はあるのか、と思うが、ある出来事がきっかけで、ビルマの政治亡命者家族と関わりが生まれ、教室のメンバーと講師の5人がそのことで少しずつ変わっていく。
妻の死の謎がすべて解け、ラストは圧巻でした。
教室の生徒一人ひとりの抱える事情も人間味があってよかった。
ビルマの政治情勢も、何読むよりもよくわかったかも。
これはオススメです。満足度100。