読む日々

テーマばらばらの読書日記

子どもたちの叫び

2013-01-10 | 
内野真+オザキミオ 文
モバイル・コミュニケーション・ファンド 編
「子どもたちの叫び 児童虐待、アスペルガー症候群の現実」

何となく、目に入り、手に取りました。友人の子どもが自閉症だったのをきっかけに、先天的な障害について代わりに色々読んだりしていたこともあり、目につくと読んだりしてます。

子ども達だけではなく、周囲にも、アスペルガーかなぁ、と、思われる大人も結構います。

軽めの人は、個性的で面白いな、と仲良くしてますが、仲のよかった後輩は、恐らく何かしらの障害を抱えていたのに、それを周囲も本人も気づかず、たまたま彼女の個性を認めてくれない環境に置かれてしまったことで今度は精神的に病んでしまい、入退院を繰り返してる子もいます。

仲良かったし、可愛がっていたので、なんとか力になりたいと奮闘してた日々もありますが、素人には無理でした。

なので、二次障害が起きる前に、周囲が正しい接し方をするのはとても大事だと思います。

そういう意味でも、こういう本はたくさんの人に読んでほしいです。

中味自体は、様々な事例を基に書かれたフィクションなので、よかったね、的なおわりかたをしてます。

あと虐待やDVの奥の深さもわかるお話もあります。

これも仲良しの友人がDVの彼氏の呪縛を絶ちきるのに手を貸したことがあり、あの時の苦しさが甦って、ちょっと具合悪くなりました。

満足度は番外で。