読む日々

テーマばらばらの読書日記

原発

2011-03-15 | 雑感
福島が大変な事になってます。

ほど近くに住む友人にメールしたら「どうしたらいいかわからない」と弱気でした。

仕事いかなくていいなら、家族で新潟へ避難してきたら、と勧めてみましたが
年寄りがいるから無理・・と。
でもその後は「自分がしっかりしないとね」とメールくれましたが、とっても心配。

新潟にも、相馬方面から避難してきた方達が結構いるらしく、新発田で被爆検査をしているとかいないとか。

新潟でも明日から輪番停電がスタートする予定。
昼にニュースで出て、すぐにネットで検索して、計画表のPDFファイルをダウンロードしたまではいいのですが
地図を見てもブロック分けがよくわからない!
会社がどこのグループになるのかわからないと対策が打てないので、東北電力に電話しましたが話し中が続き。。
市の防災課に電話して「計画停電の・・」と言ったところで「あー。それはこちらにもまだ情報はいってきてません!」と
けんもほろろ とはこのことだ

で、昔、アイドルのコンサートチケットを取る為に頑張った過去を思い出しつつ、固定電話とPHSでかけ続けること1時間、
やっと東北電力に繋がりました。


その後、細かい住所の表を入手しましたが、わかりづらーい。
うちは明後日の夕方からの予定。近隣ではなぜかここだけ違うグループだ。

乾電池を買えてないので、暗闇にいるか、どこかへ行くか。考えないと。

イングリッシュローズの庭で

2011-03-15 | 
「イングリッシュローズの庭で」ミシェル・マゴリアン作 小山尚子 訳


 本当はヤングアダルトに入るんでしょうけど、それにしちゃあリアルに恋愛話です。

第二次大戦下のイギリス。女優の母が慰問団に加わるので、21才と17才の姉妹はロンドンから海辺へ疎開してきました。
姉妹が住む家は「狂人ヒルダ」と呼ばれていた女性が住んでいた家。その家のヒルダの部屋のカギを偶然みつけた
妹が、ヒルダの日記を読むうちに作家を目指します。それを応援する古書店のアレク。そこへ遊びに来ていたイトコのデリー。
そして村の親切なクラレンス夫人に、休暇で軍から戻ってきてた夫人の息子、ロバート。
最初は姉のダイアナと、後半は妹のローズとすっかり仲良くなった、未婚の母になろうとしているドット。

これらの人々が織りなす物語ですが、とにかく内容が濃い

第一次大戦中のヒルダとマシューの引き裂かれた恋、現在のダイアナとロバートの恋、ローズとデリーの恋とは言えないぎこちない物語と、その後のローズとアレクの素敵な恋。

そして姉妹の心の成長とアレクの戦争にまつわる過去、出生の秘密、小説について等、盛りだくさん!

とにかく大満足です。自分も17才に戻ったかのようにドキドキしちゃいました。

でも、戦時下の不自由さは、日本もイギリスも変わりなかった、ってわかりました。物は配給制だし。この辺りは同じ島国だから
事情が似ているのかも。
あとキリスト教が背景にあるので、ドットに対する周囲の目が物凄く厳しいのが印象的。日本は意外と昔もそういうのは
緩かったんじゃないかなあ、という気がします。

満足度90