水晶婚
2011-07-25 | 本
玉岡かおる「水晶婚」
読み始めてみたら、前に読んだことがあったのを思い出しました
たぶん、ここには書いてないと思うけど
でもうっすらとしか内容を覚えてなかったので、もう一度読みました。
帯には「結婚に、仕事に、そして満たされない夢に揺れる9人の女たちの物語」とあります。
最初のシャドー・プリンセスという、真珠のネックレスに纏わる話は覚えてました。
この短編でもう「女の怖さ」みたいなのを痛感しちゃいます。そして女は子供の時からもう女、なんだよな、とも。
主人公の小姑に対するちょっとした仕返しと、その小姑に性格が似ちゃってる自分の娘がラストで見せる表情がもう怖すぎる。
表題作は、結婚15年めの夫婦を襲う危機に、共に暮らす姑が尽力してる風な物語だけど、実は姑は「自分の居場所」を守るために頑張っていた、というオチ。そもそも今回借りようと思ったのは、この題に惹かれたから。
うちもそろそろ水晶婚が近いので。微妙な年数だよなあ、と感じていたし、それを作家はどう表すのか興味があったから。
小説の中でもやはり結婚15年目なんて、すごく仲がいいとかありえないもんね。いろんな問題噴出だし。
うちはあと1年半。もつのかなあ。
ラストの4章からなる「物語をもう一度」は、同じ女学院を卒業した女たちの10数年後の悲喜こもごもと、その中の一人の祖母で同じ学院の卒業生の老婆とのひと時が人生を表現しているようでおもしろかったです。
満足度80
読み始めてみたら、前に読んだことがあったのを思い出しました
たぶん、ここには書いてないと思うけど
でもうっすらとしか内容を覚えてなかったので、もう一度読みました。
帯には「結婚に、仕事に、そして満たされない夢に揺れる9人の女たちの物語」とあります。
最初のシャドー・プリンセスという、真珠のネックレスに纏わる話は覚えてました。
この短編でもう「女の怖さ」みたいなのを痛感しちゃいます。そして女は子供の時からもう女、なんだよな、とも。
主人公の小姑に対するちょっとした仕返しと、その小姑に性格が似ちゃってる自分の娘がラストで見せる表情がもう怖すぎる。
表題作は、結婚15年めの夫婦を襲う危機に、共に暮らす姑が尽力してる風な物語だけど、実は姑は「自分の居場所」を守るために頑張っていた、というオチ。そもそも今回借りようと思ったのは、この題に惹かれたから。
うちもそろそろ水晶婚が近いので。微妙な年数だよなあ、と感じていたし、それを作家はどう表すのか興味があったから。
小説の中でもやはり結婚15年目なんて、すごく仲がいいとかありえないもんね。いろんな問題噴出だし。
うちはあと1年半。もつのかなあ。
ラストの4章からなる「物語をもう一度」は、同じ女学院を卒業した女たちの10数年後の悲喜こもごもと、その中の一人の祖母で同じ学院の卒業生の老婆とのひと時が人生を表現しているようでおもしろかったです。
満足度80