蒸し米を麹室(こうじむろ)へ運んだら、
平らに広げ、麹菌を均等に混ぜる。部屋の温度はいつも38度~40度。
麹菌が米の中へ入っていくときも熱を発します。生き物なので24時間常に温度管理をして、温度が下がったら布を被せ、上がると布を取りさましています。
酛(もと)
この麹菌のついた蒸し米に水を入れて発酵させると、あまざけになります。
ここでも温度管理は怠りません。
発酵して温度が高くなると、このように氷水で冷やします。
これは、前回小さなタンクで仕込んでいたのを、今度は蒸し米を大きなタンクへホースを通して入れています。
仕込み水も入れ、櫂で混ぜます。
この櫂入れを少し体験させてもらいました。櫂は竹で出来ていて軽いため、すぐに浮いてきて混ぜるのにコツが要ります。
純米酒のタンク
醪(もろみ)
中はまだ発酵中。醪
このように泡が大きい方が良い状態。いい香りがします。
このタンクも毎日櫂入れをし、1タンク5時間程混ぜないといけないので、交代で作業をしてあります。
この泡が落ち着き搾ると、お酒になります。
吟醸、大吟醸のタンク。とってもいい香り。
温度管理もしやすいように少し小さめのタンクです。
少量しか造られないのでとても貴重です。
「一麹、二酛、三醪、がとても大切な要素です」と何度もおっしゃっていました。
貴重な体験が出来ました。
寒北斗さん、ありがとうございました
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