「ドント・ウォーリー・ダーリン」（ネタバレ注意）

古めかしい街並みとクラシックカーに騙されるが、近未来の舞台設定だ。
現実逃避したい男とそれに付き合うことを強制される女。
逃避先のユートピアでの偽りの幸せは長く続かない。

フローレンス・ピューが演じる主人公のマリアは、自分の意志に反してユートピアに暮らしていたことに気付くが、そうでない者もいる。
単純に女性が抑圧されていることがテーマのように見えるが、自分が思うように生きれる世界が幸せなのかを問われていると感じた。
自由と自己責任がセットになっているアメリカ社会を反映している作品ではある。
結局、逃げ場はないことを覚悟して「生きろ」ということなんだろう。

点数は、7点（10点満点）。

タイトル：ドント・ウォーリー・ダーリン
原題：DON'T WORRY DARLING
製作年：2022年
製作国：アメリカ
配給：ワーナー・ブラザース映画
監督：Olivia Wilde
主演：Florence Pugh
他出演者：Harry Styles、Olivia Wilde、Gemma Chan、KiKi Layne、Nick Kroll、Chris Pine
上映時間：123分