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読む日々

テーマばらばらの読書日記

コクリコ坂から

2013-01-29 | 映画・ドラマ
映画「コクリコ坂から」

テレビ放映されてたのを録画。やっと観ました
原作は子供の頃「なかよし」で読んでた記憶がうっすら。
で、映画が出来た頃、再発行された文庫版を読んであります。

(2011.8.21。うまくリンクできない)

原作知らなきゃ、映画もまあ面白いのかも。
時代設定が10年以上前倒しされているせいで、はっきり言って全く別物になってます。

坂の上の下宿屋、高校の部室「カルチェラタン」の取り壊し問題、海と俊の兄妹疑惑。。など、設定と基本ストーリーを借りただけ。

じいちゃん死んでるし、獣医のタマゴの北斗はいないし。

原作は70年代の、わちゃわちゃした、少し軽い感じの漫画なのに、映画は真面目と言うかなんというか・・・。
なんか違う・・。


別物として見れば面白い。

あと、
声優はプロにやってほしいなあ。
長澤まさみはともかく、岡田准一は何言っているのかよくわかんない。

また何か思いついたら書くかも。

満足度70位

<追記>
私の記憶ちがい。原作は「カルチェラタン」などという部室用の建物もなかった。生徒会と学校の攻防は、制服廃止運動か何か。
とにかく、まったく別物です。
何が引っかかるのか考えていたんだけど、つまりは
「名前だけ借りて全く違う物にするなら、オリジナルでいいのでは??」って事です。
そしたら「比べよう」とか思わないわけだし。
で、世間は圧倒的に「原作より映画の方が断然いい」となるわけで、原作者(今回なんてお話つくった人とマンガ描いた人と二人いるし)的に、それでもいいのか?とのモヤモヤも。

まあ最近の作品ならともかく、大昔の、まったくメジャーじゃない作品だから、原作として名前が出るだけでもいいのかも?

私も別に原作が好きとかそういうワケではないんです。ただ、ひっそり埋もれていたものを、まったく別物として表現する事の是非、みたいな辺りが引っかかる。原作として使う理由がわかんない。

秋の森の奇跡

2013-01-29 | 
林 真理子「秋の森の奇跡」

人生の秋。
中年期のことみたい。

兄家族と二世帯住宅に住む母が痴呆。
そんな時期に、家具店店主の裕子に男の誘い。

恋だと思って関係を持つが、相手は遊び。
その後、名門私立校の教師である夫と、卒業生の母との関係が週刊誌に取り上げられる。

母の件も迷惑そうな夫に反発し、施設に入れる予定の母の家で、娘を連れ同居開始。

今度は誠実そうな製薬会社の男と出逢い惹かれ合う裕子。

夫との家に戻るが、男とは正式に(?)付き合う事に。

お互い家族に隠したまま、歳をとるまで一緒にいようと誓い合う。


って本でした。
後味悪。
裕子の気持ちは同世代としてわからなくもないけど、母親の件では取り乱しすぎ。男の事も、一度痛い目にあって、また次、ってどうなん?

最近、林真理子が2006年当時、周りの女性はみな雅子さまが大好き、紀子さまは人気ない、って書いてるのを知って
「わかってないなあ」と思ったけど、同じような感想をこの本で感じたかも。(あ、2006年じゃなくて、昨年みたいですね。)

満足度50