読む日々

テーマばらばらの読書日記

2011-07-22 | 過去の記録
平成16年7月5日

小池真理子「恋」


 連合赤軍が浅間山荘事件を起こし、日本国中を震撼させた1972年冬。当時学生だった矢野布美子は大学教授の片瀬信太郎と妻の雛子の、優雅で奔放な魅力に心奪われ、彼ら2人との倒錯した恋にのめりこんでいた。幸福な三角関係も崩壊する時が訪れ----------嫉妬と激情の果てに恐るべき事件が!?


______________________いつものように文庫の裏書より引用



感想・・・再読。雛子が何故、大久保という男に惹かれたのか、あれだけ大久保にはまり込んだのになぜ安々と信太郎と晩年(?)を送っているのか、は よくわからないが、ストーリーとしてはものすぐーくオモシロかった。ふうちゃんの気持ちの変化とか大久保を憎いと思う気持ちはよくわかった。それにしても再読なのにまったく憶えてなかった事がすごい。



<追記>はは。2回読んだのに、憶えてませんわ。雰囲気とかイメージは憶えてますが。たしか、大久保って電気屋の男じゃなかったかな。素敵な3人の関係を邪魔する憎き大久保を布美子が殺しちゃったかなにかだった気がします。で、死にかけてる布美子に誰かが取材するんじゃなかったか。で、そのライターか誰かが、今の信太郎夫妻を訪ね、庭の花がきれいだとか何とか言うのでは・・・。うーん、いくつかのストーリーが混ざってるかも