溝口酒店 酒屋の店窓から

たまに酒情報を伝える旅のはじまり

寒北斗 蔵見学続き

2015-03-23 17:03:42 | 日記

 蒸し米を麹室(こうじむろ)へ運んだら、
 
 平らに広げ、麹菌を均等に混ぜる。部屋の温度はいつも38度~40度。

 
 麹菌が米の中へ入っていくときも熱を発します。生き物なので24時間常に温度管理をして、温度が下がったら布を被せ、上がると布を取りさましています。
 
 (もと)
 この麹菌のついた蒸し米に水を入れて発酵させると、あまざけになります。
 

 ここでも温度管理は怠りません。
  
 発酵して温度が高くなると、このように氷水で冷やします。

 これは、前回小さなタンクで仕込んでいたのを、今度は蒸し米を大きなタンクへホースを通して入れています。
  仕込み水も入れ、櫂で混ぜます。
 この櫂入れを少し体験させてもらいました。櫂は竹で出来ていて軽いため、すぐに浮いてきて混ぜるのにコツが要ります。

  純米酒のタンク

 (もろみ)
  中はまだ発酵中。醪
 このように泡が大きい方が良い状態。いい香りがします。
 このタンクも毎日櫂入れをし、1タンク5時間程混ぜないといけないので、交代で作業をしてあります。
 この泡が落ち着き搾ると、お酒になります。

  
 吟醸、大吟醸のタンク。とってもいい香り。
 温度管理もしやすいように少し小さめのタンクです。


  少量しか造られないのでとても貴重です。

 「一麹、二酛、三醪、がとても大切な要素です」と何度もおっしゃっていました。

 貴重な体験が出来ました。
 寒北斗さん、ありがとうございました

 

 
コメント
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